兼の湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR柏駅 徒歩10分

浦安は銭湯が5軒あった?

さて、今日はちょっと前置きが長いっす。廃業まじかの妙典の清水湯に行こうと思い立つ。が、今日は火曜日…月火は定休多いんだよなあ。せっかく行ってもなあ、と思いながらも、もし明日にして水曜日が定休なら後がない。今日定休でも「明日がある」。よおおし、行ってみよう。

で、はるばる東西線にて市川市妙典へ…煙突が見えたがヤな感じ。ありゃ〜、やってない、やっぱり定休か。玄関前の張り紙には「今月いっぱいをもって」と書いてあるので、まだ廃業ではないだろう。さて、えっちらこっちらと来たものの、どうしようか…って実はこういう事態も考えていたのだった。妙典がダメなら浦安っつーディープエリアがある。DEEP ACIDおすすめの末広湯でも行ってみようか。

で、ちょっとバックして浦安へ。まずは駅前の電話帳で場所の調査…ありゃ〜。南口の電話ボックスはほとんど「銭湯欄」が切られている。マニアの来る街なのか?かろうじて一冊発見。全部で4軒か。たしかどこかでそんな話を聞いたことがある。駅前の地図と照らし合わせると、4軒ほとんどがわりと近くにあるっす。じゃ、全部見るだけ回ってみようか。どうせ千葉県まで来たことだし。

まず猫実4丁目の松の湯。ここからすぐに堀江3丁目の末広湯。ここを狙っていたのだが、残念ながら今日は定休。今日はレトロ系についていない日だ。月曜火曜に遠くの銭湯に行くべからずだなあ。しかし「近くの銭湯より遠くの銭湯」っつーのもなんっつーバカな話だろう。

同じ通りをすすむとほどなく堀江2丁目の米の湯。で、あと猫実2丁目にもう一軒か。しかしここまでの3軒は相当近くにある。町田師匠によると、ちょうど良いポイントに立つと煙突が3本全部見えるらしい。で、…あれ?目の錯覚?今あった銭湯がまた?いや、錯覚でないぞ。「寿湯」。あ”〜、ほとんど近くに銭湯。ほぼ2軒並んでいる状態に近い。こりゃまたびっくり。4軒のはずではなかったのか?

まあいいや、とりあえず全部見るだけ見てみよう、どこに入るかはそれから決めても遅くない。さらに奥に進む…って浦安って区画が広いんでないの?地図の見かけよりかなり遠い気がするっす。駅から徒歩15分くらいか?遠くからようやく煙突発見。ところでこの辺りっつーか、千葉県って瓦の屋根の立派な家が多いっすね。何度もうっかり破風造りか?と錯覚したっす。正面に立つと派手なネオンと「ラジウム鉱泉」の看板で兼の湯。レトロ系ではないけど、もー疲れたからここに入ろう。


(なかなかハデな入り口)

入り口は「ラジウム鉱泉」の暖簾。下足の鍵は松竹っす。フロント形式で、フロント正面に広めの雑然としたロビー、マンガとかも置いてあるっす。入り口で銭湯料金…え?330円?なんなんだ、この値段は。まあいいか。

脱衣場の天井は高いが、そんなに格式があるとかそういう造りではないっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ錠。マッサージ機が2機、長椅子に灰皿。一般的な脱衣場。では中へ。

浴室の天井は…あれあれ?ヘンな天井。木造で白いペンキが厚く塗られているまでは東京の銭湯と同じだが、なんとここは完全フラット。これは珍しい。湯気抜きがないせいか、浴室内は湯気がこもっている感じ。でも、気のせいか浴室温度は高いかも。

ケロリン桶を持ってカランへ。島カランは1列、センターから8666の計26で、窓側に立ちシャワーブースが2機。カランは銀色の5角カラン、シャワーともども温度、湯量OK。さあて、風呂に入るか。

浴槽は完全分離2槽式。狭いほうが「ラジウム鉱泉」になっており、白い湯になっている。まずこっちから入るか。温度は42度強といったところ。気のせいか優しい湯のような気がするっす。後ろに能書きがあるが、効用くらいしか書いていない。せっかくだから思いっきり能書きしてくれるといいのになあ。銭湯で能書きを読むのも楽しみの一つっす。でしょ?>有識者 壁画は渓流のペンキ絵、このタッチは早川師かなあ。

続いて隣の白湯の主浴槽へ。座ジェットが2機。長く歩いたので、少しここでマッサージ。温度は隣と同じくらい。湯が石が入っている檻から出ているタイプで、中に親子のカエルが鎮座。このカエルも良く見るが、なにか意味あるのかな?立ちシャワーで冷水を浴びて、再び主浴槽、こんどはバイブラで締める。

上がりはロビーでビンの雪印牛乳。雪印もいつのまにか復活だなあ。ここはソフトラックも置いてあるっす。そこそこドリンクは充実。それにしても、浦安の銭湯は何で330円なの?逆に言えば東京の銭湯は何で400円なんだ?川一つへだてただけなのに…次回浦安は末広湯だな。

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(2001年3月)