本記事は、PC−E500シリーズのポケットコンピュータで、なんとあのMIDIを
鳴らしてしまおうというものです。
下記の記事のような11ピン用のインターフェ−スを作成し、プレイヤ−またはデバイ
スドライバを導入することでMIDIの演奏が可能になります。
注意…お決まりですが...。
本記事により、ポケコン本体が破壊されたとしても一切の責任を負わないものと
します。全て各人の責任においてやって下さいるようお願いいたします。
以下がSMFPLAY.DOC内の内容です。
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SMF player Version 1.00
(C)TORO 1994
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E500 用の 標準 MIDI ファイル(*.MID) プレイヤーです。
●動作環境
・E500 系 32K 以上で動作します。
・機械語領域が 0BE000H(1C00H Bytes)以上必要です。
・MIDI: デバイスが存在する場合はデバイスの機能を利用します。
●使用方法
E500 と MIDI 音源と接続してから、(後述)
>CALL &BE000"ファイル名 (オプション)
で演奏が出来ます。
中止は [ON] キーです。
演奏するファイルが、S1:,S2:,S3: 以外の場合は、作業領域(BASIC /
S1: S2: / 機械語領域の空き領域)にいったん展開しますので、どこか
に必要な分だけの空き容量を用意してください。また、ファイルを作業
領域に展開するのに時間がかかるので、実際に演奏するまでにしばらく
待つことになります。
なお、常駐モードのときは、S1:,S2:,S3: に無いと演奏できません。
●仕様
対応フォーマット Format 0,1 準拠
最大トラック数 32
分解能 16ms(本体クロック 2.304MHz)
本来、数値は 28 bit まで対応しなければならないのですが、高速に
処理するため 20 bit までしか対応していません。このため極端に長
い間隔(10分程度)がある場合はおかしくなりますが、普通は大丈
夫です。
●オプション
-Cn E500 本体をクロック上げ改造しているときに指定します。
単位は kHz で 4.8MHz ならば「-C4800」となります。
-L 指定すると演奏終了後、再び頭から演奏するようになります。
-Wn MIDI 出力ウェイト数(0〜128(Defalut)〜255)です。
MIDI 機器側との同期が合わないときに指定します。
1 づつ増減してみてください。128 が標準の値です。
-T 常駐モードとなり、演奏しながら他の事が出来るようになりま
す。
MIDI: デバイスがある場合はデバイス内蔵の演奏ルーチンを使
用しますので実行した後、機械語領域を破壊してかまいません。
-R 常駐モードを解除します。
●MIDI-E500 接続方法
11pinコネクタを通じて接続します。番号は、液晶パネル側から順に振っ
てあります。
・簡易型
取りあえず使用することは出来ますが、MIDI 規格を満足する物ではあり
ません。
11pinコネクタ MIDI コネクタ
3(GND) ---------------- 5(DATA)
5(POOT:E10)------------ 4(+5V)
・本格型
MIDI 規格を満たす回路です。
11pinコネクタ MIDI コネクタ
2(+5V) --------R1---------------------- 4(Vcc)
3(GND) ---------------------*----------- 2(GND)
|
E
5(POOT:E10)----R2--- B(Tr)
C
---R3------ 5(DATA)
抵抗 R1:220Ω R2:10KΩ R3:220Ω
トランジスタ Tr :2SC1815 等
・参考:MIDI 端子(DIN 5pin)
+---------+
| U | 1:予備
| | 2:GND
|1 3| 3:予備
| 4 5 | 4:+5V
| 2 | 5:DATA(5mAの電流で On)
+---------+
●最後に
・これはフリーソフトウェアです。著作権は「TORO/高橋 良和」にあり
ます。
・このプログラムを使用した事による利益・損害等は、こちらでは一切
責任を負いません。
・改変は個人の使用範囲内の場合は自由です。
・転載をする場合は改変をせず、入手したものと同じ内容でして下さい。
・営利目的での配布・使用はこちらに連絡下さい。
・バグ報告等は、POCKET通信の BBSE500 にお願いします。
●履歴
Version 1.00
・MIDI: デバイス対応
・非常駐時に派手な表示
・非常駐時の軽量動作
・S1:,S2:,S3: 以外のファイル読込み機能
Version 0.50
・公開初版(軽量版)
●連絡先 TORO/高橋 良和
POCKET通信 Ver.3 3054
NIFTY-Serve GHE00667
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以上がSMFPLAY.DOCの内容です。
SMFPLAY.LZHをダウンロードする。
(標準MIDIファイル(*.MID)プレイヤー)
MPLAY.LZHをダウンロードする。
(最大8重和音で演奏する事が出来るPLAY文です。デバイスドライバ、サンプルミュー
ジックが同梱されています。)
MPLAYM.LZHをダウンロードする。
(最大8重和音で演奏する事が出来るPLAY文です。デバイスドライバ、サンプルミュー
ジックが同梱されています。MPLAY.LZHとの違いはSCC音源の機能が省かれている点)
以上、ポケコンでMIDIを鳴らすためのソフトが3種類ありますが、インターフェー
スの作成記事はいずれのアーカイブにも同梱されているので、用途に合わせてダウンロ
ードしてください。
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