10月31日 はれ

  以前から噂になっていた、non noを会社の同僚(女性)に買ってきてもらう。さすがに
スーツにネクタイ姿で(しかも会社近くのコンビニ)で購入するのは気恥ずかしく、私が
モーオタだと知っているO方さんにお願いした次第。
  何が見たかったかというと、10数ページにわたるグリコポッキーの広告である。あの、
判型の大きいnon noのページいっぱいにアップになった娘。たちの写真というのは素晴ら
しすぎます。当然ながら帰宅してから見たわけですが、思わず転げ回ってしまいたくなる
出来でした。はぁ〜(満足のため息)。
  アップの写真というのは怖いもので、小さい写真ではあまり判らなかった事が、思わず
見えてしまう事がある。そんななか、なっちの写真に、先日書いたように「暗黒面」をみ
てしまう私でした。うーん。

  12時からBSマンガ夜話。今日のお題は真崎守の「キバの紋章」通称キバ紋。またなん
とも時代がかったものを、と思う。この(日記を書いてる)時点では、まだみていないので
どういう内容になるかは、判らないが、一時期、高校生のころ友人とともに真崎守にかな
り傾倒して読み込んだので、放送がどうなるか楽しみにしている。
  そのころは、先の「キバ紋」をはじめ「花と修羅」「ジロがゆく」「はみだし野郎の伝
説」「共犯幻想」「エデンの戦士」などを読みまくった。ちょうど、そういうものに様々
な意味を見いだして感動する年齢だったこともあって、友人数人(高校のマンガ研究会)と
真崎守の素晴らしい画力(構成力というほうがいいか)とストーリーの斬新さに惜しみない
賛辞をささげたものだ。
  実は、真崎守との出会いはそれに遡ること約10年、小学生のころだった。少年マガジン
に連載されていた「ジロがゆく」を読んだのが最初だった。当時、まだ真崎守なんて名
前を知るはずもなく、なにげに読んだシーンが強く印象にのこったのだ。確か、ジロが、
同級生の女の子の家にいってサイダーをごちそうになる、というそれだけの場面。コップ
に泡立つ炭酸。カラになったコップから、なおも音たててストローを吸う「チュー」とい
う音。チラと女の子を見るジロ。プッとくわえたストローを吐き出すジロ。ひとつひとつ
は大したことのない、日常的な所作にすぎないのに、心につよく刻み込まれていた。それ
を10年後、単行本で読んだ時に鮮やかに記憶と一致していた驚き。この時こそ真崎守の素
晴らしさを心底実感した瞬間だった。
  真崎守は今ではほとんどマンガから引退したような状況と聞く。時折アニメーションの
制作には携わっているようだが、出来るなら、ぜひマンガの世界にも戻ってきてほしいと
切に願うものである。
  
  なんて、呑気に日記を更新している場合ではなく、そろそろタンポポの楽曲レビューを
完成させねばならない。うむ〜。ごめんなさいナリさん。

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