日曜は朝9時前には起きたのに、New Order "The New Order Story" (PolyGram Video, '94, VHS) をなんとなく観始めたら家を出る機を逸してしまった、TFJこと嶋田です。 Robert Longoの"Bizarre Love Triangle"のビデオクリップは何回観てもかっこいい。 曲もいいけど。で、昼過ぎにクリスマスセールで猛烈な混雑の渋谷へ出て、ちょっと した買物を済ませ、"The Wire"誌を買っていきつけのジャズ喫茶に逃げ込んでいる。 というわけで、今日は、昨日Morphe '96を観て回ったついでに寄ったここについて。 _ _ _ 大アート展 − 第5回アートビジネス・オーディション作品展 ラフォーレミュージアム原宿, 神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F (原宿) 96/12/6-12/15 明和電機 (第2回大賞)、「宮田 二郎」鳥光 桃代 (第3回最優秀作品賞) を越える ヒット(?)作品は、難しいか。と観ていて思った。去年にまして面白くなかった。 強いて言えば、青い金魚「影写機」が最も良かったが。以前のプラス・マイナス・ ギャラリーが好みそうな、影絵的な所が懐かしい遊び心のある作品だが、調整不良で ちゃんと動いていなかったのが惜しい。 出展作品ではないが目についたのは、マン・マシーン「サンクス・テイル」。 八谷 和彦と小野原 明仁のユニットだ。自動車につけるサインを送るシッポ様のもの なのだが。先日の水戸芸で教えてもらったPostPetにしても、ソニーとの仕事が多い 八谷 和彦 (SMEとSo-Netという違いはあるが。)、うむ。PostPetはunintelligentな mail agentといった具合のもので、それはそれで面白そうだが。ぜひ、ヒチハラヒロコ plug-inを作って欲しい。そういえば、「Internet版メガ日記」もSo-Netだな。本人曰 「そして「ハチヤもついにSONYと契約したのか!」と驚かれるかもしれません。実は 違います。」とのこと。単品での契約をしているよう。第二の明和電機になるには − なる必要無いと思うが −、パフォーマンス性に欠くような気がする。 と、メガ日記で思い出したが、有坂 静香「Diary Maker」というのも特別展示されて いた。Mac用の日記作成ソフトで、既にSMEから発売中。HTML文書として書き出す機能が あったりするのじゃないか、と思ったが、さすがにそれは無かった。交換日記機能は あるので、いずれ付くに違いない。初めて八谷 和彦「メガ日記」の話を聞いたときは、 「小学校の夏休みの日記の宿題みたい」と思ったものだが。先日、「奥の細道」の 原本が見つかった際のTV報道で、Donald Kean (日本文学研究家) が「日記文学なんて いうジャンルは日本文学にしか無い。」と言い放っていたのを思い出してしまった。 それが本当なら、そういったものを成立させてしまうものは何なのだろうか。WWWでの 公開日記も日本文学 − 日記文学の伝統か。無気味なだけに興味深いと以前から思って いる。しょせん、Nobody could care less about your private life.だと思うが…。 ちなみに、関係するURLは以下のとおり。 PostPet http://www.so-net.or.jp/postpet メガ日記 http://ux01.so-net.or.jp/~mega/ DiaryMaker http://sme.sonymusic.co.jp/arisaka/ _ _ _ 今日もRussian Earl Greyをミルクティで飲みつつ。B.G.M.は持参したHan Bennink + Dave Douglas "Serpentine" (Songlines, '96)とA.D.D. Trio "Instinct" (L+R, '96)。 大音響で聴くとやっぱりいいな。 96/12/8 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕