deltaの説明書+回路図(オリジナル版)

Japanese (sjis) Only [最終更新日: 1998年02月28日(Saturday)12時04分41秒]



以下がdelta350.lzh内の説明書です。

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DELTA v3.5 -- for "BANK MEMORY 512KB" MACHINE (time stamp 1993/06/27 3:50:00)
                                                 			     
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-[ !注意! ]-

  DELTA system の動作保証は一切ありません。


 -[ のうがき ]-

  このプログラムは、Ver2 の改良版で、512KB の RAMDISK を実現させるためのデバ
  イスドライバです。 512KB もの大容量をサポートするために、かなり HEAVY な改
  造を必要とします。 十分な技量と精神力(^^; を持っている方は挑戦して、広大な
  メモリ空間を手にいれて下さい。

  なお、Ver3.5 のデバイス仕様は Ver2.3 と同じです。 (容量が違うだけ)
  詳細は Ver2.3 のドキュメントを参考にして下さい。

   * note *

        本パッケージでは、回路図のみを記述し、改造に関する解説は省いてありま
        す。 この時点で「ちんぷんかんぷん」な方はあきらめましょう(^^)


 -[ プログラム ]-

  DELTA     -- デバイスドライバ (v3.5)               exec : call &be000

   * note *

        取扱い方は DELTA Ver2.3 と同じ。

         * 初期化するには?            init "D:I [cr] 
         * デバイス登録を外すには?    init "D:! [cr] 

        Ver3.5 ではバンクを切り替えたまま、バンクメモリの物理アドレスを、
        アプリケーションに返します。 つまりアプリはバンクメモリに直接アクセス
        することになります。 (MS-DOS で言う EMS の様なノリです)
        DELTA system でバンク切り替えに使用しているポートは非常に危ないところ
        ばかりなので ROM version によっては、不用意にポートが切り替わってしま
        う可能性もあります。(割り込みを使用するアプリにも要注意!!)
        Ver3.5 で動作が不安定な方は Ver3.4 を使ってください。

        なお Ver3.5 と Ver3.4 の相違点を以下にあげます。

          Ver3.5 : "S1:" の常駐量が減った(バッファがなくなったから)。
                   プログラムの簡略化でアクセススピードが速い。
                   仕様上危ない。
                   暴走すると危ない(巻き添えを食う可能性がある)。

          Ver3.4 : "S1:" の常駐量は Ver3.5 よりやや多い。
                   バッファアクセスに伴いやや遅い。
                   ブロックデバイスの標準的な処理により安定動作。
                   暴走などによって FAT / DIR セクタが飛ぶ可能性が少ない。

         ドライバの切り替えを行う場合は十分に注意してください。


  BANKTEST  -- バンクRAMテストプログラム (v1.2)   exec : call &be000

   * note *

       メモリチェックで、"o" が出れば正常で、"*" が出れば異常である事を示す。

           MEMORY CHECKING : oooo 
                             |||| 
           HC139 connection Y3210 
           Bank Number       0123 

       "*" が出てしまったら 139 との接続図をみて、その RAM の配線を良くチェッ
       クする事。

       バンクメモリに異常があっても DELTA をインストールでき、フリーエリアも 
       正しく表示されますが、使っているうちに、だんだんおかしくなって来ます。
       BANKTEST で "o" が 4 つ付くまで、追いつめてください。

          [ 教訓 ] : BANKTEST を信じよ!!


 -[ デバイス・スペック ]-

    1Sector  : 256 bytes 
    1Cluster : 1sector = 256 bytes 

    FAT  sector :   12 * 256 =   3,072 bytes 
    DIR  sector :   12 * 256 =   3,072 bytes 
    DATA sector : 2024 * 256 = 518,144 bytes 
   ------------------------------------------
    TOTAL       : 2048 * 256 = 524,288 bytes 


 -[ 回路図 ]-

     -------+                                                    ^ : to VCC
            |                                                    v : to GND
            |
            |           ^    ^        ^    ^        ^    ^        ^    ^   
        C   |           |CS2 |VCC     |CS2 |VCC     |CS2 |VCC     |CS2 |VCC
            |         +-+----+--+   +-+----+--+   +-+----+--+   +-+----+--+
        P   |  A0-A16 |         |   |         |   |         |   |         |
            +----/----+         +---+         +---+         +---+         |
        U   |  D0-D7  |         |   |         |   |         |   |         |
            +----/----+ 1M-SRAM +---+ 1M-SRAM +---+ 1M-SRAM +---+ 1M-SRAM |
            |   R/W   |         |   |         |   |         |   |         |
        S   +---------+ (BANK3) +---+ (BANK2) +---+ (BANK1) +---+ (BANK0) |
            |         |         |   |         |   |         |   |         |
        C   |         +-+-+---+-+   +-+-+---+-+   +-+-+---+-+   +-+-+---+-+
            |        CS1| |OE |GND CS1| |OE |GND CS1| |OE |GND CS1| |OE |GND
        6   |           | v   v       | v   v       | v   v       | v   v  
            |           |             |             |             | 
        2   |           +---------+   +----+   +----+   +---------+ 
            |                     |        |   |        | 
        0   |                     |Y0      |Y1 |Y2      |Y3      ^ 
            |CE3              G+--+--------+---+--------+--+VCC  | 
        1   +------------------+                           +-----+ 
            |                  |                           |
        5   |E5               A|                           |
            +-------+----------+       74HC139 etc..       |
            |       |1M-ohm    |                           |
            |Ko15   v         B|                           |
            +-------+----------+                           |GND
            |       |1M-ohm    |                           +----+ 
            |       v          +---------------------------+    | 
     -------+                                                   v 

   * note *  1M-ohm の抵抗でのプルダウンを忘れない事。
             139 の使わない方の入力ピンは電位を固定する事。
             クロックアップを行っている場合、1M-ohm の抵抗値を適宜下げる。


 -[ 改良履歴 ]-

  - ver -- date ---- notes --------------------------------------------------
    3.0  92/11/14  初版.
    3.1  92/12/27  ディレクトリ(DS)に対応.
    3.2  93/01/14  $17用 buffer に関する改良.
    3.3  93/02/25  インストーラの改良. (callf -> call etc..)
    3.4  93/04/17  ハードプロテクトに対応.
    3.5  93/06/27  危ないけど高速化した.
                   常駐量減少.

 -[ 注意 ]-

  このプログラムの無断転載を禁じます。


                                                  ポケ通:#2575   きゃぱ
                                                  NIFTY :HHD03572   
                                                  PC-VAN:VYM85156   
                    パケット通信:JK1CFC @ JA1WOI.12.JNET1.JPN.AS  op T.Kamio

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以上がdelta350.lzh内の説明書です。


インデックス
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