1月 1日(水) 曇りのち雪

  あけましておめでとう。
  
  更新は少し長いけど。でも最後まで読んでよ。ねぇ。
  
  紅白歌合戦とCDTVのスペシャルの録画を見ていろいろ編集。
  
  紅白は見どころが沢山で嬉しい。ミキティーのバックダンサーとして、モーニング娘。
のヤングチーム8人が登場。辻ちゃんや加護ちゃんが「ロマンティック浮かれモード」の
振りをする様はとてもカワイイ。このことを、4期メンのオーディションに落選した藤本
の後ろで4期メンバーが踊ることに関してとやかく言う人もいるようだが、そんなことは
まったく問題ないだろう。いったい何を気にしているのか、と逆に聞きたいくらいだ。

  続いて、お子様向け(またはオタ向け)コーナー。「おお、牧場はみどり」を歌ったり、
「ひょこりひょうたん島」をミニモニ。が歌ったりする。が、なんといっても「ひみつの
アッコちゃん」と「キューティーハニー」で決まりだろう。特になっち扮する「アッコち
ゃん」のかわいさにはもう、やられました。
  実を言うと子どものころ、「魔法使いサリー」より「ひみつのアッコちゃん」が好きだ
った。お姫様であるサリーちゃんより、どこにでもいるような普通のカワイイ女の子だっ
たアッコちゃんがお気に入りだったのだ。とはいっても、当時は男の子が女の子の見るよ
うなアニメ(当時はテレビまんが、というのが一般的。年齢が判りますな)の話なんて恥ず
かしくて出来なかったわけで(今の子どももかな?)、ひとり密かにそんな思いを抱いて、
「かわいいー」とテレビ画面に向かって思っていた。今でこそモーオタとして「なっち萌
え〜」とか臆面もなく言っているわけだが、考えてみると、この幼少時の抑圧されていた
記憶が今現在、止めどなく顕現しているだけなのかもしれない。
  なっちが、まさに「アッコちゃん」の姿で現れたのを見て、その時のことを思い出した
りしたのだが、なっちもアッコちゃん同様「普通の女の子」であって、お姫様である「松
浦亜弥」に私があまり萌えない、というのも幼少時からの嗜好そのままだ。まさに、トン
吉、チン平、カン太の魂百まで、というところでしょうか。
  余談ですが、w-indsの歌った「レッツゴー! 仮面ライダー」はまったくダメ。零点。あ
んな細い声では、変身できませんよ。子門真人までとはいかずとも、藤岡弘なみのドスの
効いた声でないと。これは完全なミスキャストでしたね。はい。
  さらに余談。「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」でgoogle検索したところ、
前者7370件、後者6220件。1000件近い差が。やっぱり、サリーちゃんのほうが人気あるの
かなー。とほほ…。

  あややは「めちゃホリ」。バックダンサーはメロン記念日。驚いたのは、メロン4人の
息がピッタリなのは当然だとしても、あややとも、寸分違わずシンクロしていることだ。
伊達にライブツアーを一緒にやってきたのではないなー、と思わせる、スバラシイ出来。
「ズバッと」がまさにズバっと揃って、実に気持ちいい。さぁ、メロンよ、来年は自分た
ちがこの舞台に立つことを目指してガンバレ!
  
  「仔犬ダンの物語」と「ミニモニ。お菓子な大冒険」を見に出かける。銀座の丸の内東
映。3時の回だというのに、観客が30人くらい。さすがにこれは困った状況だ。この動員
の少なさは、東映が直接製作費用を出していないこと、そしてUFA の宣伝下手がもろに出
た結果ではないだろうか? ハム太郎は東宝、テレ東の宣伝が行き届いて(ゴジラと併映と
いうことも大きいが)しっかり観客を掴んでいるのに、だ。
  このことは、映画を見終わってさらに強く感じた。それというのも、はっきり言って、
結構いい映画だったからだ。「ダン」に限っても、澤井監督はそつがない、いい仕事をし
ていたし、ミニモニ。もCGだけでなく、モデルアニメーションと組み合わせたり、特撮的
な見どころもあって、楽しいものに仕上がっていた。もちろん、オタ的な見どころもたく
さんあるのだが(ミニモニ。から矢口卒業、エンディングのPVなど)そういう要素なしでも、
小中学生にとっては充分に楽しめる良品であったと思う。というか、最近の日本映画はな
にかと「ハリウッド映画」を意識して、それの粗悪なコピーしか出来ていない中で、自分
達の映画作りの伝統と技術をちゃんと踏まえて、きちんと丁寧に作り上げた数少ない子ど
も映画の一本といえるのではないか。少なくとも、最近のハリウッド映画の大仰さに辟易
している私にとっては、一服の清涼剤となったことは間違いない。
  何が、いいか、というと基本的に両作品とも、「子どもの視点」でちゃんと描かれてい
ることだ。モーニング娘。たちは子どもたちにとっての「お姉さん」的にちゃんと描かれ
ていたし、大人達の身勝手さ(離婚、ペット禁止など)に振り回される子どもの心の動きを
丁寧に追っていたのも、好感が持てた。興行的に失敗かもしれないが、作品的には成功し
たといえるだろう。
  その一因としては、ハロプロキッズたちがオーディション合格したてで、全くの素人だ
ったこともあるのではないか。下手に経験のある、こまっしゃくれた、大人の要求する演
技を生半可に判っている子どもタレントよりも、ズブの素人なるがゆえに監督の指示に素
直に従った結果、子どもらしさがうまく引き出せて、感情移入しやすいものになったので
はないだろうか? もちろん、演技はうまくはない。しかし監督の、映画の要求する「かた
ち」はキチンと出来ていた。だから、映画として成立していたし、見ていて退屈はしなか
った。
  興行的には失敗なわけだが、はっきり言って、こういう映画をもっと親子で見るべきで
はないか、と思ったのだ。宣伝の少なさ、試写会も少なかったことが大きい。いまさら何
を言っても仕方ないが、口コミを利用できなかったのが口惜しい。上映は10日までのよう
なので、時間のある方は、一回ぜひ、見に行ってほしい一本だ。特に親子で。
  なお、「ミニモニ。じゃムービー」については、別に原稿を書くので、そちらを参照し
てください。
  
  6時。ホテルに戻って家族と食事。
  
  9時、自宅に戻っていろいろと更新など。
  
  1時ころ就寝。


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