はい、こちらTFJです。 Ruts DC "Rhythm Collision Dub" (ROIR Europa, RE151CD, CD) - 1)Whatever We Do 2)Militant 3)Push Yourself - Make It Work 4)Rhythm Collision 5)Accusation 6)Pleasures Of The Dance 7)Weak Heart Dub 8)Love And Fire - Produced by Mad Professor except #7 by Ruts and John Brand - John Segs (b,vo,g), David Ruffy (dr,perc,vo), Paul Fox (g,vo), Mitt (vo, harmonica), Dave Winthrop (ghost sax) ROIRからリリースされているMad Professorのダブ2枚の中の一枚を聴いてみた。 パンクバンドRuts (Virginから1枚CDが出ていることしか僕は知らない) のダブだ。 これが意外に良かったので紹介したい。 Rutsのダブということで、レゲエ風の曲は少ない。リズムギターのカッティングに してもベースラインにしてもむしろファンク風の曲を解体したものが耳につく。 これが実に格好よい。初期のShriekbackやPigpag、Maximum Joyのような80年頃の Yレーベル界隈の音に共通する感触を感じる。お勧め。 Mad ProfessorがROIRからリリースしているもう1作品 Mad Professor / Puls Der Zeit "At Checkpoint Charlie" (ROIR / Danceteria, DANCD089, CD) もお勧め。初めてドイツ語でレゲエを歌ったというドイツの白人レゲエバンドPuls Der Zeitとの共演盤。こちらはレゲエ色濃い作品だけれども、歌詞がドイツ語。 打ち込みの使い方もあまりレゲエというより、ロック風のものもある。ちなみに "Tribute To Joseph Beuys"という曲もある。 この手のMad Professorのゲテ物といえば、 Edward The Second And The Red Hot Polkas "Two Step To Heaven" (Cooking Vinyl, COOKCD019, '89, CD) に尽きるだろう。Mekonsのメンバーも参加したポルカとレゲエの混交音楽を演奏する UKのバンドのダブ作品。ポルカのツービートが見事にダブになっている。面白い 作品なので一聴をお勧めしたい。 94/12/19 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕