土曜の午前中は、Sun Ra 聴きながら掃除・洗濯していたTFJこと嶋田です。ちょっと 買物に出たら暖かい。午後一番には、自転車を駆って街に出た。風は気持ちいいが、 運動不足を体感しつつ、第二京浜〜桜田通りを疾走し飯倉というか鳥居坂へ。 _ _ _ Herzog & de Meuron 展 : 知覚への探求 TN プローブ, 六本木5-14-35 (六本木) 96/11/22-97/2/22, 11:00-19:00, 日祝休 Basel, Switzerland の建築家 Jacques Herzog & Pierre de Meuron の建築 ポートレートと模型による展覧会。建築については疎いのだが、フライヤを拾って 面白そうかなと思って、寄ってみたのだが。写真や模型じゃなあ、と思う一方、 "Signal Box auf dem Wolf" の銅巻きの建物や、"Ricola Europa Factory and Strage Building" の壁画パネルなど、実物を見たら面白そうだとも思う。 というわけで、こういう建築ならこういうもっといいのあるよ、とか、あったら 教えて欲しい。 _ _ _ 今日の本題は、パブリック・アート探検。というわけで、10日オープンのここへ、 さっそく行ってきた。 パブリック・アート 東京国際フォーラム, 丸の内3-5-1 (有楽町,東京) 常設 - 安田 侃 (Kan Yasuda), Richard Long, 伊藤 誠 (Makoto Ito), Anthony Caro, 江口 週 (Eguchi Shu), Claude Viallat, 樫尾 正次 (Kasio Masaji), Richard Deacon, Ellsworth Kelly 自転車で中庭 (プラザ) に乗り込んだら、Richard Long "Hemisphere Circle" (1996) が目についたので、そのあたりでガラス張りの建物を見上げつつ、自転車 置場はないかと茫然としていたら、警備員に排除されてしまった。「自転車乗り 入れ禁止です。」「そうなんですか。すみません。自転車置場はないんですか?」 「ありません。」というわけで、自転車での来客を全く想定していない施設である ことが判明。自転車で来る人が少ないのは確かだと思うけど、それでも少しは 考えて欲しい。仕方ないので近くの歩道上に駐輪する。 Aブロックの1Fに八重洲ブックセンター、Bブロックの1Fにアート・グッズの店が あったので、まずチェックしたが、品揃えはいまいち。で、Aブロック1Fにある ギャラリーに行ってみる。 アート・コレクション展 前期 Aギャラリー, 東京国際フォーラム, 丸の内3-5-1 (有楽町,東京) 97/1/10-22, 10:00-20:00 今後会議室等に展示される − つまり、通常は観ることができなくなる − 平面 作品を、集めて展示しているそうで、脈略も何もあったものではないのだが。 Lee Ufan とか 草間 弥生 とかもあるんだな〜。こうやって観てもしかたないが。 ギャラリーの受付の人に、この施設にあるパブリック・アートの案内パンフレット はないかと尋ねたら、ありました。というわけで、これを手掛かりにしつつ、 東京国際フォーラムの建物の中を、急ぎ足で散策してみた。 正直言って面白いパブリック・アート作品はなし。Bブロックの日比谷駅側の 入口の自動ドアがちょっと面白い。あと、Gブロックは7階まで階段ではなく スロープを歩いて登ることができるので、一度は歩いて登ってみよう。7階の 南手の奥にオープンなテラスがあったが、鍵がかかっていて外に出られず。残念。 地下にコンビニエンス・ストアam/pmがあったので、そこで飲物を買って Richard Long の石に腰掛けつつひといき。もう少しゆっくり見て歩けば変な所をいろいろ 発見できそうな気もするが、時間がなかった。 もし、もう一度観に行くなら、この建築デザインについてうんちくを語れる人を 同行してみたい気もするが。 _ _ _ というわけで、15日にひきつづき、ジャズ喫茶四谷「いーぐる」に流れてきている。 15日は日本ポピュラー音楽学会の例会に出席していたのだが。「ポピュラー音楽 ローカライズ十年説」や「安室奈美恵のジェンダー言語学」など刺激的だった。 特に後者の"エモーショナル・もう"は、今後女の子に「もう!!」と言われる度に − って、そんな機会があるのか謎だが − 過剰反応してしまいそうだ。 今日18日はどうして「いーぐる」にいるかというと、「Japanese Free Improvisation の現在」という講演会を聴きにきている。羽野 昌二 (ds)、佐藤 通弘 (津軽三味線)、 河野 雅彦 (tb)、黒田 京子 (p)、内橋 和久 (g,effects)、大友 良英 (truntable,g) の特集。なかなか聴く機会の無い人達だけに、助かる。今日の解説者の鈴木 美幸 さんのホームページ http://www2.gol.com/users/miyuki は、この手の音楽に興味 ある人には、お薦め。 しかし、みな黙々と音楽に耳を傾けている中、B.G.M.にしつつ携帯PCに向かって これを書いている僕っていったい…。 97/1/18 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕