はい、こちらTFJです。スウィートなジャスということで。 Clusone 3 "Soft Lights And Sweet Music" (Hat Art, CD6153, CD, '94) - Recorded on 1,2/11/93 - Michael Moore (as,cla,bass cla,chelesta,melodica), Ernst Reijseger (cello), Han Bennink (dr,chelesta) Ray Anderson, Han Bennink & Christy Doran "Azurity" (Hat Art)とほぼ同時に 出たHan Bennink絡みのCD。録音時期も内容もだいぶ異なるが。面白い作品だった。 Irving Berlin Songbookという副題が示す通り、20世紀初頭のUSのポピュラー・ ソングライターIrving Berlinの歌を演奏した作品。 全体としては、「柔らかな灯と甘い音楽」という題に相応しい(笑。スィート・ ミュージックというのは当時のダンス音楽を指す言葉でもあるのだけれども。)、 どこかできっと一度は聴いたことがある旋律を奏でる甘い演奏がきかれるのだが。 冒頭の約3分を含めて、時々、発作を起こしたように気が触れたような演奏になる。 この部分が笑える(が、人によっては難かもしれない)。甘さを増すために加えられた 塩加減がいい、といったところか。 最初の表題曲"Soft Lights And Sweet Music"から、最後のあの"White Christmas" までのあっというまの約1時間。 去年末に買っておけば、いいクリスマスのBGMになったのに! って、クリスマスに 部屋で独りでこれを聴いているというのも…。 95/02/06 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕