（ごく庶民的雰囲気）
（ごく庶民的雰囲気）
場所 阪急下新庄駅 徒歩3分
さて中京シリーズ。名古屋までやってきたが、なにしろ暑い…のはいいんだけど、この酷暑の中をネクタイ&上着っつーのはキチガイだな。なんで「マトモな証」を、こういうキチガイ的な表現をすんだろか？ニッポンの普通の感覚、っつーのは結構狂ってるよなあ。
っつーことで昼間で相当消耗した…ボロ銭も行きたかったが、今日は設備系の銭湯でゆっくり疲れを取ろう…と岐阜へ。なんでわざわざ名古屋から岐阜だって？これが意外と近いっす、新快速で17分。名古屋の下手なところに行くよりも近いっす。
（岐阜駅前、これまた地味な駅であるっす）
っつーことで、岐阜駅に近い、設備系の銭湯の室津湯へ向かう。岐阜もひさびさだな…前に来たのが、駅前で「消費税値上げ反対」とかやってたころだから、5年以上前か。柳ヶ瀬で一杯呑んだ記憶があるっす。それにしても岐阜タウン、元々繊維で栄えた街だが、やっぱり繊維の世界では中国にボロ負けだもんなあ、地場産業の地盤沈下が激しそうっす。
（一応オシャレイメージのつもりだろうが…Gとわ？
ジャイアンツ？ゴルゴ13？Gスポット？）
駅前は問屋町っつーのか…これも昔の産業の名残だよな。ここから長住町通りに出て、商店街を西に進む。駅から10分ほどで発射台型の煙突発見。裏に回ると、釜場でオヤジがTVを見ているようだ…今日は暑いから、釜場も大変だよな。
（釜場、TVの音がする）
表に回ると、まあ一応近代的なビル的銭湯。が、庶民臭プンプンだな。暖簾はオリジナルのなかなか風流な暖簾、自動ドアから中に入る。下足板の鍵はツルカメだけど、下足板使っている人はあんまり居ないっす。完全フロント形式、フロントで岐阜銭湯料金350円を払う。安いな…
さて脱衣場へ。天井はかなり低めっす。で、なななんと、割と近代銭湯なんだけど、ロッカーは漢字の数字入りの木の貫禄ロッカー。新築前に使っていたヤツを残したか…これまたなかなかよろしいっす。ロッカーの鍵はツルカメの板鍵。KUBOTAのデジタル体重計、真ん中に板の広い長いす。壁には大垣競輪と岐阜競輪のポスター。競輪っつーと結構コアなギャンブルだが、この辺りバクチは盛んなのかなあ。
浴室入口に少し長めの流し、端に水のみ用の上向き蛇口が。この辺りの構成はイカにも中京タイプっすね。
さて浴室へ。天井はさほど高くはないけど、ほとんどフラットに近い四角錘型、真ん中に湯気抜き。桶はケロリン黄色の関西型小型、桶は普及型。カランは湯のみのと、湯と水のと両方あるっす。さすがに今日は暑いので、湯水両方タイプのカランへ。カランは赤青の大きめの丸型プラスチック、このカランを見ると東京から離れた実感がするっす。シャワーともども湯量、湯温OKっす。出入口近くに冷温固定の立ちシャワーブース一つ。
さ、結構この銭湯設備充実だが、どこから行こうかな…まずは露天だろうな。最奥部にしっかり露天、岩風呂っす。温度は41度くらいかな。この銭湯、おおむねどの槽も41度くらいのぬるめの温度っす。正面に鑑賞用の岩と、池がしっかりある…これは池だろうな、水風呂ではないだろう…
露天の入口の部分に打たせ湯があるっす。この打たせがなかなか強力、肩から首筋、さらに背中から腰まで打たせ。よつんばいになって、腰に打たせを浴びるっつーのは、結構ナサケないポーズだよなあ。
そして中の浴槽群。なかなか充実。まずは薬湯。天然のハーブ湯のようで、メッシュに入った薬草。わずかに色がついているっす。さらに主浴槽とイロモノ系、まずデンキ風呂。電極はL字についてて、デンキはまずまずの強さ。さらにジェット系、まず半寝ジェット2機、冷えた水枕付き。背中に2つ、足裏に2つの噴出口があるけど、これが2機で微妙に高さが変えてあってよろしいっす。後は背中に縦に2穴、足裏2穴の座ジェット、真横から2穴、足裏2穴の座ジェット。どれも微妙に噴出口の位置を変えてあるっす。
さらにスチームサウナ、何とここのサウナは無料っす。やや低温のスチーム、5人くらいのサイズだけど、腰かけ部分からの放水が盛んで、椅子は常に清潔に保たれているっす。そして何とスチームながらTV付き。すばらしい。
サウナの後は水風呂、これも深くて、冷却してあるようで20度くらいっす。水が流しっぱなしになってる…なんかもったいないので、蛇口を閉めて入るが、他の客がすぐに開けっぱなしに。うむ〜、誰も入ってないときに水を流すのはもったいないが…こっちの人は、タダのものは無駄使いしても抵抗がないのか？いずれにしても、なかなかよろしい水風呂っす。
っつーことで、結構満足な風呂、サイズはそんなに大きくないけど、350円でスーパー銭湯に行ったキブンっす。上がりはフロント前の自販機でCCグレープ、その他ビールやビンもの、アイスなんかも置いてあるっす。むろん星付き。なんか疲れも取れたな…さて、栄の馴染みのバーにでも出撃することにしよう。
（2003年9月）
