♪Walk out to winter, I'll be there!! というわけで、小雨がぱらついて寒く ても自転車散策に出かけてしまうTFJです。けど、ほんとは、ちょっと辛いな、と 思っていたりして。日曜もやっている画廊といったら佐賀町。 小山登美夫ギャラリーへ行ったら、小山さんに「いつも、ありがとうございます」 と挨拶されてしまった。いつのまにか覚えられているなー、いかん。 ・ ・ ・ Pico^2 Show 佐賀町Cafe, 江東区佐賀1-8-13 食糧ビル1F (門前仲町) 96/10/12-27, 11:00-20:00 (土日13:00-20:00), 月休 727展 - 村上 隆 小山登美夫ギャラリー, 江東区佐賀1-8-13 食糧ビル2F (門前仲町) 96/10/12-11/10, 11:00-20:00 (土日13:00-20:00), 月休 現代美術が好きな人は気負っている人が多いような気がする。これはPostpunkと 水戸芸術館「現代美術ファン」という僕の参加している2つのメーリングリストの 話のノリの違いから痛感していることであるが。その一方、自分自身を振り 返ってみても、気負っているな、もっと肩の力を抜いた方がいいかな、と思う ときもある。いずれにしても、どちらのメーリングリストでも浮いているのだが。 そういう意味では、Pico^2 Showで貰ったフライヤの「ピンチョロなアートとは?」 の書き出し「とかくシリアスな言葉やマジメな態度だけが大事に思われている FINEARTの世界。」というのは、わからないわけではない。ときには、馬鹿重要、 だとも思っている。 しかし、その結果がこの展示かと思うと、僕は逆に気が滅入ってしまった。竹熊 健太郎「さるでも描けるマンガ教室」はむしろ好きな作品だし、この展覧会の コンセプトもわからないではない。けれども、「ピンチョロなアート」をやろう という力みばかり伝わってきて、場がぜんぜん「ピンチョロなアート」ではない ような感じなのだ。 結局のところ、ギャグというのは、おうおうにして説明してしまったら野暮に なってしまう。そんな類のものを観てしまったような気がした。 96/10/20 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕