1月26日 曇りのち雨

  ついにこの日が来てしまいました。今日は横浜にて、市井紗耶香写真集発売記念の握手
会が催される。先日、整理券を引き換えにいった、あれだ。

  11時30分より開催ということで、10時に集合してください、とのこと。特に集合時間に
間に合わせる必要はないと思われたので9時ごろ家を出る。
  何か、プレゼントは、と昨夜から考えていたが、結局なにか本をあげようと思い、色々
探す。「アルジャーノンに花束を」とか、逡巡したあげく、「と学会年鑑2001」を私の署
名(サインにあらず。単なる署名)と一言メッセージを付けて手渡すことに。プレゼントと
して相応しいかどうかはわからねど。単なる勘だけど、市井ちゃんなら目を通してかつあ
る程度興味を示してくれるのではないか、と勝手に思う。
  
  さて、会場に到着。10時50分くらいか。すでにして 100人近い人数が集まっている。コ
イタさん、くぼうちさんと挨拶を交わす。彼らは全国を回って握手会をこなしているにも
係わらず、やはりその瞬間になると緊張するらしい。市井ちゃんも当然顔を憶えているら
しく、短い時間だが、世間話をしてしまうこともあるようだ。
  ざっと会場を見回して 400人くらいだろうか。ほとんどが男のなかにあって女性もちら
ほら。4〜5人といったところか。市井ちゃんに似てるといわれてる、モーオタのアイドル
(?)ミネコさんの姿も。なんでも、彼女は生市井は初めてだそう。ホームページにもその
時の顛末があるので、そちらもどうぞ。

  11時30分。いよいよ握手会開始。順番を待つあいだ、衝立の向こうから聞こえる市井ち
ゃんの声を聞く。元気そうでなにより、と思う。
  私の番が回ってくる。係員にチケットを渡して、市井ちゃんの前に立つ。そこにはいつ
もテレビや雑誌で見ている市井紗耶香がいた。紛れもなく本人だ。とは、思ったが、なぜ
だかその時はそれ程の感動をした、という思いはない。ともかく、プレゼントとして用意
した本を渡して、「頑張ってください」いうので精一杯。手を差し出して市井ちゃんの小
さい手を軽く握る。握手の時間は10秒足らずか。その間、市井ちゃんはしっかりと私の目
を見ていた。こちらが恥ずかしくなるくらいだ。しっかりと握手してくれた市井ちゃんに
プロを感じた。なんだか、自分が情けないような、若干の気恥ずかしさを残したまま、私
は会場を後にした。

  自宅へ帰る道すがら、今日のことを考えた。じわじわと、麻痺していた感覚が戻るよう
に、嬉しさや、気恥ずかしさがよみがえってくる。果たして行ってもよかったのだろうか。
なんていまさら思ったりもした。それにしても、彼女はプロだ。当たり前かもしれないが、
弱冠18歳の女の子がかつてのトップアイドルの座を捨て、一からスタートしようとしてい
るのだ。そう簡単に全てがうまく行くはずも無い。おそらく本人もそのことは自覚してい
るだろう。だからこそ、出来ることは何でもやる、という姿勢がこの握手会と言う形で、
現れたのではないか。かつて、モーニング娘。が「愛の種」を手売りした時と同じ道を、
たった一人で歩こうとしている。そんな気もしている。
  ともかく、今は春のデビューがどういう形で出てくるのか。それを見守るしかない。本
当に頑張ってくれることを祈る。
  
  18時。品川のパシフィックホテルまで。両親に中華のバイキングで誕生祝いをしてもら
う。この年齢になっていまさら、という気もしなくはないが、家族として集まる機会を持
つと言う意味でも、よろしかろう、と最近は思う。

  チャットしてなんとなく。明日も仕事なので早く寝る。
  
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