というわけで、24日に原美術館で夕涼みしてきた TFJ です。誘いに乗って来て くださったみなさん、ありがとうございます。今の展示は アラーキー レトログラフス 展 原美術館, 品川区北品川4-7-25 (品川), 03-3445-0651 97/8/2-10/12 (月休,9/15開,9/16休), 11:00-20:00 (土日11:00-17:00), 1,000円 荒木 経惟 の回顧展。風俗写真風の作風で知られるアラーキーだが、そのイメージ をあまり裏切らない展覧会だった。もともと、あまり好きな作風でもないため、 そんなものか、という感じ。 展示はそこそこ凝っていて、裏庭 (Cafe d'Art じゃない側) の木の下とか、 表庭から建物を見上げたところにも、インスタレーションがある。宮島 達男 の 部屋の中とか見落としがちのようだけど。ルーフカフェにサマーランドのポスターが 貼ってあって、なぜこんなところに? と思ったら、そのビキニ姿の女性の写真が アラーキーのものだった、というのには笑った。と、展示の凝り方は、そこそこ 楽しめるかもしれない。けど、それでいいのか? 恒例の Cafe d'Art のイメージ・ケーキは、ミルクムース様のものに赤いベリーの ソースがかかったもの。Cafe d'Art の庭のインスタレーションをイメージした ものだろうが、ありきたりで、いまいち。 去年の倉俣 展がかなり混雑だったのだが、このアラーキー展は、アラーキー人気の 割にガラガラ。ルーフカフェは19:30がラストオーダーだったので、途中で庭に 降りたのだけど、どちらも貸し切り状態。とても素敵な空間なのに、もったいない。 もしかしたら使えるかもしれない、と、GP-3 (ポータブル・レコード・プレーヤー) と 7"シングル数枚を持って行ったのだけど、まさか原の庭で使うことになるとは。 というわけで、庭では、それをかけて、ささやかに盛り上がった。他に客がいたら 出来なかっただろうけど。 ちなみに、参考までに、かけたシングルは以下の通り。 The Flying Lizards "Summertime Blues" (Virgin, VS230, '78, 7") The Raincoats "No One's Little Girl" (Rough Trade, RT093, '82, 7") Scritti Politti "The Sweetest Girl" (Rough Trade, RT091, '81, 7") Scritti Politti "Asylums In Jerusalem" (Rough Trade, RT111, '82, 7") The Gist "This Is Love" (Rough Trade, RT058, '81, 7") The Gist "Fool For A Valentine" (Rough Trade, RT125, '82, 7") Everything But The Girl "Night And Day" (Cherry Red, CHERRY37, '82, 7") いきなり "Summertime Blues" をかけて盛り下がったときは、ちょっとアセったけど。 個人的には "Night And Day" の渋さが、やっぱり何回聴いてもいいなぁ。 というわけで、これからも時々こういう場を設けたいと思いますので、気楽に 参加してください。 97/8/20 嶋田 "Trout Fishing in Japan" 丈裕