11月07日(木) 晴れ
  
  さぼってると叱られるぞ(笑)。
  
  昨日に引き続き、「マーケティング分析の基礎」研修。グループ演習を一日。討論を時
間をかけてやるので、かなりくたびれる。
  
  商品としての「モーニング娘。」のマーケティング分析のお話ですが、大体こんなこと
を考えた次第。
  
  まず、マーケティングの用語について簡単に説明しよう。商品のライフサイクルには、
導入期、成長期、競争期、成熟期、衰退期の5つがあると一般に言われている。競争期と
成熟期は一つにして「成熟期」と分類する場合もあるようだが、ここでは、5つに分類し
ておきます。
  それぞれの時期に応じて、マーケティング戦略というのは変わって来る。導入期は言う
までもなく、商品を浸透させるために、プロモーションに時間とお金をガンガン投入する。
うまく成長期になると、作れば売れる「プロダクト・アウト」と言われる状況になる。も
っとも、この成長期に到達せずに消えていく商品も数多くあるのだが。それを過ぎると、
今度は同業他社から、類似製品が出回るようになり、競争期に入る。ここでは、ライバル
商品との差別化や、シェア維持のための広告展開を行う。成熟期では、競争期とほぼ同じ
戦略をとるが、ここで、衰退期を見越した、展開を図ることが多い。それが、成功しない
場合は衰退期に入り、商品はその寿命を終える。
  
  さて、ここまで、書いてみてモーニング娘。あるいは、ハロープロジェクトのこれまで
の状況を照らし合わせて見れば、どれがどの時期なのか、大体想像がつく事だろう。誕生
から、2期メンバ加入が導入期。明日香卒業から、ごっつぁん加入、市井ちゃん卒業まで
が成長期。4期メン加入から裕ちゃんの卒業までが競争期。そして5期メン加入から今まで
が成熟期。多少異論はあるかもしれないが、概ねこんなところだろう。とすれば、この時
期にUFA がいろいろ手を打ってきたというのも、マーケティング戦略的には当然のことと
言える。このまま手をこまねいていれば、衰退期に入るのは明らかだからだ。再び「成長
期」へ持っていくための再編成だったというわけだ。もっとも、果たして、それが正しい
かどうかはこれから結論がでるわけだが。
  もう一つ、成熟期では、成長期の「プロダクト・アウト」市場から、ニーズをにらんだ
「マーケット・イン」という市場に変化していく。低年齢層へのシフトも市場からみれば、
必然の流れである。オタの市場規模と子どもの市場規模を両天秤に架けて、どちらが重い
か量った結果である。企業としては、非常に理にかなった戦略と言えるだろう。

  だが、しかし。昨日も少し書いたわけだが、まがりなりにも「夢」を売る商売である以
上、もっと「夢」のある方法、あるいは見せ方が出来なかったのだろうか。可及的速やか
に策を取る必要があったとしても、拙速な面が多く見られないか?。ただでさえ、(実体が
どうあれ)事務所のことを信用しているファンは多くないのに、これ以上不信感を募らせ
るようなことをしてどうするのか。ファンだからこそ、モーニング娘。やハロープロジェ
クトの行く末を案じこそすれ、悪くなってほしいとは思うわけがない。ちゃんとした見せ
方をしてくれれば、それを支持するだろうし、新しくなったユニットをもっと応援しよう
という人も増えただろうに。そう思うと、残念でならない。
  いろいろ書いたが、今更何を言っても詮ないことである。私としては、ただ見続けてい
くだけである。娘。さんの行く末、ハロプロの将来。そして、オタのみなさんの活動の行
き着く先を。
  
  夜。矢口真里のオールナイトニッポンを聴く。新コーナーの「山、川」もなかなか絶好
調。
  後半、カオリの交信中のコーナーを聴いてたあと、横になってしまったのが運の尽き。
そのまま寝込んで最後の「コトプレ」を聞き逃す。昨日の平家みちよライブのことについ
て矢口が語ったらしい。他のHPで一応それを読んだのだが、まったくうっかりさんである。
  
  うたばんは明日みます。寝ます。
  
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