8月11日(日) 晴れ
  
  朝6時起床。有明に向かい出発。駅までroyce さんに送ってもらう。日曜の朝というこ
ともあり、乗客は少ない。さすがに眠いので、よっこらせと腰掛ける。
  じつのところ、普段会社へ通勤する経路とまったく同じなので、なんだか奇妙な気分。
定期券でコミケまで行けるわけだから、休日出勤しているような錯覚に陥る。7時ころ、
ゆりかもめ新橋駅は例によって大混雑。ホームで入線を待っていてふと、後ろを見るとな
んと、K谷さんが。まさか、ここで一緒になるとは思わず、3人でびっくり。「車じゃなか
ったんだ」とK谷さん。royce さんは先に帰った旨伝える。ゆりかもめが入線したので、
ゾロゾロと乗り込むが、どうせ座れるわけもなし、と思っていたが。あるボックス席で寝
込んでいる4人組がいた。降りないのかなっと思っているとどうも単に新橋に着いたこと
に気がつかなかったらしい。あっ、と気がつくと周りが乗客で溢れていることに驚き、大
慌てで降りていく。たまたま目の前だったので、ポッカリと空いた席に私たち3人はまん
まと座り果せたという次第。眠かったので、大変ラッキー。

  7時30分。会場にほぼ予定通り到着。まだ人は少ない。東館のと学会ブースへ向かう。
途中、K岡さんのブースに立ち寄り。K岡さんはすでに到着していた。いつものように、お
にぎりや、唐揚げを作って来てくれていた。今回はおそらくお昼を食べる暇もない状況と
なることが予想されたので、この時点でしっかりと腹こしらえをしようと、ありがたく頂
戴する。K岡さんに感謝! 

  と学会ブースに移動して準備。目の前が岡田さんの「ロケット野郎」ブースなのだが、
ブースが本で文字通り埋まっているのを見て、我が目を疑う。今回はかなり大量の本を売
るとは聞いていたが、これほどの膨大な量とは思いもよらなかった。岡田さんはその本の
上に鎮座ましまし、まるで牢名主のような風情。

  そうこうするうちに、眠田さんやK子先生もやってくる。K子先生は唐沢さんの個人
ブースの方に貼りつくそう。届いた箱の数を確認。さすがに1800冊というのは気が遠くな
る冊数だ。あちこちに委託するとはいえ、どの程度掃けるか予想がつかない。少なくとも
1000冊は出さないとヤバイなーっと思う。と学会では、最高で 800冊。私個人はいいとこ
100 冊であって、ハードルの高さにめげそうになる。と学会事務方の芝崎さんも委託先を
走り回っていて汗だくである。私たちはブースのディスプレイでてんてこ舞い。

  10時。コミケット開場。すでに大手さんには長蛇の列が出来ている。それを横目にみな
がら、売り出し開始。10周年記念会誌と記念グッズ。まぁまぁ順調に売り上げていくもの
の、1000部以上掃くためには今までの売れるにまかせたペースでは追いつかない。一日中
それこそ不断で呼び声をあげ、通り過ぎようとする客足を止めなければならない。「と学
会10周年記念会誌です。豪華執筆陣による、大増ページ。どうかご覧ください!」と、別
になんのてらいも無く、淡々と続けているだけであるが、それなりに効果はあったようで
ある。思い出したように足を止めて手に取る人、駆け寄ってきて、いきなり数部買って行
く人。さまざまであるが、なかには「と学会?人の揚げ足取りばかりして。早くつぶれち
まえ!」と笑える雑言を吐き捨てて行く人も。そのあと、呼び声に「揚げ足取り続けて10
周年のと学会です」とちょっと自虐的なものをたまに混ぜてみる。笑ってくれる客もいた
ので、まぁ成功か(笑)。

  脇目も振らず売り子に励んで居る時に、どこやらのテレビクルーが私たちに声をかけて
きた。なんでも、と学会(と知っているかどうか判らないが)が同人誌を売っているところ
を取材したいとのことらしい。私たちだけで簡単に許可はできないので、近くのブースに
いる山本会長の確認をとって、取材してもらうことに。なんでも、アシスタントのメイド
キャラの女の子に一緒に売り子をさせてほしいとの要望も。金銭の取り扱いはしないよう
にしてもらって、手伝ってもらうことに。まぁ、それはよかったのだが、はっきり言って、
と学会とメイドさんの取り合わせは見た目に違和感が有り過ぎて、ブースの前を通る人た
ちも微妙に引いているのが判る。これにはさすがに困って、眠田さんも「引かないでーお
願いだから!」と思わず絶叫(笑)なんとか、客足も戻ってきてくれて事なきを得たが、一
同苦笑するほかなかった。そんなちょっとしたトラブルも有りつつも、山本会長も取材を
受けて、無事終了。やれやれ。ちなみに、番組は新潟、大阪、九州の3局だけのローカル
放映とのこと。URLはこちら。

  予想通り昼飯はおろか、ろくに休憩もできぬまま、閉会の時が迫る。K子先生は売り上
げが気になったのか、札束の感触を楽しみたかったのか(笑)金勘定にやってくる。どさっ
と売り上げの束を渡して数えてもらう。なんだか嬉しそうなK子先生であったことよ。
  さて、ありがたいことに記念グッズ類は完売。会誌も1000部を越えた模様。しかし、委
託で出していた分がドンドン返本されて来て、ややあせる。ラストスパートをかけてとも
かく売り続けることに。結局、と学会にしては珍しく、閉会まで居残って売り続けた。結
果、全部で1170冊を売り上げる。と学会のいままでの記録が 800冊であるから、大幅な記
録更新ではあるが、それでも 630冊残ってしまい、それを引き取る眠田さんはヤレヤレと
いう表情。刷った部数が多すぎたということであろうか。
  バタバタと片づけをしている時に、パイプ椅子の下に何やら紙袋を発見。なんだろうと
思って見てみるとなんと、と学会グッズのマグカップが9個も入っていた! 一同、「う
っ」という声と共にサーッと血の気が引いていくのが判る。この時、頭に浮かんでいたの
はK子先生が青筋立てた、お怒りの顔に違いない(笑)。残ってしまったものは仕方ない。
何とか売ってしまうしかない。ということで、なぜか私がその大役を仰せ使うことに。ほ
んとうになぜだ!?という気持ちであったが、このあと打ち上げ、その2次会とあるので、
なんとかゴリ押しで売ってしまおうと算段する。机椅子、ゴミの片づけは終了。K岡さん
とK谷さんには、待たせても悪いので先に会場を出てもらうことに。在庫の発送が全て完
了して、ようやっと会場の外へ。眠田さんとはここで分かれて、私たちはバスで東京駅ま
で。炎天下のなか、30分ほど並び、バスに乗り込むと疲れから、すぐに爆睡。気が付けば
東京駅であった。降車して、あまりの渇きにたまらず、ドラッグストアで水分補給。文字
通りあっと言う間に飲み干す。

  このあと、中央線で新宿まで出て、打ち上げ会場の焼肉幸永。すでに唐沢さんはじめ第
一陣は到着していて大賑わい。私たちも隣のテーブルに座ってまずはビールで渇きを癒す。
K子先生にマグカップ売れ残りのことを話すと「え〜っ」と驚き、ややお冠。必死に、残
ってるのに気づくどころではなかった、との説明をすると、唐沢さんが助け船を出してく
れてホッとする。なんとか今日中に売り切りますから、と言って納得してもらった次第。
  そのうち植木さん、FKJ さん、そして開田さんたち怪獣酒場の面々も到着。面子が揃っ
たところで売れ残りのマグカップを怒濤の攻勢で売りに出る。その甲斐あってか、この場
で 6個を売り上げる。なんとか目処がたったので安心して肉を頬張る。
  唐沢さんたちは、先陣をきって三次会の韓国居酒屋、東海魚市場へ向かう。私たちは30
分ほどその場で寛ぎ、後を追って会場へ。こちらも既に20人近くが盛り上がり中。当然こ
こでもマグカップを売る(笑)。志水さんはじめ、みなさんのおかげで何とか完売。最後に
はK子先生自ら一個お買い上げ。おそらくは、ご自分の分を確保していなかったのではと
も思ったが、何か考えがあってのことではないかと推察。いずれにしても、ありがたいこ
とです。めでたく完売。売り上げは眠田さんへ渡すということで。
  宴会はまだまだ続くようであったが、私は明日もあることだし、10時過ぎに帰宅。それ
だけでなく、ラジオを聞くためではあるが。
  
  帰宅。裕ちゃんのANNSS 聞く。先週の矢口のANNSでの「パンツ話し」を受けての返し
トーク。先日のやぐっつぁんのラジオで、「裕ちゃんはグレーのメタリックのパンツをは
いてて、またがみも太かった」に対して反論。「あれはグレーじゃなくてベージュ!」が、
自分でもイケてないパンツだと思っていた様子。ちなみにやぐっつぁんはヒモパン好き、
とのことで、先日「ハロモニ。」のロケで北海道に行った時、バスの中で下着の話になっ
て、「今日のパンツ、どんなんはいてんの?」と聞いたら、見せてくれたやぐっつぁん。
それがヒモパンだったので、中澤さん、ヒモを引っ張ったりして遊んでいたそうな。まっ
たく、いい年して何をしているんだか(笑)まぁそんな裕ちゃんが好きなわけですが。
  ハロプロの楽屋での話もあって、ハロプロメンバーみんなが集まった控え室というのは、
女子高生みたいなノリの話が多くて、「ファンの子には見せられないよねー」という状態
だそうだ。いや、それこそ見てみたい(笑)
  今週のゲストは、SURFACEの二人。ここらになると疲れていてほとんど流して聞く。1時
過ぎに就寝。

ああ、楽しいながらもくたびれた2日間であったことよ(笑)

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