The Halo Benders
"Don't Touch My Bikini"
(K / Fire, BLAZE82CD, '95, CDS)
- 1)Don't Touch My Bikini 2)Please Please Please Let Me Get What I Want
3)Comet Tailings

Beat HappeningのCalvinの新プロジェクトThe Halo Bendersが、Englandの
レーベルFireからシングルを出している。

The Halo Benders "God Don't Make No Junk" (K, KLP29, CD, '94)からの
シングルカットで、ジャケットがネガポジ反転したものになっている。

ここでの話題はThe Smithsの曲"Please Please Please Let Me Get What I Want"
のカバーをやっていること。いい曲だと思うが、The Bendersがちょっとヌケた
感じで演奏したということでどうだ、という程でもないような気がする。もちろん、
Morrisseyが歌ったときのような妙に切実な感じというのが無い分だけ面白い気も
するが。それでも、曲に負けているような気がする。

さて、Calvin Johnsonといえば、シングル主導のプロジェクトDub Narcotic
Sound Systemが"Industrial Breakdown" (K, KLP39, CD, '95)に続いて、LPを
リリースした。アナログのみのリリースらしい。

Dub Narcotic Sound System
"Echos From The Science Control Room - Rhythm Record Volume One"
(K, KLP45, '95, LP)
- A1)Foxy Hardcore 2)Motion Control 3)Bite Attack 4)Echo Control
5)Foxy Manacle B1)Spaghetti Feed 2)Respirator Version 3)Waffle Ganger
4)Sunday Go To Meeting 5)Dub Narcotic Renew
- Larry Butler (dr), Heather Dunn (dr), Ian Vanek (dr),
Calvin Johnson (dr,melodica), Todd Ranslow (b), Shigeki Nishimura (b,g),
Tae Won Yu (bongos), Lindiwe Coyne (g), Brian Weber (organ,g),
Ken Baird (tr), Ben Wildenhaus (organ)

初期の7"EPはしょうもない作品だったと思うが、このLPとCDSに至ってよく
なっていると思う。名前ほどレゲエ風、ダブ風の演奏ではないが、このLPでの
インストゥルメンタル作品は気持ちよい。Pell MellやLove Tractorに繋がる
所があると思う。

このLPでやっとこのプロジェクトの実体を知ることができたが、なんと、
参加ミュージシャンの中にShigeki Nishimuraという名前が見える。これは、
西村 茂樹 (ex- グルーバーズ)なのだろうか? 意外だ。

今後の展開としては、レゲエのプロダクションのように、いろいろな歌手を
迎えて歌を歌わせると、面白いような気がするのだが…。

95/9/18
嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕