土曜は晩に伊香保温泉から帰ると、すぐに自転車で新宿に向かったTFJです。 小雨がぱらついていたけど、Tシャツ+Gパンなら濡れても構わないし。2 ただ、雨の夜は視界が悪いので、ちょっと怖い。23時頃にコマ劇場界隈に 着いたのだけど、自転車の置場に困ってしまった。下手な所に置くと盗難や 悪戯の恐れがありそうだし。結局、大久保寄りにある大きな病院のところまで 行って置いたけど。あの界隈で24時間使える駐輪場はないかなー。 Drum'n'Bass Sessions - More Rockers vs Jah Shaka Liquid Room, 新宿 97/7/12, 22:00 - 22時オープンということで、既に DJ Force による drum'n'bass のプレイが 始まっていた。フロアはまだそこそこ空いているし、ロビーにも reggae 系を 中心にたくさん人がいたが。しかし、フロアに行ってもノレない。確かに、 高速なビート感はあるんだけど、ゆったりとした横揺れ感がないのが辛い。 「エアロビのノリ」(by 久保田さん) じゃないけど、跳ねて踊るって感じ。 5分くらいいたけど、すぐ出てきて、reggae ML の久保田さんとお話したり、 Jah Shaka のレコード即売をチェックしたりして過ごしてしまった。 そんなうち、いつのまにか DJ が DJ Force から Metalicto になっていたが、 これもあまり変わらない。後でフライヤ見て気付いたのだけど、これが Audio Active のことだったのかー。Metalicto も終ろうかという日が変わって0時 過ぎ頃だったか、そろそろかなとフロアへ。 で、白人黒人の2人組、More Rockers 登場。ぐっとベースが気持ちいい音に。 Bob Marley "Exodus" の drum'n'bass カバーとかあったりと、かなり ragga jungle 寄りの選曲が良かった。音源はダブプレートを多用していたような 気がするが、S.O.U.R. っぽいのもあったような。フロアはそこそこ混雑して いたが、サイドステップを踏むくらいの余裕はあった。基本的にベースに 合わせて1、3拍目で沈むように reggae 風に横揺れして聴いていたけど、 高速ビートに合わせてククって変化を入れているうちに、いわゆるツイストの ステップがハマることを発見。そーか、drum'n'bass と rock'n'roll の関係は ここにも、とか思ってしまった。だんだんノッてきて、だいたいツイストで 激しく踊っていた。疲れると、ゆったり reggae 風に体をスゥイング。 途中で一度給水退場したくらいで、ひたすら踊っていた。More Rockers の2人は、 途中何回かトラブルで音が切れたりしていたが、それも愛敬という感じで、 ステージの上で記念写真を撮ったりと、楽しそうにプレイしていた。 ひとしきり踊った2時過ぎだったろうか、More Rockers は終り Jah Shaka 登場。 reggae な客がどっとフロアに流れ込んできて、自由な空間が狭まったうえ、 音圧が More Rockers のときより低くなったか、ノレない。More Rockers の ときのDJブースをそのまま使っており、特に Jah Shaka で特別なシステムを 持って来ているということは無かった。自前のシステムならもっといい音だった かもしれないが。 さらに悪いことには、reggae な人たちがホイッスルを持っていて、曲の切れ目 などでひたすらビービー吹くのだ。背後に roots 系ないでたちのホイッスルな 女の子に付かれてしまい、ホイッスルの音で音がちゃんと聴こえないほど。 というわけで、暫く我慢したけれど、More Rockers での踊り疲れもあって、 フロアから撤収してしまった。 フロアもかなり混雑していたが、ロビーにも人が溢れていて、あまり座る余地も なかった。それからは、フロアとロビーを行ったりきたり。フロアに行っても 踊るというわけでなく、後ろの段のあたりから、呆然と Jah Shaka のプレイを 眺めているという感じ。Jah Shaka は変な手振りをしながら、toasting し ながら DJ するのだが、その振るまいが奇妙。イってるね、あれは。たまに、 DJブースの下にががみこんで隠れて、煙を口から吐きながら立ち上がってくるのが、 実に怪しい。何吸っているのやら。隣にいた drum'n'bass 目当てそうな女の子が Jah Shaka を指さしながら「あー、あれ、かわいー。」と言っているのを耳に してしまった。確かにそう言われれば「かわいい」というか、マペットみたいな 仕草ではある。曲の繋ぎはほとんどしておらず、一曲一曲切ってかける、という スタイル、同じ曲の歌ものとversionを続けてかけて、versionの方ではtoasting するというパターンが多い。特に live で dubwize な処理をするとか、そういう ことはほとんどなかった。 自転車だったのでいつでも帰られるし、日曜に用事もあるので、帰るタイミング というのは悩ましかった。どう Jah Shaka が終るのか興味あったし。しかし、 5時頃には入口から見えた久保田さんに「帰る」と声をかける。と、その後 しばらくいい感じになるし。入口近くでちょっと聴いていたけど、やっぱり フロアに降りて暫く踊ってしまった。が、6時前に帰ると決意してフロアを出た。 しかし、Jah Shaka は終り方を知らなかったようですね (どう盛り上げてどう 展開させてどう終らせるかというか、起承転結という概念が全く無さそう)。 終ったのは8時前くらいですか…。最後までがんばらなくて良かった(笑)。 というわけで、More Rockers の方が遥かに楽しめた夜だった。More Rockers で かなり疲れてしまったこともあるので、Jah Shaka もそれだけの公演だけなら もっと楽しめたかもしれないが…。 _ _ _ というわけで、朝の街を自転車で家へ。雨はやんでいたが、どんより曇っている。 けど、街は空いていてきもちいい。6時となるとすっかり夜は空けているのだけど、 安全のために点灯して走っていたら、代官山で歩道を掃除しているおばさんに 「ライトがついているわよ」と声をかけられてしまった。ううう。 97/7/16 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕