爽やかな陽気の中、都区内南西部を自転車散策していたTFJです。♪They say that summer won't last for long. Oh no, what if it never comes...などと思わず 口づさみつつ。 ・ ・ ・ Izumiwaku Project 1996 杉並区立和泉中学校, 杉並区和泉2-17-14 (永福町) 96/8/17-31, 13:00(土日10:00)-17:00(金土日19:00) 中学校を会場とする現代美術展。1994年に第一回があったそうだが、それは観て いない。6月に元赤坂小学校であった日本−オランダ交流展ほど全体として完成度は 高くなく良くも悪くも玉石混交で雑然とした感じ。若干、作家の内輪受けを感じる 所も気になったが。 屋上の牛島達治「きおく−風景」が一番美しくて良い。プラス・マイナス・ギャラリー で同様の作品を観ているが、やはりこういう空間が似合う作品だ。で、屋上から校庭で 繰り広げられる開発好明「ミサイルマン」のどたばたを眺めていた。 見知らぬでも知ってる世界のセッション・パフォーマンス 濱坂 荘一郎プロジェクト 杉並区立和泉中学校校庭, 杉並区和泉2-17-14 (永福町) 96/8/25, 15:00- - 濱坂 荘一郎 (舞踏), 若野 忍 (舞踏), 指澤 祐二 (ds), Robert Scott (noise) 指澤 祐二のdsはパルスの連続で若干縦ノリなのだが、それとRobert Scott (XOME)の 出す電気的なノイズのうねり−これがかなり音楽的に聴こえる。−とが交わる演奏は なかなか良いのだが、パフォーマンスと併せると50分という時間が長すぎて、間延び している。 舞踏〜前衛ダンス+生音楽という類の大道芸といえば、オーストラリアのスタルカー をはじめそれなりの数を観ているが。フェスティヴァルの制約もあるのだろうが、 この手のパフォーマンスはせいぜい20分程度だ。それ以上の時間、間延びした感を 与えずに観客の関心を惹き続けるようにするには、構成によほどの工夫が必要だろう。 けど、今すべきなのは、見せたい動きを厳選して短くまとめることのような気がする。 18日には阿佐ヶ谷駅前でやったようだが、どのくらいの長さでやったのだろう? ちなみに、永福町界隈やVA nishiogiで関連イベントが行われている。丁寧に観る 気はしなかったので、行っていないが。 ・ ・ ・ で、阿佐ヶ谷まで足を伸ばして、久々に西瓜糖で井口信吾のZちゃんを横目に"BT"や "Gallery"をチェックしつつ一服。帰りに高円寺で岡画朗とマニュエラをチェック していたら、こんなフライヤーを見つけたのでついでに行った。 Q展 だるま亭2F, 中野区野方1-36-10 (高円寺,中野) 96/8/25-31, 13:00-18:00 町中の弁当屋の2Fの普通の部屋でやっていたグループ展なのだが、内輪受けの感を 強く感じたのはタイミング悪くオープニング・パーティだったからだけではない ような気がする。何を見せたいのか伝わってこなかった。ゲリラ的に開かれている 感もあって、それは面白そうだと思ったのだけど..。それだけでは..。 まあ、On Camp/Off BaseやIzumiwakuの中にも同じレベルのものがあったわけだが、 こういう場でやると、よほど注意しないとだめなのかな、と考えさせられてしまった。 96/8/25 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕