ドミニク・ペロー ― 都市という自然 Dominique Perrault: Des Natures TN Probe, 港区六本木5-14-35, http://www.mmstudio.miinet.or.jp/tnprobe/ 1998/11/19-1999/2/13 (日祝休,12/23-1/5休), 11:00-19:00 まだ40歳くらいなのだろうか、Dominique Perrault はフランスの建築家。 「グラン・プロジェ」、つまり大規模プロジェクトの展覧会ということで、 若干、今の自分の興味から外れてしまったようで、それほど楽しめなかった のだけれど。 Olympic Velodrome and Swimming Pool, Berlin (1992-7) や National Diet Library: Kansai-kan, Kyoto (1996) のような掘り下げた地下に建物を作る ようなところや、Bibliotheque Nationale de France, Paris (1993) や Hotel Industriel Berlier, Paris (1990) のような透き通ったような印象を 与える四角いビル、という作風が印象に残った。地上に存在感のあるものを 構築する、というのとはちょっと異なったような。ただ、ガラス、メタルなどの 素材の感じが強く出たあまり装飾された感じがないところは、モダンではあるが。 そんなことより、展示室にあった Bibliotheque Nationale de France のために 制作されたメタル・カーペットや椅子が気になった。Gaelle Lauriot-Prevost との共同デザインのようだが。会場の本を見ると、カーペットだけでなく、 メタルの網の壁や天井も多用しているよう。また、グレーの PVC (Polyvinyl Chloride。ポリ塩化ビニル、塩ビ。) の織物をタペストリとかも用いていて、 その質感へのこだわりがとても興味深かった。 しかし、会場のメタル・カーペットをカシャカシャ踏みながら、図書館にこれを 敷いたらうるさいのではないか、と思った。本を見る限り、メタル・カーペットは アクセント程度で、ほとんどは普通のカーペットが敷いてあるようだが。 _ _ _ ヤン・ケルサレ ― 光の彫刻 リュミエール・マチエール Yann Kersale: Lumiere Matiere Tercet a l'Eternite ギャラリー間, 港区南青山1-24-3, http://www.toto.co.jp/GALLERMA/ 1998/12/5-1999/2/20 (日月祝休,12/23-1/11休), 13:00-20:00 フランスのライティング・デザインのアーティストの展覧会。図版を見ると そうでもなさそうなのだが、3Fに展示されているプロジェクトの模型などを 観る限り、建築のライトアップというより、ビデオプロジェクションに近いの だろうか。4Fのギャラリーは写真のライトボックスとビデオの液晶モニタを 使ったインスタレーションや、3Fのテラスでのビデオプロジェクションにしても、 そうだが。個人的にはもっとミニマルな光の使い方の方が好きかもしれない。 ちなみに、3Fの屋外テラスでのビデオプロジェクションがあるので、それを 観るためには日没後に行った方がいいだろう。 1999/1/16 嶋田 Trout Fishing in Japan 丈裕