8月19日 晴れ

  SF大会2日目。またもや前日は午前3時に寝たので非常に眠い。S井さん、K谷さんは朝食
へ。私は部屋に残ってアギトを見る。二人が戻ってすぐに出発。朝ごはん代わりに1階の
売店でパンを仕込んで会場ヘ向かう。

  寝ぼけ眼のまま、クイズ大会に参加。ガイナックスから拠出された豪華な、(というか
在庫整理ともいう)賞品群。硬軟取り混ぜた出題はよい。「星新一問題」というまったく
人を食った問題群もよろしい。なにせ作品数が膨大なので、どの作品がどの単行本に入っ
ているか、だけで問題になってしまいかつ、それをちゃんと判って答えられる人は殆ど
いない、という状況が面白い。本当に惜しい才能が亡くなったものであるとふと、考える。

  続けての企画は、「マジンガーZ」や宇宙刑事シリーズの主題歌、BGMでおなじみの作曲
家「渡辺宙明」さんの音楽を、本人を交えて語り尽くすトークショー。「ヒーローサウン
ド進化論」である。宙明さんは、UFOや宇宙人の研究でもよく知られているが、さすがに
今回はそういう系統の話は全くなく(個人的には少しは聞きたかった)純粋に宙明サウンド
の世界を時系列に紹介しつつ、宙明さんの解説や他のパネラーの感想を交えて進行。色々
と珍しい音源も聞けてお得な時間を過ごす。宇宙刑事シャイダーの挿入歌、ふしぎソング
(正式なタイトルはこれでいいのか?)は宙明さん本人が歌っているのはよく知られている
が、今回のトークの中で,もともと尺合わせのために現場で歌ったものをそのまま採用し
ということらしい。スタジオでとりなおしもしたそうだが、おどろおどろしく、どこか
ユーモラスな雰囲気が出なくて、ライブ版を劇伴にそのまま使用したそうだ。こういう
ちょっとしたエピソードが聞けるのも、こういうトークの醍醐味だ。

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  その後、あちこちブラブラしながらエンディングの会場へ向かう。まずは暗黒星雲賞
の発表。何だかんだで11回目を迎えたこの賞であるが、本家星雲賞と比べて、パワーが
あるし、参加者の興味も大きくなってきたように思う。その理由は、SF大会という場で
ほぼ全員で共有した体験に対して賞をあげる、というコンセプトが成功したためであろ
う。星雲賞でノミネートされた作品群をみて、いつも読んだもの、見たものがなく、
投票を棄権することが私は多い。実際、他の参加者もそういう状況のようで、全部門
に投票する人は稀で、投票数自体、全参加者の3〜4割り程度というのが実態らしい。
さすればそれだけ、星雲賞にたいする大会参加者の興味は薄れようというものだ。
  おそらくは、今後とも暗黒星雲賞は参加者から絶大なる指示をうけ、この企画そのもの
が暗黒星雲賞を受ける日も近いのではないか、と思っている。
  で、今回の受賞であるが、ナデシコのルリルリとサクラのコスプレをした姉妹と、
幻のオープニングアニメなど。詳細はここを参照してください。
  ルリルリの受賞の一言「ばかぁ」に会場大受け。親御さんの教育が行き届いた、将来が
楽しみなお子さまですね。

  SFファンジン大賞、星雲賞授賞式、終了。武田康廣ファングループ連合会議長の退任。
奥さんの菅浩江さんが感極まって落涙。長い間いろいろと活動してきた思い出が頭をよ
ぎったのであろう。見ているこちらも、つられてやや涙目(^^;;;

  今年もSF大会は無事終了。まだ日も高いが、みんな疲れてることもあってそそくさと会
場を後にして帰宅。お疲れさまでした。

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  7時前に自宅到着。24時間テレビがちょうどフィナーレを迎えるところ。なっちの眼帯
姿はそのまま。なんでも結膜炎らしいが、大事ないそうで一安心。
  研ナオコが走っている。24時間で80キロだそうだが、計算してみると時速3キロなんだ
けど…。もちろん、24時間ずっと走ってるわけではないだろうけど、平均して歩くより
遅いんだけど。距離よりも24時間走るほうが大変、ということなのか?よく分かりません。

  エンディングの娘。たちがボロボロ泣いてるのを見て、「あぁ、純粋にこの子たちは
感動してるんだな」とは思う。いいよ。でも、1週間くらい経ってからビデオで自分たち
の姿を見てみることをおすすめしたい。その時どう思うだろうか。いろんな意味で勉強に
なると思う。
  飯田リーダーに各メンバーからの手紙。ほんと、こういうの好きだね、日テレは。彼女
たちの手紙そのものと、リーダーのリアクションが定番ですが、いいです。OKです。

  さて、来年は娘。たちはこの番組とどう絡んでくるのか? 何らかの形で係わることは
予想されるが、スケジュールさえあえば、またパーソナリティとなることは確実と思わ
れる。いまの日テレでの扱いを考えると。その時は、24時間見れるだろうか?
  
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