11月30日(土) 晴れ

  東京弁じゃ、ジャンケン・ジョー?

  今日は前橋へ遠征。いい天気である。上野を10時25分のアーバン高崎で出発。TKさんと
ご一緒。私は普段は単独行動がほとんどで、こうやって一緒に出かけたり、ライブで相席
になることはなかった。現地で集合したり、ライブ後に集まって何やらすることはたくさ
んありましたけどね。
  上野駅の集合時間より少し早く到着したので、駅構内の本屋を巡回。ふと、GIRL POPが
出ていたので、早速購入。表紙は「ごまっとう」。しかも、歌衣装でなく、私服ライクな
出で立ち。なかなかよろしい。
  TKさんと、ホームで合流。始発駅ということもあり、余裕で着席。チケットの受け渡し
などして、談笑。さきほどのGIRL POPを一緒に眺める。目次を見ていると、登場歌手の約
四分の一がハロプロ関係。二人して苦笑。来年のカレンダー紹介のページでは、見開き2
ページの1ページがハロプロ関係のもの。さらに苦笑。まぁ、今の女性歌手の市場はハロ
プロ周辺がかなりのシェアをとっていることが反映した結果でしょうけどね。
  それはともかく、メロン記念日、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)、ごまっ
とう、松浦亜弥、藤本美貴、ハロプロ周辺では、市井紗耶香inC.C.、ソニン、より子。と、
モーニング娘。の記事なしで、これだけ埋まっているのだ。(娘。は囲み記事はあったけ
ど)ハロープロジェクトは質はともかくとして、少なくとも量においては大きな広がりを
見せていることは間違いない。
  
  12時。高崎駅に到着。両毛線乗り換えに30分ほど時間があるので、駅で食事。そば屋に
入ったのだが、何やら店内が暗い。食券の自販機も動作していない。どうやら停電のよう
だ。なのに、客は構わずドンドン入って来る。まぁ、自分たちもですが。店のおばちゃん
と、保守の係員らしいおじさんが、盛んにブレイカーをガチャガチャやっていたが、一向
に埒があかない。厨房は電気が来ているようなので、私たちもともかく注文して席で待つ。
私はやまかけ定食。TKさんは天ぷらそば(だったか?)。そのうち、駅の電気技術者らしい
人が飛んできて、あっ、と言う間に復旧。店内、オーッと思わず歓声が上がる。やはり、
餅は餅屋ということか。

  食事も終わって店を出ると、店先で「TKさん」と声を掛けてきた人が。一瞬、誰か判ら
なかったが、TKさんが「巣鴨さん」と言ったので、ああ、と思い出す。当然行き先は了解
しているので、ご一緒する。両毛線のホームはオタオタした人たち(含む自分たち)で溢れ
ちゃうBE IN LOVE状態。車内放送で車掌さんが「混雑しておりましてご迷惑をおかけしま
す」というのを聞いて三人で「すいませんねー」と苦笑。普段はこんなに混まないでしょ
うし、私たちが大挙して押しかけたからなのねーと。もっとも、いつでも同じ放送内容だ
とは思いますが。

  電車内で、巣鴨さんが「すいませんが、お名前は?」と尋ねてきた。言われてみれば、
何度か会ってるのに、ちゃんと名前を名乗ったことがなかったことを思い出す。「電脳丸
です」というと、「ああ」と納得されたご様子。そもそも、こういう集まりでは、いつも
見かけるけど、名前は知らない。でも、親しく話しだけはしたことあるっていう人が大勢
いて、今更名前を聞くのも憚られる、なんていうことは珍しくない。当然ながら私だって
顔見知りであって、名も知らぬオタさんは沢山いる。お互いさまである。今回は、私がた
またま巣鴨さんの名前を知っていたというだけのことである。実際のところ、名前を改め
て聞くのは結構勇気がいるので、そのままになっていることが多いのが実情だ。失礼なこ
とと判ってはいても、なかなか行動に出せないものだ。その点、巣鴨さんは当たり前のこ
とを当たり前にされて、感心しました。いや、マジに。

  そんなこんなで、前橋到着。駅員さんが、帰りの時刻表を配ったり、切符の精算をした
りとおおわらわ。去年きた時もそんな感じだったなーと思い出す。
  駅前からグリーンドームまでの直通バスがあるとのことで、そこへ並ぶ。とバスの側面
の窓に「モー娘。専用バス」とあるではないか。しかも「モーニング娘。」ではなく、
「モー娘。」と書いてあるのだ。なんだか頭がクラクラしてくる。3人で顔を見合わせて
引きつった笑いが。やれやれ。
  バスはちょっとした渋滞に入って、30分近くかかって会場に到着。会場前は人で一杯。
出店もたくさん出ている。TKさんは、横浜での雪辱を果たすべく、新垣「里」沙のはちま
きを買い求める。見ると、ピンクはちまきは相変わらず「理」沙になっているが、青はち
まきは正しい名前になっしいる。「ピンクのはないのか」なんていいながら、結局青を買
ってきて頭に装着、戦闘準備完了である。入り口で巣鴨さんとは別れて、私たちはスタン
ド席のほうへ。

  ここ前橋グリーンドームは実は競輪場であって、それをコンサートや展示会で、多目的
に使用できる様に改築したものである。だもんで、コンサート会場として設置をすると、
かなりのデッドスペースができてしまう。会場の大きさの割には、人数が入らず、約1万
人弱がキャパといったところ。そのおかげで、席もいい場所悪い場所の落差が相当激しい。
今回私たちはスタンド席17列の108番、109番と言う場所。行ってみて驚いた。ステージの
ほぼ真横の位置。ステージの奥はまったく見えず、加えて大型モニターも斜めにしか見え
ず、ほとんどその役を果たさない。唯一よかったのは、最前列だったことだけか(とほほ)。
TKさんと二人でいったいどうすりゃいいんだーと途方に暮れる。私自身の責任ではないと
はいえ、TKさんにはすまないなーと申し訳なく思う。私一人なら、まぁ自分のくじ運が悪
い、仕方ないとあきらめもつくが、同行者がいると、流石にそう能天気でもいられない。
私が通常単独行動するのも、そういったところに理由があったりもする。
  そうはいいつつも、せっかくのライブである。TKさんはまだ夜の部をアリーナで見れる
ということでしたが、私はこの昼が全て。とにかく楽しむしかない。見えない部分は脳内
妄想を200%発揮して補うしかあるまい。
  落胆しつつもライブの時間は迫る。次第に会場内の熱気が高まってくるのが判る。場内
放送の案内、トランスミックスした娘。の曲がかかると、開演が近いことが判る。そして、
場内が暗転。ステージからまばゆいカクテル光線が。いよいよスタートだ。
  
  ライブの内容については詳しく書かない。別につまらなかったわけではない。ベスト、
とはいえないまでも、充分に楽しめた。やはり冒頭の「ここにいるぜぇ!」の赤いスーツ
姿が印象的で、「純LOVER」の切ないカオリの歌声に震え、「好きな先輩」の春コンの
初々しさに、逞しさと自信を獲得した5期メン四人のアクトに息を飲む。そしてお馴染み
のシングル曲の釣瓶打ちに熱くなったり。
  全編を通じて感じたのは、ごっつぁん、後藤真希の不在、今までそこにあった声が聞こ
えないことの、なんともいえない違和感、そして寂しさである。考えてみると、私自身は、
ごっつぁんが中心になってからしかライブを見ていないわけで、それまで当然のように聞
こえてきた声、姿がない、というのはやはり喪失感を持たずにはいられない。これほど、
後藤真希という存在が少なくとも私にとっては、大きい存在だったのか、と多少意外な思
いもしたのだが、果たして、会場の観客は何事もないように声援を送っているが、何も感
じていなかったのだろうか? モーニング娘。5年間の歴史のうち(そうだ、偶然ですが、愛
の種5万枚手売り完売から、ちょうど5年ですね!)3年間、その中心にあり続けた後藤真希
の不在。表向きはいつもと同じように振る舞ってはいても(私そうだが)、心のどこかでは
そんな寂しさを味わっていたに違いない。
  
  ライブ終了。約2カ月ぶりのライブ。おそらく娘。さんのライブは今年はこれで終了。
心地よい疲れとともに会場をあとにする。その途中、巣鴨さんともまたバッタリ出会う。
このあと名古屋の爆音にいくとのことで、そのまま東京へトンボ帰り。TKさんは夜公演ま
でしばらく間があるので、どこかで休むとのこと。私も高崎の「だるまラーメン」を食べ
にいくため、すぐにバスへ乗車。車内から、TKさんがバス乗り場の近くの芝生でゴロンと
横になっているのが見えた。車中、巣鴨さんと、ごっつぁん不在のことや、ミニモニ。は
なぜ新曲をやらないのか、と言う話しを。巣鴨さんは平家さんのラストライブに行けなか
ったとのこと。しかも、仕事相手の都合で泣く泣く断念したとのこと。無念だったことで
しょう。後がないだけにね。当日を休みにしなかったのが敗因、とのことですが、私も教
訓としたいと思います。はい。
  
  前橋から高崎へ。そこで巣鴨さんとはお別れ。私は「だるまラーメン」へ一緒に行く予
定の友達に電話を入れる。が、なぜか繋がらず、留守電サービスに。時間をおいて何度か
かけるものの、やはりダメ。うーん。場所は特定できたけど、電車でいって、さらに30分
以上歩くような場所だし。タクシーというのも、ちょっとね。しばし悩んだものの、車な
しではキツイなー、次回もあるだろう、ということで今回は諦めて帰宅。高崎線にトボト
ボと乗り込む。
  電車内では、携帯ラジオでなっちのエアモニ。を聴く。意外に電波状態がよく、ほとん
ど雑音なしで聞けたのはラッキー。
  
  結局、9時過ぎに自宅着。コンビニで簡単な食事を買って食す。
  
  夜はモーらじ。今回はTKさんが、ゲスト。前橋へ行ったついでにかねてより出たかった
ということで嬉々として(?)登場。放送は予想通り楽しめました。私としては珍しくほと
んど最後まで聞いてたし。私も機会があったら出てみたいかなーと思う。でも、何が語れ
るかなー? 
  
  明け方、2時ころに。一回寝落ち。5時ころ目を覚ますとまだラジオが続いている。ちょ
うど終わる時間だったので、電源をプチッと切ってもう一度寝入る。なんとも長い一日で
ありました。(ニッキもですが(汗))

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