Jean-Baptiste Andre / Takamasa Aoki / Noriko Matsumoto _HiDDEN FACES / FACES CACHeES / KAKUSaRETA MEN_ 森下スタジオ, http://www.saison.or.jp/studio/ 2005/10/08, 19:00-20:00 - Concept, Direction, Choreography, Performance: Jean-Baptiste Andre. Sound, Music: 青木 孝允. Images: 松本 典子. 2年前に YCAM (山口情報芸術センター) 委嘱で作られた Philippe Decoufle の 舞台作品 _Iris_ に出演したいたパフォーマが、再び YCAM で制作した コンテンポラリー・ダンス作品の東京公演を観てきた。制作期間が短かった せいもあるのか、多くのアイデアを盛りこんだり、派手に仕掛けたりというのは 無かったが、素描という感じは悪くなかった。 Andre はフランスのサーカス学校 CNAC 出身、ダンスといっても身体の動きは バレエ等というよりアクロバットや体操に近い。倒立など手でのバランスを 得意としており、_Iris_ でも倒立してのダンスソロを披露していた。 この作品では、床に白い正方形のエリアを作り、そこに投影された映像の中で Andre がソロでパフォーマンスした。舞台装置は他に空中に吊るされた白い球のみ。 白い正方形の「ゆか」ということもあって、跳躍わざと宙返りわざを抜いた 体操競技の「ゆか」の演技みたい、と思うときもあった。側転などをするに 速い動きを封じたゆったりとした展開だったが、少々単調に感じる時もあったので、 速い動きも混ぜてメリハリを付け良かったかもしれない。 作品のテーマでもあるのか、最初のうちしばらくは顔を見せないように動きを 展開したのは面白かった。最後までそれで行くのかとも思ったが、途中から顔を 見せるようになったが。 青木の付ける音は、床に仕込んだコンタクトマイクで拾った音もライヴに使った glitch というか clicks and cuts な音。Matthew Herbert ではないけれども 舞台上で起きる音をもっと使えばいいのにとは思ったが、速い動きを抑えた 落ち着いた舞台の雰囲気には合っていたように思う。 松本の映像も、派手な効果を使わず、半ば照明のような砂浜を這う波や空や 木漏れ日の淡い映像で Andre を包むという感じ。床で静止した Andre を ライブで撮ったと思われる映像を淡い残像のように床に投影したりはして いたが、もう少しライブ感のある映像弄りも観てみたかったようには思う。 風鈴を小道具に使ったり、蝉の嗚声を音に使ったり、夏の日の木漏れ日の ような映像を使ったり、暑さを感じさせるよう吊るした白い球を光らせたり。 会場が暑かったこともあって、日本の夏、というイメージも作品から感じられた。 sources: _HiDDEN FACES / FACES CACHeES / KAKUSaRETA MEN_, http://www2.ycam.jp/kakusaretamen/ 青木 孝允, http://www.aokitakamasa.com/ 松本 典子, http://www.iamas.ac.jp/~q-03/ 2005/10/09 嶋田 丈裕, http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/index.html