Various Artists
"Sounds & Pressure Volume One"
(Pressure Sound, CDPS005, CD, '95)
- 1)Barbican Dub (Keith Hudson) 2)Problems (Horace Andy) 3)Ras Menilik
Congo (Harp) (Augustus Pablo) 4)Red Blood (Black Skin The Prophet)
5)Mansion Of Invention (Prince Far I & The Arabs) 6)Black Belt Jones
(Keith Hudson) 7)Tribal War (Little Roy) 8)Sinners (Keith Hudson)
9)Bass Ace (Price Far I & The Arabs) 10)Israel Vibration 11)King Tubbys
Dub Song (Augustus Pablo)

'95年に入ってから活動を始めたOn-U Sound傘下のリイシューレーベルPressure
Sound。BBC Radio Lancashireの"On The Wire"を担当しているSteve Barkerの
詳しいライナーノーツと、Lisa Miller and David Nimmoによる統一感ある
ジャケットが、特徴である。

今までのリリースからの曲は3曲しかなく、それに関連した未収の曲を集めた
ものになっている。今までのリリースを振り返りながら、ライナーノーツなどを
参考にしながら、収録曲の紹介を。

Santic & Friends "An Even Harder Shade Of Black" (Pressure Sound, PSCD001)

これに関係するトラックは#2。この曲はHorace Andy "In The Light" (Blood and
Fire, BAFCD006)にも収録されているが、これはSanticの手によるトラック。

Prince Far I & The Arabs "Dub To Africa" (Pressure Sound, PSCD002)

#4はCry TuffからリリースされたDJもので、トラックは"Good Music Brother"
("Dub To Africa"所収)。#9はこの作品からのピックアップ。

Israel Vibration "The Same Song" (Pressure Sound, PSCD003)

再発では表題曲がショーケース形式のExtended Versionに差し替えられているが、
元のアルバムのバージョンが#10である。

Keith Hudson "Brand" (Pressure Sound, PSCD004)

#1はこの"Brand"では"Darkness Dub"と表記されているが同じ曲。#6は'74年頃の
作品でむしろKeith Hudson "Pick A Dub" (Blood and Fire, BAFCD003)と同時期。
#8は"Brand"の頃のシングル曲で、トラックは"Image Dub" ("Brand"所収)。
ちなみに同時期に同じトラックを使った"I'm No Fool" (Keith Hudson "Rasta
Communication"所収) というものもあるらしい。

Little Roy "Tafari Earth Uprising" (Pressure Sound, PSCD006)

#7はこのLittle Royのベスト盤ともいえる編集CDからの曲。

Prince Far I & The Arabs "Mansion Of Invention" (Pressure Sound, PSCD007)

#5はこのエンディングの曲。

他にカタログに関係する作品はないが、Augustus Pabloの曲が2曲。

#3はHugh Mundell "Run Revolution A Come" ("Africa Must Be Free By 1983"
所収) のメロディカ・ダブ。Augustus Pablo "Revolution Dub" ("Africa Dub")
とは違うミックス。#11はこのサンプラーのために特別に収録したもの。

95/12/22
嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕