東湯


(右端のエレベータのドアが入り口)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR京都駅 徒歩1分

京都の東湯へ。この銭湯、なんとJR京都駅から徒歩1分、駅と同じ町内にあるっす。新幹線の駅から一番近い公衆浴場ではないだろうか?正面までくるとびっくり。表にサウナの看板があり、その下の方に「公衆浴場 東湯」と書かれているっす。ペンシルビルで、1Fが飲食店。サウナ入り口は7Fで、銭湯入り口は3F。ビルの入り口に小さなエレベーターがあるが、看板がなければ、誰もここに銭湯があるとは思うまい。


(エレベータ内、わずかに右下に案内)

3Fに上って、エレベーターのドアが開くといきなりフロント。これでは逃げようがないっす(何で逃げるんだ?)。フロント前に貴重品ロッカー、フロントでは貸しタオルもあるんで、手ぶら飛び込みも問題なしっす。京都の浴場料金350円を払う。たったこれだけの金額で、旅先のオアシスがあるとは気づく人間も多くあるまい。

下足入れの鍵はツルカメ。暖簾をくぐって左右男女に分かれるっす。脱衣場はビル銭湯のソレだが、なんか様子が違う…あれ?この銭湯、3Fが脱衣場でなんと浴室が4F。服を脱いでから階段を上って風呂に入るっつー仕組み。ロッカーの鍵はツルカメ、ロッカーに「盗難注意、貴重品はフロント前の貴重品ロッカーへ」と書いてあるっす。なるほど、浴室と別フロアだもんなあ。脱衣場内、椅子が結構あって、結構ゆっくり出来そう。何と、食事の「出前メニュー」 が張ってあるっす。なるほど、上の階のサウナの料理と同様に銭湯の方でも食事できるようになってんだな。あとは新旧マッサージ機。灰皿。TV。雑誌。カップ式の自動販売機、デジタル体重計。ロッカー下にはプラスチックの四角籠が多数。京都だもんね。


(奥に「浴場」とある。全く変な銭湯…)

さて階段を上って上の浴室へ。入り口にまず流し。ここからドアを開けると浴室。相当縦長の浴室、ビル銭湯だから天井は低いが、それにしてもヘンな感じ。不思議な雰囲気の銭湯っす。

桶は普及品、カランはハンドシャワー付き、さらに温度調整付きのものっす。もしかしてサウナ階もこれなのかな。ちょっと寂れた感じのビル銭湯だが…

縦長の浴室の、通りに面した方に薬湯槽。ピンク色のぬる湯になっており、温度は40度くらい。で、片面がガラス、外が見えるんで、ちょっとした露天風呂気分になるっす。ジェットが1機あるが、気泡が混じってない?窓際に一段あって、ここに上ると女湯が覗けそうだなあ…誘惑だなあ…

で、この薬湯槽の入り口がまた変わってて、湯が細く放水されているっす。さらに逆サイドに乾式サウナ、こっちは無料。すばらしい。中は赤外線ランプ、6,7人は入れるタイプっす。サウナの後は水風呂。こっちは冷却してないのでさほど冷たくなく、二十数度。

あとは主浴槽系列。浅風呂がバイブラになっており、これがなかなか気色が良いっす。湯温は43度くらい。さらに深風呂側の一部がデンキ風呂。京都にしては若干弱い気がするが、まあ嬉しいには代わりないっす。電極ギリギリまで腰を近づける。

上がりは…ひさびさに脱衣場の旧型20円マッサージ機。これがなかなか気色良くって、思わず「もう20円」してしまったっす。かなり不思議な感じの銭湯だが、なにしろ駅に近い上にそこそこ設備も充実。覚えておいて絶対損のない銭湯っす。ここなら発車の10分前まで風呂に入って、それから新幹線で東京まで爆睡っつーなかなかミリョク的なパターンもありえるぞ!ちなみに定休は土曜日っす。

(2001年9月)