11月8日 くもりのち雨

  「うたばん」13人娘。最初の放送。先日、紺野あさ美が脚にけがを負ったと報道された
収録の放送でもある。番組中では特にそのことには触れることはなかったが、それでいい
と思った。今更蒸し返してもしようがないし、TBS としてもとれる対応はちゃんと取って
いるだろうし。なにより、デビュー早々怪我してしまった紺野自身にとっても、そろそろ
そういう嫌な記憶を忘れて前に進もうという時期にいたずらに思い出させるようなことを
する必要はまったくないでしょう。

  さて、番組は娘。たちの出番の合間合間に他の人の歌やトークが申し訳程度にはいる。
今までだと、冒頭と終わりにまとめて、というパターンが多かったと思うのだが、今回は
かなり細かく分断されているような気が。おそらく、視聴率が万遍なくとれるように、パ
ターンを変えてきたのだろう。
  前回のうたばんの出番の時(「とくばん」か)も書いたのだが、ゲームなしでもトークだ
けで十分番組が成立している。今回は新人加入恒例のゲームなし、という事態になったに
も係わらず、トークだけで結構うまく回っているのには驚いた。一部、トークのつっこみ
が甘いとの指摘もあったようだが、私としては十分おなかいっぱい。新メンバーにそんな
に強く突っ込んでも、という配慮もあったのでは。
  前後するが、冒頭、娘。の歴史の積み重ねが実感出来るように各期のメンバー毎に登場
するという方式は大変よかった。うたばんとともに歩んできた娘。ならではだ。
  キャラの確立方法について新メンバーにレクチャーするというのも今までにない新しい
試み。果たしてこの講義がどの程度役にたつか? 次回登場までに新メンバー 4人がどのよ
うに変わっていくか、大変楽しみだ。
  それにしてもタカさんは全員にうまく話題を回しているのには感心。13人でも、心配
はなかったようだ。
  うたばんのMCに「飽きた」という A子さんと J子さん。こういう風に逆襲できるように
なったんだね。タカさんと中居は怒っていたけど、お互いの信頼関係があるからこそ、積
み重ねてきた事があるからこそ、彼女たちは「飽きた」、なんて発言が一応匿名とはいえ
できるわけだ。次回登場時、きっと「いじられ」まくる 2人に全員注目です。それは「放
置」という形かもしれないけど、(番組的に)おいしい位置にくることは間違いないでしょ
う。

  矢口真里のAll Night Nippon Super。野球シーズンが終了したので、これから 4月まで
安心して放送を聴くことができる。よきかな。
  10月から始まった新コーナー「BANSEN」絶好調。リスナーから、ANN-S の番組宣伝の台
本を募集して、それを実際に矢口が放送で実演するという、なかなか面白いコーナー。最
近は「毛キャラ」が定着してしまって、矢口もちょっと困惑しているようだ。「毛キャラ
」とは、矢口の背中には毛がびっしり生えている、という噂がながれているところから来
たものだ。もちろん、デマなわけだが、あまりに傑作な噂のため、ラヂオでも度々ネタと
して使われた。そのためリスナーからのはがきでも度々話題にされることに。結果、矢口
は「毛キャラ」として認知されることになった。ちょっと可哀相だけど、やっぱり面白い。
  対して、最近ちょっとつまらないのがクマのプーさん「シゲル」とのコーナー。以前は
「A.I.シゲル」として始まったのだが、今は「ヤグチとシゲルの神隠し」となってしまっ
た。私としては「A.I.シゲル」のときのほうがよかった。というのも、この時はシゲルは
ロボットという設定だったので、矢口が電源を入れたり切ったりしていたのだ。つまり、
矢口の都合が悪くなったり、議論に負けそうになると電源をプチッと切る、という卑怯な
手段に訴えることができたのだ。シゲルも電源を切られそうになると、矢口をなだめたり
迎合したりして、抵抗するところが非常に笑えて面白かったのだ。ぜひ、「A.I.シゲル」
に戻してほしいですね。ニッポン放送さん、お願ひ!!

  
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