旭鉱泉湯


(家族風呂もあるっす)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR旭川駅 徒歩15分

旭川へ。何回か来てるはずなんだけど、前回来た時から…10年以上経ってるよなあ。前回はそういやオンナと来たのか…とちょっと回想…してるヒマはない!銭湯がオレを待ってる!

「別に待ってないよ」(天の声)


(特急ホワイトアローだと札幌-旭川は近い)

(車窓から、白い平原が続く)

何しろ、日本でも最も寒さが厳しいエリア。しかし人口が36万人(それでも北海道第二の都市だが)で、銭湯が30軒以上っつー銭湯密集度の高さもそのせいかなあ。北海道人は風呂が好きっす。


(JR旭川駅)

(旭川駅前平和通り)

(「雪の匂い」ってどんなんだ?)

駅から平和通りを直進、突き当たって右へ少々、徒歩15分ほどで目的地の旭鉱泉湯へ。大きなビル銭湯、専用サウナと家族風呂もやってるみたいっすねえ。暖簾はオリジナルの染め?あと、入る時に気がついたが、オリジナルの靴マット。こういうのを見ると「おおっ、雪国の銭湯!」っつー旅情。

下足入れは鉄の一般的なもの、しかし「受け皿」があるのは雪国特有のもの。これがないと、溶けた雪でビシャビシャになっちゃうからなあ。中に入ると完全フロント形式、フロント前には広い明るい、家庭ムードなロビー。TVでは…この音楽は?あ、やっぱり火曜サスペンス劇場だ。

フロントのお姉様は対応も丁寧っす。銭湯料金370円、サウナは100円でバスタオル付きだけど、サウナ入ると時間かかるから今回はやめておくか…貸しタオルもやっているっす。さらに2Fは専用サウナと家族風呂の模様、サウナは900円。家族風呂は大人一人800円っつーこと。しかし家族風呂って入ったことないけど、どんなんだろうか…誰かあっしと入ってみないっすかね?女性に限るけど。

脱衣場入り口には、高さ50センチほどの裸婦の塑像が。これもまた珍しい。脱衣場天井はビル銭的でさほど高くはないっす。鉄のロッカーの他、プラスチックの四角籠が棚に並んでいるっす。ロッカーの上に…やはり旭川だ、熊が鮭くわえた木彫り。壁に「藍染め展示会」のポスター、はは〜ん、ここの銭湯の人、藍染めやってるんだな…だから暖簾もオリジナルか。

浴室へ。浴室もビル銭湯らしく、天井は低めでフラット。桶はケロリン黄色、緑椅子。島カランが1列あるけど、片方にはカランなし。窓側のカランはハンドシャワー、もう一方は固定シャワー、固定の方が好きなのでこっちに陣取る。固定だと他の人に湯かける心配しなくてもいいからね。カラン、シャワーともども湯量、湯温OKなんだが、妙にカランの位置が低いんだよね。カランは逆三角形で窓側が赤青。島が赤のみ。出入り口近くにボタン式のボディシャワーが一つ。カランの湯がちょっと色がついてるけど、やっぱり井戸水かな?

さて風呂入るか。基本的に2種類の浴槽。奥に薬湯槽、男女境にゆるい半円形で白湯槽。この白湯槽の傍らに、またまた裸婦の塑像。良く見てみると、形の良い豊乳、足もすらっと肉付きも程よい、おさげの髪。良くある、健康優良児のようなややデブめの塑像でなく、モデル的なやせ方もしておらず…要するにいい感じのナイスバディなんだよなあ、健康的ではあるが、エロい。風呂屋でおっ立てるヤツおるんかなあ、ま、男ケツみればすぐに静まるだろうが…

さて、…まずは薬湯サイドへ。コーヒー色の漢方薬湯、片側にバイブラ、もう一方に寝ジェットが2機、水枕付き。温度は43度くらい、冷えた身体にしみるっす。白湯側にも座ジェット2機とバイブラ、温度は同じくらいっす。後は今回入らなかったけど隅にサウナ、スチームかな?で、水風呂。この水風呂も井戸水のせいか、うっすらと色がついているっす。温度は20度くらいか、一気に入ると水が溢れて周辺冷たいので、じわじわっと入る。

で、風呂入ってたら…あら?あっしがモノ置いておいたカランに爺さんが座っている…しまった、うっかり最上座取っちゃったよなあ。でも、最近は人間は下座側に集まることが多いんだが…上座のカランが開いてるのに、わざわざ既に使っている人の真隣取るのもヘンっすよねえ。いずれにしても、あそこはこの爺さんの席だったか?とりあえず様子見。と、この爺さん、置いてあるあっしのシャンプーを取ってやにわに使いだす。これは笑える、常連だったらこんなことやる訳ないから、実は銭湯の主ではなく、ボケ老人か?さらにそのシャンプーを…こともあろうにヒゲに塗りだす。ゲラゲラゲラ、何やってんだ?が、ふとここで大事なことに気がつく…あ”、カラン前にさっき買った新品のヒゲソリ置きっぱなしだなあ、この分じゃ勝手に使いだすぞ、さすがに新品使われてはかなわん、と「すみません〜」と回収に。爺さんも気がついて「あ?ああ、すみません」。

上がりはロビーで缶のアロエドリンク100円。その他、ビン牛乳を始め、ドリンク類はかなりの充実度、アイスも売っているっす。このロビーがなかなか家庭的なんだよね。っつー訳でイカにも地場銭湯だったっす。上がって旭川市内を再びハイカイ…なんか知らんが街角に裸婦の塑像が多いなあ…うわっ、こりゃストリーキングだよ…旭川は「ハダカの付きあい」が好まれるのだろうか?


(さわやか…なのか?)

(通りの店の壁絵、旭川はハダカが好き?)

(ちょっとガンダム的デザインの塔)

(どこの街にもこの手の横丁はある
しかし「焼鳥べてい」とわ?)

(2003年2月)