橘湯


(ビル銭湯、自転車の止まり具合が人気を物語る)

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急東横線 元住吉駅 徒歩20分

天気が良かったので三味線持って丸子の多摩川の緑地へ。その帰りに元住吉の橘湯を目指す…っつーか、MLで知って、最初からターゲットになってた訳だけどね。元住吉周辺も、設備充実天然温泉系の銭湯が多いっす。行きは方角がちょっとずれて30分以上かかったっす。道が綺麗にクロスしてないんで、全然わかりずらいけど、最短で行けば…それでも20分かかるかなあ。こんなところにも商店街、刈宿商店街の中にあるっす。


(刈宿商店街)

完全ビル銭湯、っつーかマンション銭湯。正面に駐車場もあり。隣はコインランドリー。結構新しい銭湯みたいっすね。オリジナルの暖簾をくぐる。下足入はごくごく一般的なもの。完全フロント形式…ここはサウナがあるんだけど、なんとサウナ代無料!フロント前には風呂グッズも販売中、さらに正面にロビーにTV。

で、ここで400円払って…手にある三味線、どうしようかなと思案してると、何とフロントのお兄さんの方から「お荷物をお預かりしましょうか?」だと。もちろん二つ返事で預かってもらうが…すげー。頼んでも聞こえないフリして「ええ?」なんてところもあるのに、向こうから声を掛けるのは珍しい。しかもちゃんと荷物札が用意してあったんで、ごく通常のサービスのようだ。ここのフロントは大変対応も良く、近所の住民も良くしってるようっす。

さて脱衣場へ。脱衣場の天井はマン銭につき低いけど、脇に坪庭。ロッカーは特にブランドが入ってないっす。真ん中に置き段のある使いやすいもの。YAMATOのデジタル体重計、最新型のエアーマッサージ機、あと1畳のゴザになった長いす。TVでは巨人ベイスターズ。

浴室へ。う〜ん、スーパー銭湯だな。桶と椅子は普及品のものっす。カランは最新型の円筒系のもの、シャワーともども湯量、湯温文句なしっす。天井は一部低いけど、奥の方は中二階があって高くなっている。残念ながら壁画等はなし。全面的に白タイルを利用。天井が高くなる部分に、三鷹の千代の湯みたいになんか絵を入れてくれるとぐっと感じが変わるが…出入り口近くに冷温立ちシャワーブースが2機。

さて風呂だ。かなり充実の浴槽群っす。まずは奥の中二階になっている露天部分。階段を上がると露天、外部開放部分はそんなに広いわけではないけど、浴槽はなかなか広い。しかも…!黒湯温泉!おなじみアルカリ系の湯の感触、温度は42度くらいっす。この浴槽のフチの一部がになってて、ここに頭を載せてゆっくり浸かれる気遣いも嬉しいっす。しかも角は打たせ湯ブース。打たせ湯は噴出強く、段差も結構あるので気色良く首筋を打たれてみるっす。露天の脇にはしっかり椅子も2機。

続いて内湯の温泉槽、これまた真っ黒。泡風呂で、こちらも頭を載せる木がついているっす。さらに奥にデンキ風呂…お、結構強いな、このデンキ。上半身にデンキを当てる…う〜ん、上胸筋あたりまでキクなあ。いいっす。温度は42度より、気持ち高めの感じ。

白湯の主浴槽、こちらは42度くらい。奥がイロモノコーナーになっており、寝ジェット、スーパージェット、座ジェット、ボディマッサージになっているっす。むろん快調に作動中。湯温のせいか、少々カルキ臭は気になったけど。

さてサウナだ。このサウナ…広いじゃん!とても無料サウナとは思えない乾式サウナっす。温度は90度くらいで10人近くは入れそう。TVでは巨人横浜…みんながTVに見入ってる。ありゃ〜、桑田がタイムリー。読売ランドを持つ川崎市、全員G派だろうと油断してたら「あれ?一点も入ってないのか?」「うん〜、桑田にのらりくらりやられてるんだよなあ」なるほど、横浜にほど近いこのエリア、横浜ファンがいたって不思議じゃないっす。

サウナの次は水風呂、これまた温度が低く、17度くらい。しかもちょっと広め。水風呂が気色良いのと、野球が佳境に入っているんで、サウナと水風呂を何度も繰り返す…ありゃ〜、桑田のタイムリー。まあPLでクリーンナップ打ってたんだもんなあ。

上がりはロビーでビンヨーグルト。その他ビン牛乳類の他にビールなんかもあるっす。さらにここのフロントの対応は実によろしい。壁画はないんだが…乾式サウナ無料、露天、天然温泉、フロントの対応の良さと、これはウワサ通りの良い銭湯っす。星二つ付けておこう。


(元住吉 オズ通り)

(2002年5月)