The Disciples "Presents Boom Shacka Lacka Sound System - For Those Who Understand" (Boom Shaka Lacka / Roots, BSL101CD, '95, CD) UKの新しいレゲエの動きを捉えた名編集盤Various Artists "Dub Revolution" (ROIR USA, 8207, '94, CD)の表題曲を演奏したThe Disciplesの今までの ベスト盤とも言えそうなCDをみかけたので、買ってみた。アナログ中心の シーンなだけに、こうした編集CDが出てくれるのは嬉しい。 最近テクノ化が進んでいるとも言われているので、その実際を聴いてみたいと いうものがあった。ちなみに、All Mixes Previously Unreleasedだそうだ。 1曲目の"Prowling Lion (Ext. Mix)"は、たまにはいる裏打ちキーボードが 微にレゲエの風味を残しているだけで、ほとんどテクノといっていい曲だ。 このままテクノ風の曲が続くかとおもったが、後はしばらく、比較的ゆったり したbpmのダブが続く。9曲目の"Straggle Of Life"あたりからしばらく、 打ち込みなどにテクノに近い曲が出てくるが。 通して聴くと、むしろテクノの影響も感じる曲の方が印象に残る。少々無節操 ともいえるいかがわしさが、僕は好きだ。jungle, trip-pop, technoといった UKでのダンス音楽との混交・交流がもっと進んで欲しいな、と思う。 96/1/4 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕