というわけで、TFJ (Trout Fishing in Japan, 日本の鱒釣り) と名乗っているから には一度は行かなければならない、と思っていた阿佐ヶ谷の西瓜糖へ行ってきた。 ウロコの地図 - 宮本知保 個展 西瓜糖, 杉並区阿佐ヶ谷北1-28-8 (阿佐ヶ谷駅北口) 96/5/16-31, 11:00-23:00, 火休 画廊だと思っていたが、カフェであった。昼はコーヒー、夜はワインの店になる。 モダンなインテリアの店内に、作品が展示されている。店内に入るとSoul Coughing "Ruby Vroom" (Slash, '94)がかかっていた。 今回の展示は魚の鱗の拡大写真・フォトモンタージュ。ライティングで付けた色が きれいだが、フォトモンタージュするからには、もっと矛盾を、と思ってしまうのは、 僕だけだろうか。対象に対してどうも受容的過ぎるように思う。ちょうど店にいた 作家自身は、意味性の無い造形の面白いものを、と言っていたが。 会計の際にマスターと話をした。やはり、Richard Brautiganの小説"In Watermelon Sugar"と関係あるとのこと。ただし、命名したのは先代だそう。なんでも10年以上 やっているらしい。 エスプレッソは一杯400円だったし、かかっている音楽も良かったし、それなりに 雰囲気が良かった。通勤経路上にある店だったら頻繁に通ってしまいそうだが。 月に一度は自転車散策がてらに立ち寄りたい店だ。 西に向かう気分じゃなかったので、阿佐ヶ谷駅の東にある桃園川の水源の公園から 川跡の公園をたどって新宿へ。途中でよったのがここ。半年ほど前にNHKのローカル ニュースで紹介されて以来、課題になっていたのだが。 池澤雪子 バードウォッチング 岡画廊, 杉並区高円寺南2-26-9 (高円寺駅南口) -96/5/31 住所を見ると昔にレコード店「マニュアル・オブ・エラーズ」があったビルかな。 関係あるのだろうか。少々変わったデザインのビルの二階の部屋の通りに面した ベランダと窓を使って作品を展示していることで話題になっている。 駅前通りを挟んで美容院の前の舗道に陣取り、持参した愛用の天体観測・バード ウォッチング用双眼鏡を取り出し、観測..じゃなくて鑑賞を始めた。美容院の スタッフが僕を見て笑っていたが、こういう物好きがよくいるのだろう。杜撰な 作りの看板がベランダの枠にくくり付けられている。隣に見える洗濯物がなんとも。 で、作品といえばこれが謎。本当に展示されていたのかなぁ。 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕