『汐留アート・ダイドウゲイ サマー・スペシャル』 汐留シオサイト (港区) 2005/7/16-8/28 2003年に始まった汐留シオサイトの大道芸『アート・ダイドウケイ』。 『アート・ダイドウゲイ』は日テレタワーのオープニング・イベント『日テレ祭』 内の企画として始まったものだが、その後、土日の大道芸シリーズとして定着。 夏休みのシーズンにサマー・スペシャルということで海外のパフォーマを招聘 していることもあり、8月27日に観てきた。 その中で最も目を惹いたものが、これだ。 Latitude Compagnie _Le Tennis_ 8/27 16:00〜 @ ライトタワープラザ Latitude Cie はトゥールーズ (Toulouse, France) のサーカス学校 Le Lido 出身の 3人によるカンパニーだ。 _Le Tennis_ はジャグリングをテニスの試合に模して見せるパフォーマンスだ。 2人がテニス・プレイヤーを1人がアンパイアを演じている。テニスの試合をする ようにジャグリングをするというアイデアは単純なようだが、高度な技や ユーモアを折込みながら、あまり無理無くテニスの試合のように構成されていた のが良かった。 2人が駆け引きをするように動きながらソロをしたり、ラリーに見立てて5〜9本の クラブを2人でパスする技も凄いし、シリアスに技を見せるというよりも、ちょっと まぬけな試合の駆け引きなど、コミカルに見せるユーモアのセンスが感じられた。 ジャグリングのクラブはテニスバックの中に入れてあるし、テニスコートに 見立てた人工芝のシートやネット、アンパイアの座る審判台には場を盛りあげる パーカッションを仕込んであるし、と、大道具小道具の仕込みに手抜きが無いのも、 良かった。 試合という形式を取っているので、試合の流れを変えるなど、アドリブを入れ込む 余地がたくさんあるので、ネタとしても良いように思う。実際にどの程度変えて いるのか確かめられなかったのは、少々残念。 ちなみに、この演目は、今年の 26eme Festival Mondial du Cirque de Demain (「明日のサーカス」国際フェスティバル) の特別賞 (prix speciaux) の一つ Prix Club du Cirque を受賞している。 source: 汐留アート・ダイドウゲイ, http://www.ntv.co.jp/shiodome/daidogei/ アート・ダイドウゲイ 2005 写真集, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/photoalbums/Shiodome2005/index.html 2005/08/28 嶋田 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/index.html