菊水湯


(小ぶりのいい感じの銭湯っすね)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR大宮駅 徒歩10分

ちょっとした所用で大宮へ。さいたま市?そんなの知らんっす、大宮いうたら大宮や!しかし、10年、20年と経つうちに浦和や大宮なんつーのが消えてだんだん、さいたま市が定着していくんだろうなあ。大宮で、全国の保健所長だの所員だの集まる会合があったのだが…各種テーマを見ても、食品衛生だの健康管理に関するものは多いが、銭湯なんっつーのはほぼ皆無っすね。やはり保健所の管理の中でも銭湯は脇にあって、「他が忙しいんだから、とにかく面倒起こしてくれるな」っつーポジションなんだろうか…


(途中見た看板
こういうのアリ?)

(大宮アルディージャ)

っつー訳で仕事も終わったら西口から東口の菊水湯を目指すっす。東口の商店街を抜けて、旧中山道も抜け、一の宮通りを氷川神社方面へ。大宮氷川神社、実はここは初詣参拝客、全国ベスト10に入るような神社なのだ。マイナーだが…あ、ひょっとして大宮の「宮」って、この神社から来てる?氷川神社の向こうには大宮公園、高校生の頃のデートスポットっすね。この公園の線路向こうに確か安いホテル街があって、踏みきりを超えたか超えないかがポイントで…つまり、「ルビコン川=東武野田線」っつーことっすね。(なんじゃそりゃ)


(大宮といえば氷川神社、この参道も立派)

さて氷川神社参道、これがまた堂々としているのだが、この鳥居の脇でちょっと脇を見ると煙突発見。赤く塗られた枠のついた煙突っす。正面までいくとなんとも家庭的っつーか庶民的な小さな木造の銭湯。駅からだと10分くらいかな。花王の暖簾っす。入り口のドアがちょっと斜めになっているっす。

下足板の鍵は松竹錠。一応番台があったようなのだが、今は番台は物を置く台と貸し、女将が女湯側に座って店番。京都みたいなスタイルっす。埼玉の銭湯料金は380円。脱衣場の天井は比較的低いが、木造の味のある造り。脇に2Fへの階段があるっす。

YAMATOのアナログ体重計、長いす、灰皿、マンガ雑誌。風呂道具もそこそこ売っているっす。壁には博物館の「風呂の文化」特集のポスター。へえ、3月にこんなのやってたのか…と思ったら何と2年前のポスターっす。そして木の棚に積まれた丸籠群。なかなか壮観。ロッカーの鍵は松竹の鉄板の鍵。こんな小さな銭湯でも、客はそこそこ、男女ともに途切れずにポツポツと来客。

浴室へ。島カランは1列、鏡もシャワーもないが…シャワーがあるのは窓際の1列のみっす。カランは総計14個の小型銭湯、でも天井は高い東京型の2段、しかも綺麗にペンキが塗られているっす。白と緑の組み合わせは珍しい。桶はブラザーの黄色文字桶。シャワーのある窓際に陣取るが…なんと!カランの位置とシャワーがずれてるよ。カランは4つなんだけど、シャワーはなぜか5個ついているっす。カランは温泉マーク赤青丸型、シャワーともども湯量、湯温OKっす。

小型銭湯だが、最奥部にはしっかりとペンキ絵、渓流の絵で、どうやら丸山師の絵の模様っす。その下には少々の広告、代理店は敬心社とあるっす。確か北区の会社だったと思うが、機能してるんだろうか…

浴槽へ。これも東京型浅深2槽。浅風呂の方に2穴のジェットが2機、温度は熱めで44度くらい。温度計は46度を指してたから、もしかして45度くらいあったのかなあ。これがまた、だんだん寒くなってきたせいか気色の良い温度っす。深風呂も温度は同じくらい、泡になっているっす。壁に張ってある注意書きの絵は埼玉特有のものか?子供の絵になってて、「背中を流しっこして友達になろう」だの、桶で滑ってる絵で「遊ばないようにしよう」とか、結構かわいい。

上がりは…ドリンクはソフトドリンクを中心にそこそこ、ここで珍しくスプライトなど。客同士はさすがに地元ばっかりで、顔見知りが多い模様っす。小型だけど、湯も熱くなかなか快適な銭湯であっし的には気にいったっす。

最後に大事な情報、定休日月水金、営業時間は16時から22時と、かなり開いてる時間の限られてる銭湯っす。ご注意を!


(JR大宮駅東口)

(この「いづみや」って飲み屋、
むっかしからあるんだよねえ…)

(2002年10月)