元湯温泉

aqua.gif (191 バイト) 場所 西伊豆土肥町

堂ヶ島の次は土肥へ向かう。土肥に到着したのが20時頃、いきなり眼前で花火大会…おおっこれはナイスなタイミング。海岸に車を止めて、しばし大花火鑑賞。

なんて見てたら、すでに21時近くなってしまった。土肥の公衆浴場はおおむね21時にはおしまいであるっす。仕方ないので、唯一22時までやってる元湯温泉 へ。

この温泉は、地場の人が共同で運営している温泉の模様っす。銭湯のジャンルか温泉のジャンルか迷ったが、こうなると絶対銭湯だろうなあ。入浴料は300円、正面の酒屋で券を買う。っつーことはこの店が終われば終わりか。21時半頃には閉まっちゃうみたいなんで、それまでに行くことが必要っす。中に入ると、地元の人の名札が沢山かかっている。どうやら、地場の人は月ぎめで幾らか払い、そのうち誰かが役員をやって共同運用している模様。設備は割と新しめで綺麗な設備っす。正面に巨大な「ゆ」暖簾。

脱衣場は地場銭湯らしくロッカーもなし。もっとも駐車場が大きいので、貴重品は車等に置いておくのが正しい。しかしながら、電車なんかで温泉めぐりする場合、盗難対策をどうするかはいわゆる一つの課題っすねえ。道中だと、まあある程度まとまった現金を持ってる必要もあるしねえ。

さて浴室。シンプルな浴室っす。カランは3個のみ、シャワー等はなし。浴槽は大きいのが一つだけ。木の樋を通って源泉が注いでいる。花火が終わって人が押し寄せてくるのが予想されるため、速攻でカランに座る。窓のところに桶と椅子が積んであったので、これを利用。

カランの湯はさすがに温泉らしく熱め。しばらく身体を洗っていると…後ろの方から、いや〜な感じの「ドバドバドバ」の音。さっき4WDで来たらしい観光客の兄ちゃんが、「あちーあちー」と騒ぎながら出力全開で水を埋めている。最初だけかと思ったら、まだずっと埋めている。あ〜そんなに入れたら…

ようやく身体を洗い終わって、浴槽に入ってみると、これが42度を切るくらいのぬる湯。土肥の共同浴場は熱いはずなんだが…まだ水入れてる。まああっし も病み上がりだからぬる湯でも構わないが…源泉が出ているところはさすがに熱く、50度くらいのお湯が注ぎこまれている。っつーことは、普段は45度以上なんだろうなあ。

あっしは言いたい!一槽式の公衆浴場で、お湯の温度を3度以上下げるヤツ、オマエは公衆浴場に来る資格がない!家でぬる湯にでも入ってるか、健康ラン ドに行ってしまえ〜!

源泉をちょっと舐めてみる。食塩泉といいながら、あまりしょっぱくないっす。色は無色無臭。まあいずれにしても、いかにも地場の小さな浴場だったっす。上がりに表で一服。地場らしい爺さんと花火の話だのどーでもいい話をする。

(2000年8月)