19日に ICC の初日へ行かずに野毛大道芸へ行って良かった、と思った TFJ です。というわけで、行ってきました、 NTT インターコミュニケーション・センター 新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階 (新宿,初台) 10:00-18:00 (金-21:00) (月休) へ。山手通りを北上して甲州街道と交わる初台交差点を過ぎてすぐ左手の ビルが東京オペラシティタワーだ。案の定、自転車置場などないようで、 前の歩道に駐輪。しくしく。あと、コインロッカーが小さくてザックが 入らなかった。うううう。こういうの、気になるんだよなー。 連休初日だからか、オープニングしたばかりだからか、人が多くてあまり ゆっくり楽しめなかった。午後遅くに行ったため、常設の個別体験型のものの 中にはすでに予約でいっぱいになっているものもあった。 入場券は企画展については会期中再入場可だったので、出直すつもりで概覧。 その限りでは、企画展も含めた全体としては、まあ良くできた情報通信技術の 科学博物館か博覧会のパビリオンという印象。その心には、展示から受ける 現状肯定的というか発達志向というか、そういう印象も含まれるのだが。 確かに、インタラクティヴな情報通信技術を用いた観客参加型の作品が多いし、 その意味では、伝統的な作家/観客の関係はあまり感じられないのだけれども、 どうも、観客をとりまく日常の信憑性を問い直すとか、観客を「生贄」にする というものが感じられないような気がするのだ。 これは、僕が独りで観に行ったから、ということもあるかもしれない。実際、 ペアで体験することを前提に作られている作品もあるし、相手がいるなら ゲーム的に体験できそうなものもあったからだ。 _ _ _ と、ちょっと気が滅入りつつも、続いて、 Walking Museum '97 高島屋タイムズ・スクエア (新宿) 97/4/10-4/29 (4/16休) へ。山手線で代々木〜新宿間を通過するたびに気になる窓の上向き赤矢印 (山城 芽「天蛇」という作品だった。) も気になっていた、高島屋タイムズ・ スクエアを使った展覧会。明治通り側からアプローチしたら、1階入口右手の ディスプレィに 会田 誠 の作品があった。小学生風の絵やらなんやらいろんな 作風のが意味ありげに並んでいて、面白い。 と、期待したが…。週末の猛烈な混雑に負けて、1階を観て回った時点で、 観て回るのを断念。うう。 去年も「谷中プロジェクト」とか「Morphe '96」とかの街中プロジェクトを 楽しんだけれど、それを楽しめたのは、歩いて楽しい街中だったからという こともあると思う。高島屋タイムズ・スクエアは、僕にとってそういう所 じゃないし。それに、このように展示された美術作品を観て回っても、 僕の先入観を裏切るような面白い場所・空間をみつけられそうもなかった、 ということもあるかもしれない。 _ _ _ と、どんどん気が滅入ってきてしまったので、さっさといきつけのジャズ 喫茶に流れてしまった。現代美術に関しては鬱期に突入したかもしれない。 日曜は早朝に家を発って霞ケ浦一周サイクリング。距離は長いけれど平坦 なので楽々。天気も良く、とても気持ち良かったー。やっぱ、これだね、これ。 97/4/28 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕