2月2日  曇り

  本日も出社。仕事は何事もなく。

  17時。仕事を終了。ここから、先日チケットを入手した、Smart Live 2002の会場、Zepp
Tokyo ヘ向かう。幸いというかなんというか、職場からは一駅であるので、気が楽だ。(何
が?)ところで、これは誰のライブかというと、工藤静香のライブなのであった。別に隠す
ほどのことはなかったのだが。実は私は工藤静香ファンでもあって、ファンクラブにも加
入しているくらい、一時はかなり熱をあげていた。もっとも、おにゃん子解散して、ソロ
になってから随分経ってからのファンであって、逆にソロデビューの当時は全く興味がな
かったのである。それが、93年の暮れくらいから、何故か(本当になぜだか)静香熱にうな
されるかのように熱心なファンとなって、コンサートは行き、CDは欠かさず買い、雑誌等
の情報やTV番組は全てチェックして、挙げ句はファンクラブにも入ってしまったわけであ
る。なんだか、モーオタの下地はこの時出来てたわけですね(笑)

  それはさておき。会場に到着。約2000人の招待ということで、招待券が整理券がわりの
ようなもので、番号順に入場。なぜだか、ダフ屋もいたりして、久しぶりの工藤静香のコ
ンサートの始まりの雰囲気を味わう。
  大体、1500人くらいは入ったところか。なんだか、初恋の人が来る、同窓会に出席して
いるような気になってくる。というのも、私の左前に、ハッピもってきてる一団が目に入
ってきたからだ。特攻服をきているような人達はいなかったが、特製のジャンパーを着て
いたり、ホイッスルを首から下げていたりと、雰囲気出しまくりの集団だったのだ。さて、
彼らがどういう行動にでるか、楽しみにして見ていたわけだ。

  さて、まもなく開演時間である。何を最初に歌うか。いつも予想を立てていたのだが、
今回もいろいろと考える。久しぶりのコンサート。客層は熱心なファンも多いだろうが、
抽選で来るチケットを入手した人がいることも考慮すると、かなりポピュラーな曲でな
いと場が暖まらないだろう。ということは、「嵐の素顔」あたりだろう。などとあれこ
れ推理する時間も楽しい。
  
  そうこうする内にライブがスタート。さぁて、私の予想は…。ドンピシャ!!「嵐の素
顔」でスタートだ。会場は当然のごとく一気にヒートアップする。先程のハッピ軍団も
踊りまくっている。PPPHも堂に入ったもので感心してしまう(笑)私はそれほど激しく踊
ることはなく、軽く体をリズムに乗せて動かす程度。それでも、充分楽しく、嬉しい。
静香さん、髪を短くしているのに気づく。なかなかカワイイ。セットリストを書いてお
こう。(2002年3月10日修正)

  嵐の素顔
  黄砂に吹かれて
  ぼやぼやできない
  in the sky
  きらら
  めちゃくちゃに泣いてしまいたい
  Blue Rose  
  蝶
  ZIGZAG
  MUGOん 色っぽい
  禁断のテレパシー
  FU・JI・TSU
  宝石箱

(アンコール)
  Blue Velvet
  メタモルフォーゼ
  maple

  この中で「MUGOん色っぽい」は、会場からのリクエストで急遽ピアノ演奏だけで歌うと
いうちょっとしたハプニング付き。こういうところも、なんだかアットホームでいい雰囲
気であった。最後の「Maple 」は今年の春にでる新曲。「宝石箱」はそのc/w 。で、どの
曲もそうなんだけど、すでに一児の母とは思えないほどの艶っぽい、若々しい歌声を聞か
せてくれた。そのなかで、愛娘のことを歌ったとされている「宝石箱」を歌う時の表情が
母親のそれになっていたのが非常に印象的であった。感慨深い。
  まったく関係無いのだが、ふと、実は裕ちゃんのほうが静香より年下なんだというのを
思い出して、思わず笑ってしまう。なぜだか、裕ちゃんて、実際の年齢より年が上のよう
な印象があるんだよね。いつも年齢のことをネタにされるからだ、とは思うんだけど。
  ライブは一回アンコールがあって無事終了。静香さんも、観客も、もちろん私も満足し
て帰路についたのはいうまでもありません。

  家路につくなか、娘。たちは将来どのようになっているのだろうか、と考える。まぁ、
考えたところで、どうなるものでもないが。
  工藤静香という、かつてはトップアイドルといって憚らなかった女性歌手が、アイドル
としての地位は無くなったものの、自分の好きな歌をこうして歌い続けている。本人も、
そしてファンも、かつての熱狂を懐かしむように今日のライブに集った。ある意味、本当
に幸福な一時だったといえよう。そして、これからも静香は歌い続けていくことだろう。
そのことを予感させるに充分なライブだった。
  そして、モーニング娘。である。将来、彼女たちがどのようになるかは現在を走り続け
ている以上、まだ予想できる段階とはいえない。だが、工藤静香の現在のように、歌い続
け、そして、ファンとのいい関係が続いていてくれることを願わずにはいられない。いや
きっと歌い続けているに違いない。どのような形であるにせよ。それが「モーニング娘。」
なのだから。

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