ポケコンでMIDIを鳴らそう

Japanese (sjis) Only [最終更新日: 1998年03月14日(Saturday)15時16分33秒]


     
(画像をクリックすると、元のサイズが見れます。)

本記事は、PC−E500シリーズのポケットコンピュータで、なんとあのMIDIを
鳴らしてしまおうというものです。
下記の記事のような11ピン用のインターフェ−スを作成し、プレイヤ−またはデバイ
スドライバを導入することでMIDIの演奏が可能になります。

注意…お決まりですが...。
   本記事により、ポケコン本体が破壊されたとしても一切の責任を負わないものと
   します。全て各人の責任においてやって下さいるようお願いいたします。

以下がSMFPLAY.DOC内の内容です。

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	SMF player					Version 1.00

							(C)TORO 1994

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	E500 用の 標準 MIDI ファイル(*.MID) プレイヤーです。



●動作環境

	・E500 系 32K 以上で動作します。
	・機械語領域が 0BE000H(1C00H Bytes)以上必要です。
	・MIDI: デバイスが存在する場合はデバイスの機能を利用します。



●使用方法

	E500 と MIDI 音源と接続してから、(後述)

	>CALL &BE000"ファイル名 (オプション)

	で演奏が出来ます。

	中止は [ON] キーです。

	演奏するファイルが、S1:,S2:,S3: 以外の場合は、作業領域(BASIC /
	S1: S2: / 機械語領域の空き領域)にいったん展開しますので、どこか
	に必要な分だけの空き容量を用意してください。また、ファイルを作業
	領域に展開するのに時間がかかるので、実際に演奏するまでにしばらく
	待つことになります。

	なお、常駐モードのときは、S1:,S2:,S3: に無いと演奏できません。



●仕様

	対応フォーマット	Format 0,1 準拠
	最大トラック数		32
	分解能			16ms(本体クロック 2.304MHz)

	本来、数値は 28 bit まで対応しなければならないのですが、高速に
	処理するため 20 bit までしか対応していません。このため極端に長
	い間隔(10分程度)がある場合はおかしくなりますが、普通は大丈
	夫です。



●オプション

	-Cn	E500 本体をクロック上げ改造しているときに指定します。
		単位は kHz で 4.8MHz ならば「-C4800」となります。

	-L	指定すると演奏終了後、再び頭から演奏するようになります。

	-Wn	MIDI 出力ウェイト数(0〜128(Defalut)〜255)です。
		MIDI 機器側との同期が合わないときに指定します。
		1 づつ増減してみてください。128 が標準の値です。

	-T	常駐モードとなり、演奏しながら他の事が出来るようになりま
		す。
		MIDI: デバイスがある場合はデバイス内蔵の演奏ルーチンを使
		用しますので実行した後、機械語領域を破壊してかまいません。

	-R	常駐モードを解除します。



●MIDI-E500 接続方法

	11pinコネクタを通じて接続します。番号は、液晶パネル側から順に振っ
	てあります。


・簡易型

	取りあえず使用することは出来ますが、MIDI 規格を満足する物ではあり
	ません。


	11pinコネクタ           MIDI コネクタ

	3(GND) ---------------- 5(DATA)
	5(POOT:E10)------------ 4(+5V)



・本格型

	MIDI 規格を満たす回路です。


	11pinコネクタ                            MIDI コネクタ

        2(+5V) --------R1---------------------- 4(Vcc) 
        3(GND) ---------------------*----------- 2(GND) 
                                    |                   
                                   E                    
        5(POOT:E10)----R2--- B(Tr)                     
                                   C                    
                                    ---R3------ 5(DATA)

	抵抗            R1:220Ω	R2:10KΩ	R3:220Ω
	トランジスタ    Tr :2SC1815 等



・参考:MIDI 端子(DIN 5pin)

	+---------+
	|    U    |	1:予備
	|         |	2:GND
	|1       3|	3:予備
	| 4     5 |	4:+5V
	|    2    |	5:DATA(5mAの電流で On)
	+---------+



●最後に

	・これはフリーソフトウェアです。著作権は「TORO/高橋 良和」にあり
	  ます。
	・このプログラムを使用した事による利益・損害等は、こちらでは一切
	  責任を負いません。
	・改変は個人の使用範囲内の場合は自由です。
	・転載をする場合は改変をせず、入手したものと同じ内容でして下さい。
	・営利目的での配布・使用はこちらに連絡下さい。
	・バグ報告等は、POCKET通信の BBSE500 にお願いします。



●履歴

Version 1.00
・MIDI: デバイス対応
・非常駐時に派手な表示
・非常駐時の軽量動作
・S1:,S2:,S3: 以外のファイル読込み機能

Version 0.50
・公開初版(軽量版)



●連絡先						TORO/高橋 良和

POCKET通信 Ver.3	3054
NIFTY-Serve		GHE00667


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以上がSMFPLAY.DOCの内容です。


SMFPLAY.LZHをダウンロードする。
(標準MIDIファイル(*.MID)プレイヤー)

MPLAY.LZHをダウンロードする。
(最大8重和音で演奏する事が出来るPLAY文です。デバイスドライバ、サンプルミュー
 ジックが同梱されています。)

MPLAYM.LZHをダウンロードする。
(最大8重和音で演奏する事が出来るPLAY文です。デバイスドライバ、サンプルミュー
 ジックが同梱されています。MPLAY.LZHとの違いはSCC音源の機能が省かれている点)

以上、ポケコンでMIDIを鳴らすためのソフトが3種類ありますが、インターフェー
スの作成記事はいずれのアーカイブにも同梱されているので、用途に合わせてダウンロ
ードしてください。


インデックス
    ポケコンのお部屋
        ポケコンの改造・周辺機器の製作
            ポケコンでMIDIを鳴らそう←現在地点


本『ポケコンでMIDIを鳴らそう』内の記事はポケット通信上のSOFTE500(;4112)にて
公開された物で、TOROさんが著作権を保有しています。
転載にあたりまして、TOROさんより許可を頂いております。

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