玉川の湯


(通称金魚湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 東武&JR栃木駅 徒歩10分

yellow.gif (192 バイト) 金魚湯ホームページ

栃木で5年に一度の祭りがあるっつーんで、東武線でオヤトコセン氏と待ちあわせて栃木に向かう。東武線って安いんすねー。オマケに快速なら早いし。栃木駅で早速電話帳チェック、お、結構栃木って銭湯あるんだなあ。

まず第1弾は、駅から大通り一本並走する商店街の中の玉川の湯へ。駅から徒歩で10分ほど。屋号は玉川の湯になっているが、通称は金魚湯らしいっす。で、銭湯にたどり着くと…こりゃすごい。祭りのためか、彫りモノ系がすべて表に飾ってあるっす。見事な数々。


(展覧会状態)

(これまた凄い、店主の趣味?)

(玄関上部)

下足の鍵はオリジナル?の下足板。銭湯料金は幾らかな?と思ったらなんと300円。本来の栃木県の料金は370円らしいのだが、栃木市の銭湯は300円、すなわち平成5年のレベルに押さえているらしいっす。

入るといきなり屏風風に木の貫禄のある板がでーんと目隠しにあるっす。で、この番台がいろいろとデコレーションのついた、なかなか素晴らしい番台っす。男女の仕切りはカーテンで、それほど厳重にガードはされていないっす。で、この番台の上の方に獅子、ってあの獅子舞の獅子。さらに女湯側に、ツムラの中将湯の板が!

さらにこの脱衣場内がなかなか凄いっす。いろいろな彫りモノの他に、古文書がガラスケースの中に飾られているっす。「カエイ5年」とか書かれた、明治以前のもの。男女の境には大型TV、その上に大きな天狗の面。天井むろん格天井。


(獅子の頭)

(獅子いろいろ)

(古文書の数々)

ロッカーは…丸籠が沢山使われているなあ、ロッカーないのかな?と思ったら、良くありがちな鉄のロッカーが6個ほど、「鍵は番台に申し出れば下足鍵と引き替えに渡す」旨かいてあるっす。旅先だし、まあまあ混んでるし、お姐さんにロッカー鍵をもらうことにするっす。他にYAMATOの体重計とか。

さて浴室へ。まだ時間が早いので明るい浴室、ちなみにこの銭湯、なんと朝9時から営業中。しかも男女の境が…すりガラス?向こうが見えそうで見えないアレっす…のお陰でさらに明るいっす。ケロリン桶を持ってカランへ。島カランは1列、設備はそれなりにしっかりしてるっす。カランは5角の赤青プラスチック。シャワーともども湯量、温度ばっちり。浴室天井はビル銭的にフラットになっているけど、まあ高い天井。

で浴槽へ。その前に壁画…モザイクタイルの壁画で、上が山脈、下が灯台と海、んで下部が海中イメージっつーか魚が泳いでる絵なんだけど…その中に!なんと金魚の水槽。海中の絵に水槽が連なり多数の金魚が泳ぎ、さらにそれが浴槽とつながっているっつーイメージ。なかなかのものっす。素敵だ。

あと、浴槽の回りに変な置物がいくつか。魚の置物とか…これは何だ?ボインカッパ?まさしく「ボイン」なカッパの置物。さらに浴槽の両脇に小さな「柱」がついているっす。

浴槽は3槽、いずれも薬湯。窓際の浴槽はうす茶色だから中将湯?他の2槽は今日はレモン湯の薄黄緑色。とりあえずセンターの浴槽へ…お、熱い。45度近くあるか?隣の薬湯槽では、親父がジャージャー水埋めてるっす…おいおい、薬湯に水埋めはルール違反だぞ…まあこの温度じゃしょうがないか。

センター側の浴槽はバイブラ、さらに真ん中の浴槽に肩ジェットがついているっす。勢い良いんだけど、ハネを防ぐところが無いからあたりにまき散らしちゃうかな?で、中将湯の方の薬湯槽は泡に3穴ジェットが1つ。ジェットが横方向についているのは珍しいっす。

上がりは脱衣場で…赤マムシ。この銭湯、ビン牛乳とか缶入りのお茶とかあるのはいいんだけど、甘酒とか置いてあるっす。あんまり見ないよねえ、銭湯では。

さて、それでは2Fの宴会場を見てみようか…と、上に登ると…これが驚愕!銭湯の面積の数倍の宴会スペース、こりゃ大宴会場だ!しかも爺さん婆さんが多数…大ステージでは踊っているぞ。なんかすげーなー、これ。しかも朝から宴会場は開いているらしい。オヤトコセン氏ととりあえず座敷に座り、ビール500円也、ヤッコ200円也を頼む。それにしてもこの宴会場は凄い。蒲田温泉の宴会場も大きいと思ったが、そんな比ではないっす。次々とカラオケ。ミラー ボールが正面に。金魚湯らしく金魚も。しかも宴会場の壁にタイル絵?うむ〜、 これはハンパではないぞ。


(巨大宴会場)

っつーわけで驚愕の銭湯だったっす。しかし設備もまあいいし、一度は行ってみるべきっす。特にあの2Fの宴会場…なお、宴会場は5時には終りらしいので、朝一の電車でいったらまずこの銭湯へ行くことをお勧めするっす。


(側面全景、銭湯の後部に延々と宴会場が…)

(2001年11月)