美和乃湯

（綺麗な銭湯っす）

場所 JR川崎駅からバス渡田三丁目 徒歩2分

川崎銭湯マップが発行された、っつーことなので、求めて川崎へ。しかし結構慎重にならざるを得ない…どうせ配布は各銭湯一定数だろうし、人気のありすぎる銭湯だと無くなってるかもしれん。かといって、マイナーな銭湯だと、今度はマップ自体置いてないこともある…

っつー訳で、ほどほど駅から遠くて、しかもやる気はありそうな銭湯っつーことで美和乃湯へ。川崎駅からバス、渡田三丁目下車2分ほど。それにしても毎度川崎に来るたびに思う、この街は政令市のクセに鉄道が少なすぎる…真ん中をどーんと南まで行く地下鉄が一本あるだけで、全然違うんではないかと思うんだが。しかも川崎駅前のバス乗り場、これまたなんか分かりにくい。間違えるとハマるからなあ…今度は臨港バスも良く調査しておかんと。何が分かりにくいかっつーと、運行本数っす。幾ら路線があっても、1時間に一本では仕方あるまい。

っつーことで美和乃湯、木造の典型的な銭湯の作りだが、綺麗にライトアップしており、「入りたくなる」感じの正面。ビル銭湯の入口って、工夫しないと何となく「入りたい感じ」が薄くなっちゃうんすよね。下足板の鍵は松竹錠、なおこの銭湯は日曜日は朝湯ありっす。

中に入るとフロント形式、銭湯料金400円にサウナ代300円をプラスすると大小のタオルを貸し出し。なお、この銭湯は防犯対策のためか、一般客もフロントで鍵を受けとるタイプっす。フロント前にはロビー。

脱衣場へ。天井は高いけど、フラットになっているっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、YAMATOのデジタル体重計。籠も積まれているっす。長いす、テーブル。男女の境にはTV。なお、どうやら男女の境は外して通しの広間を作れる構造になっているっす。旧型マッサージ機、冷水機があるのは嬉しいが、サウナがあるからだろうな。なお、この銭湯の水は「パイウォーター」らしいっす。パイウォーターっつーのは川崎でたまに見かけるな。後は大塚の自販機が一台、ビールも販売しているっす。

で、浴室へ。天井が高い、2段の典型型東京型の銭湯。桶はケロリン、椅子は普及型だが緑椅子も。島カランは1列、カランは6角の茶色。シャワーは湯量、湯温文句なしだが、カランの湯がややぬるい感じ。出入口近くに冷温立ちシャワーブースが一つ。残念ながらビジュアルの類は無しっす。あと、男女の境に大塚の広告？ゴジラがジャイアンツの55番のものっす。

さて、元々伝統的な様式の銭湯を、気張って改装した感じでいろいろ付いているけど、どこから行こうかな…まず露天からか？脇に露天部へのドアがあって、すぐに露天。両脇のスペースを使って、無理やりこしらえた感じの露天で、すぐ脇が高い壁、真上部が開放されているだけだが、浴槽はまあまあ広いっす。休憩椅子が一つ。で、本日は漢方薬湯なんだが…意外に熱い、43.5度くらいあるかな？

続いて主浴槽群、むしろこっちの方がぬるめで42〜43度くらいっす。いちばん窓側がデンキ風呂、真ん中ではデンキは弱いが、電極近くではまずまず、足を電極にべったり付けてマッサージ。真ん中はミクロバイブラ、さらにセンター側に7点式の座ジェットが2機。

さらにサウナ、こちらは95度くらいの2段、6人掛けっす。残念ながらTVはなし、演歌が流れる…しかしあっしはニュースがずっとかかっているサウナとか、落語がかかっているサウナとかの方が良いけどなあ。クイズがずっと流れるサウナとかいいかも。10問解けたら出ようとか。サウナを出たら水風呂、二人くらいのサイズ、この季節20度以下の温度だが、冷却してないみたいだからもしかして夏はぬるいかもな…

上がりはフロント前のロビーでビン牛乳100円で一服、ドリンクの揃えはなかなか、ビールや乾きモノ、あとはアイスのケースも置いてあるっす。さてと、今日の目当ての川崎銭湯マップは…あったあった、これこれ。これで川崎全銭湯に向けて発進だ！っつーことで、まあ普通の銭湯なんすけど、設備的にはなかなかっす。サウナ200円にしてくれんかな。帰りは川崎駅前を通ると、選挙運動中…川崎の駅前も選挙期間になると騒がしくなるなあ。

（この年の流行）

（2003年11月）