天気の良い休日の歩行者天国といったら、大道芸。日曜日にP3から新宿駅東口の 歩行者天国に流れて、大道芸を久々に楽しんだ。 大道芸 新宿駅東口歩行者天国 96/10/27, 16:00頃 最も面白かったのは、無名の日本人ジャグラー若い男性二人組。話術で笑いを 取りながら技をボケも含めながら見せていくスタイルは、以前は欧米のジャグラー ならではだと思っていたが、最近は若い日本のジャグラーでも増えたな、と思う。 僕の好きなスタイルでもあるので、嬉しいことだが。 この二人も火付き棍棒のジャグリングなど、難易度の高いものもこなす技量は ある。しかし、手品、コマ、ジャグリングだけでは、まだ技数不足かな。 それに、例えば、リンゴを一個混ぜてそれを食べながらジャグリングする (David Claypatch a.k.a. That Amazing Guy)とか、頭上を飛び越えて火付き 棍棒をジャクリングしながら受け渡す(ツブツブオレンジ)など、他の芸人の 決め技と同じようなものが多く、いまいち独自性に欠けるのも気になった。 といっても、誰もじっと観ているだけの中、この技じゃ拍手はとためらったら、 「お客さん、拍手、ためらわなくてもいいですよ。」と言われてしまうわ、 最後の決め技の説明の後、「わかりましたか?」と言ったのに応じて、判ったと いう身振りをしたら、「じゃあ、お客さん、やってみせてください」と場に 引き出されそうになるわ。こういう芸人とのかけひきの緊張感が、大道芸の 楽しみだ。と、なんだかんだ言って、楽しませてもらった。 今後、大道芸のフェスティヴァルなどでチェックしようと、投げ銭を渡すときに 話かけた。名前を尋ねたら、まだ名前は決めていないとのこと。まだ始めた ばかりのよう。今後どう独自色を出していくのか楽しみだ。 他には..。太鼓に併せた舞踏は、いまいち動きが制御できていない気がする。 メジャー/マイナーと安全ピンのパントマイムは、笑いに欠けるな。などなど。 ・ ・ ・ いきつけのジャズ喫茶に流れて。客が少なかったのでDon Cherry / Krzysztof Penderecki / The New Eternal Rhythm Orchestra "Actions" (Wergo, '71)を リクエストしたら、前にもかけたじゃないか、と却下されてしまった。しく。 CDにならんですかね。 96/10/27 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕