松葉浴場

（この看板がなかなか凄いんすよ）

場所 小田急線 百合ヶ丘駅 徒歩10分

百合ヶ丘の松葉浴場に行ったっす。行きは新百合ヶ丘から15分くらい、百合ヶ丘からだと10分くらいっす。富士塚商店街の中にあるっす。富士塚っつーことは、この辺りにも富士山信仰があったっつーことか。いきなり「サウナ」のでっかいネオン…しかもカラーのサイレンを20個くらいつけてるし。

「駐車場満車」の掲示。どうやら銭湯周辺に駐車している車は、銭湯客のようっす。下足の鍵はSAKURA-Gだが…腰の辺りの高さから目の辺りの高さまで、使いやすい下足入れは全て埋まっている。こりゃ混んでるぞと覚悟。

完全フロント形式。券売機でサウナ込み料金700円を買って、フロントでバスタオルを貸してくれる。サウナ証がバスタオルっつーことっす。しかし、バスタオルだけだと、浴室内で持ち歩くのが不便だし、人のと混同しそうだから、本当はリストバンド併用の方が嬉しいっす。フロント前にはロビー。

さて、牛乳石鹸の最新版の「湯」の赤い暖簾をくぐり、中へ。想像どおり混んでるなあ。脱衣場の天井はさほど高くないが、ソフトドリンク自販機の他に、ビールの自販機もあるっす。他にベッド？寝マッサージ機が一つ。あとはテーブル、椅子、灰皿。なお、脱衣場は喫煙できるが、フロント前ロビーは禁煙の模様。男女の境にはエビス様の木像っつーのも珍しいかも。

浴室へ。これがまた混んでる…しかも湯気が凄いっす。今日は気温が低いからだろうか。天井はまあ高いのだが、伝統スタイルではなく、天井に四角く湯気抜きがあるタイプ。ケロリン桶を持って空いているカランを探す。カランの上には道具置きのステンレス棚。

カランは5角のステンレスタイプ。シャワーもステンレス、湯量、湯温申し分ないっす。男女の境と一部の壁には山岳のタイル絵。島カランは2列。あちこちに注意書きが書いてあるが…「XXXしないでください」という禁止の注意書きがやたらと目立つ。百合ヶ丘は新興住宅街だから、日常銭湯派が少ないのかなあ。それにしても「しないでください」ばっかりだと、銭湯に威張られて管理されてるみたいで少しキブンが悪い。

さて、バラエティやたらと豊かな銭湯だが、どう回ろうか？まずはぬるそうな露天風呂へ。岩風呂になっており、一部に打たせ湯があるっす。しかもここの露天は軟水風呂。思ったとおり湯温はややぬるく、40〜41度くらい。4,5人入れるサイズっす。この季節、外気が寒いので露天もちょうど良い。

さて、少し長めに露天に入ったら、次はサウナかな。サウナのドアを開けてびっくり。15,6人入っている。サウナに入った瞬間、15,6人の目がいっせいにこっちを向くのでちょっと迫力。しかし混んでるなあ。かろうじて最下段に座れるスペースを見つける。3段になっているが、上の段が空くごとにだんだん上段に移動して「出世」していき、最後は再上段へ。12分計。TVもあるのは嬉しいっす。

さて、水風呂。ここの水風呂は井戸水ということ。まあ水風呂は水温が一年通して安定している必要があるので、井戸水がよろしいっつーことだろう。能書きが…「富士山系の井戸水」？川崎って富士山系の水？ちょっと怪しいなあ。で、水風呂自体はかなり広め、4人くらい入れるサイズ。しかも …冷たい。相当つめたい。16,7度っつーところではないだろうか。水風呂の近くに「飲料水」と書いてある蛇口があるので、ここで水を少し補給。

次はイロモノ浴槽めぐり。まずはデンキ風呂。あまり大きな浴槽でないのだが、「弱い」「強い」両方揃っている。強い方がなかなか空かないので、仕方なく 弱いほうへ。電極の付き方が変わっていて、「縦」っつーか前後方向に付いているっす。

で、その隣の大きな浴槽が「ラドン槽」になっている。オープンスペースのラドン？ラドン浴泉っつーのも、今一つ良く分からん。で、座ジェット3機、あと寝ジェット2機。一般槽はだいたい41〜42度くらい。高温槽が一つあったので期待するが、あまり熱くない。43度もないか。42度強ですな、多分。

上がりはロビーでビンヨーグルト。ロビーにはビン牛乳とかも売っているっす。あと、多数の芸能人のサイン。銭湯にあるのは加山雄三… 「加山雄三の湯」っつーのもなんか凄そうだな。高温湯が無いのがちょっと残念だが、水風呂が広いし冷たいし、なかなか充実の銭湯っす。

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（2001年1月）