Richard Long Exhibition - 山行水行 世田谷美術館 96/2/1 - 3/24 - Richard Long 2年前に世田谷美術館で展覧会のあったAndy Goldsworthyと同様、イギリス出身で 自然の中でインスタレーションを作る作家Richard Longの展覧会。Goldsworthyが 草木を素材にするのに対し、Longは岩、石、泥などを素材に作品を作っている。 去年のNICAF '95のTate GalleryでLongの説明を受けたときに、歩いた記録などを 作品にしている、ということを聞いていたのだけれど、実際にこういていろいろ 作品を見てみると、河原温のコンセプチャルな作品に通じるものを感じる。 といって、Goldsworthyを世田谷美術館で観たときにも思ったのだが、自然に対する 受容的な感覚に抵抗も感じる。「自然は素晴らしい」という無邪気さを受け入れて しまっているような。 もちろん、自分でも何かやってやろう、という刺激を受ける所も多いのだけれど。 アースワーク・ドキュメント映像展 世田谷美術館 96/3/2,3 併催されている映像展で次の2本を観た。 Stones And Flies - Richard Long in the Sahara - Directed by Philip Harth LongのSaharaでの制作の様子のドキュメンタリー。大砂漠に踏み込んで作品を作り 歩くのだが、その作品と光景は、さすがにきれいだった。 Le Land Art, L'art Dans Le Paysage - Directed by Brigitte Cornan 60年代末からうまれた、一連の「ランド・アート」を概観するビデオ。広告ビデオも 交えたりと編集は凝っていたが、散漫だった。 96/3/3 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕