6月26日 曇り時々晴れ

  暑い日だった。もう上着は脱いで出勤するようになった。夏ですね〜。

  今日は仕事で霞が関のある省へ出向いた。私はめったに行くことはない
のだが、どうにもあの独特の雰囲気、というか霞が関一帯に漂う空気が好
きになれない。仕事柄、公的機関や外郭団体、地方自治体にはよく行くの
で、お役所全般が苦手という訳ではない。だが、中央官庁は本能的に「嫌
なもの」を感じてしまうようだ。具体的に言語化できないので申し訳ない
が、理解してもらえるだろうか?
  で、暑気払いというか、そんな嫌な雰囲気を払拭するにはやっぱりこれ、
ということで。

今日の一枚
  モーニング娘。春のコンサートツアー「ライブレボリューション21春」の
大阪での最終公演を納めたDVD をフラゲしてきた。最近は売れ筋のCDやビデ
オは(前日には入荷するので)発売日前日の午後から販売を始めるところが増
えている。で買うほうもそれを目当てに買いに走る。それを称して「フライ
ング・ゲット」略して「フラゲ」という。で、本来は27日発売だが、当然、
娘。関連の商品はデフォルトで「フラゲ」なので本日26日に購入した次第。

  大阪最終公演ということは中澤の卒業ライブでもある。他の大多数のファン
と同様に残念ながら大阪公演へいけなかった私としては是非とも早くその様
子を見たかったのだ。ちなみに私はその日は情報処理試験を受験していた。

  まず帰宅すると、神聖なるものを見るがための禊ぎの儀式だ。汗と穢れをシ
ャワーで洗い流し、これからの 2時間に備えた。
  はじまりはミニモニ。から。引き続いてプッチモニ、中澤ゆうこ、タンポポ、
後藤真希、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)と続く。わたしが横浜
アリーナでみた順番とまったく同じである。もう、この時点ですでに身も心も
時と場所を飛び越えて、私は大阪にいた。一人でいるからいいようなもので、
もし誰かが端で見ていたら「狂ったのか?」と思うに違いない様子だった。そう
私は大阪城ホールにいる1万5千人と一体になったのだ。
(以下、ネタバレが嫌な方は読みとばしてください。)

  裕ちゃんはかなり緊張していたようで、「悔し涙」を歌う時は声が十分に出
ていなかった。「頑張れ!!」と、いまさら応援してしまう。ごっちんに続いて
松浦亜弥、平家みちよと続く。そして満を持して真打ち、娘。本体の登場だ。
ハッピーサマーウェデングにはじまり、怒濤の 6曲連続。歌い、跳ね、踊りき
らめく。技量としてはまだまだかもしれないが、その力強さとエネルギーに圧
倒される。それに応えるように会場全体も一体となり、不思議な祝祭空間が現
出しているように思えた。
  途中、寸劇ミュージカルもどきなどもあり、いったん娘。たちは袖に引っ込
む。アンコールの代わりに「裕子」コールのなか、メンバー全員が順番にご挨
拶。一人一人が話すその合間に裕ちゃんの表情をとらえたカットが挿入される。
「あ、はじまったな」実際のところ、それまでは裕ちゃんの卒業という雰囲気
はまったく感じさせない進行で、これからいよいよそのステップに突入する訳
だ。ハンカチの用意だ(^^;;;
  メンバーの挨拶が進むにつれ、次第に裕ちゃんの表情に変化が現れる。そし
て最後に自分の番になると、一言二言話すが、感極まって言葉が出てこない。
一瞬の間。涙を振り切るようにアンコールナンバー「恋愛レボリューション21」
のスタートだ。全員もうやけのヤンパチで歌い始める。だがそこには惜別の悲
しみはなく、全員でこうして一緒に歌うことのできる喜びを噛みしめているよ
うにも見えた。うがち過ぎだろうか。

  アンコールが終わり、本当に最後の瞬間が来た。つんく♂から花束を受け取
って(その映像はカットされてた)メンバーひとりずつに中澤からの挨拶。もう
涙なしでは見られない。滂沱。もう私は山下真司のように「なかざわー!!」と
叫びたくなるくらいジョワーッと落涙していた。(あー恥ずかしい(*^_^*)
年をとると涙腺が緩くなっていけねぇ。

  そして裕ちゃんは去っていった。会場では、いつまでも「裕子、裕子」と叫
ぶモーオタたちの声がいつ途切れるでもなく続いていたのだった。

うん、お勧め度★★★★★ for モーオタ。

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