渋谷のUltra 2でAriwaの音盤を買い漁る3人組とは? f-_-; Ariwaの作品ではない のだが、その3人の誰も買っていそうで買っていなかったこのCDを。 Steve Gregory "Bushfire" (LKJ, LKJCD011, CD, '94) Linton Kwesi Johnson "Ting An' Time"の頃からThe Dub Bandでサックスを吹いて いるSteve Gregoryの、LKJからのソロ。ライナーノーツを見ると、もともとかなり ポピュラー畑を歩いてきた人だ。 打ち込みを多用しておりレゲエではない曲も多い。acid/jazz/reggea fusionと ライナーにあるが、それなら、 Courtney Pine "Closer To Home" (Antilles, 314-510 792-2, CD, '92) を僕はぜひお薦めしたい。UKのジャズ・サックス奏者Coutney Pineが、Augustus "Gussie" Clarkの制作で、Aswadのバックアップで作った作品なのだが。ヒットした Carol ThompsonとJuliet Roberts (ex- Working Week)をフィーチャーした"I'm Still Waiting"など、名曲名演揃いだ。 jazz/reggaeの混交の実験的な試みであるなら、まだ意味があるかもしれないが、 "Closer To Home"のような作品の後に、実験的というわけでもなく、その一方で "Closer To Home"に比べて頭でっかちな、中途半端な作品を作る意図が、僕には わからない。 95/02/06 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕