櫻湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 阪急河原町駅 徒歩7分

金閣寺見てきたっす。近くに金閣寺湯っつー銭湯あるんすね。しかしまあ、金閣寺の池が、巨大な露天風呂に見えてくるっつーのも重症だよなあ。しかしマジであれが露天だったらすばらし…


(こんな露天風呂…ないって)

昨日の飲みがたたって、今日も二日酔い。あー、調子わりー、とりあえず京都に来たからにしんそばでも食うか。さてこれからどうしようか…と、とりあえず錦小路を惣菜とか漬物とか眺めながら歩く。銭湯マニアはおそらくみんな、こういうアメ横的雑踏的小路が好きにちがいない。黒門市場とか。で、新京極に抜けて…ありゃ?昼下がりから銭湯の暖簾発見!そういや新京極の商店街に銭湯があるって聞いたことあるな。これが有名な桜湯か。運命の出会いだし入らないわけにはいくまい。隣がチェリーっつー名前のサウナなんだが、これまた銭湯風サウナで怪しい。

しかし早い時間からやっているものであるっす。入り口で入浴券350円を購入。サウナ380円とあるところを見ると、実質サウナ代は30円か。いつもならサウナも入るが、今日はよしとく。まだまだ風呂に入る予定だもんね。

下足の鍵はおしどり。土間と番台、下足入れが続きのタイプっす。脱衣場入り口にいきなり四角籠が積んである。脱衣場ロッカーの鍵はツルカメ。 しかし関西では松竹とかさくらとか見かけないっすねえ。壁に注意書きがいくつか、なになに、「当浴場は通常の3倍の要救急車率です。足の悪い方、高齢の方は付き添いを」。へー。やっぱり銭湯でひっくり返る人間って結構いるんだな。爺さんが多い銭湯みたいっす。銭湯も大変だよなあ。ドリンクは自販機のみなのは残念。

さて浴室へ。ここもカランは基本的に周辺配置。シャワーは一部のカランのみ。で、びっくりしたことに椅子がない。桶は小型のケロリン桶。っつー 訳で、ひさびさに桶をひっくり返して椅子替わりに。しかし関西の桶はケロリンまでが小ぶりである。単なる「湯を沢山使わせないように」っつーケチの証か、と思っていたが、どうやらそうではないようっす。(それもあるかもしれんけど)

関西方面は、いまだに湯舟の湯をすくって身体洗ったりするのに使う爺さんとか多いらしいっす。っつーわけで、東京型の大型ケロリンだと、湯をすくうと重くてかなわん、小型でないと、っつー意味があるらしい。なるほど。

カランの湯は熱くはないがOK、で、シャワーは…これがぬるい?ヘンに気を配って出口近くのカランにしたからかな?しかししばらく出しっぱなしにしても、湯の温度が上がらない。うむ〜、残念。

で、浴槽。結構ひろくてバリエーションのある銭湯。まず、脇にあるデンキ風呂からいってみることにする。2つに分かれてて、両方に広く電極があるが…ありゃ〜。これがキョーレツ!身体を沈めると一定リズムでくるくる。手を入れると、意に反して腕がかってに一定リズムで動く。こりゃタコ踊りだよ。しばらく風呂の中で腕をゆらして勝手にタコ踊り。

さて、じゃあセンター側の浴槽へ。深浅丸と三槽。浅い方がジェットに なっている。一穴だけど、なかなか勢いが強い。温度は43度くらい。続いて丸風呂へ。ここはジェットが斜めにつけてあり、さらにセンターにバイブラ。湯が回転していてまさに人間洗濯機の様相。

サウナはちょっと覗いてみたけど、L字型のサウナ。30円だから払っておけば良かったかな?桜湯オリジナルタオルを持ってる人が何人かいるのを見ると、どうやらここではタオルがサウナ証替わりらしい。で、水風呂。豪快に水を注入中。温度も18度以下かな?結構冷たい。その脇には立ちシャワーだが、なんと冷水が出しっぱなしでジャーになってるっす。さっき銭湯の人が桶を片付けにきてたから、勝手に出しっぱなしにしているでなく、単にいつも出しっぱなしになってるのかなあ。

最後に静かで熱い深い風呂で締める。44度くらいあるかも。サウナが 一番奥にあるのだが、そこの壁に丘陵のタイル絵があるのも嬉しいっす。なお、天井はビル銭湯ゆえフラットで低め。

っつーわけで、設備的にも満足の銭湯だけど、シャワーの温度が低いのはなあ…最初から無いと思えばいいけどねえ。上がりは脱衣場で一服、天井から巨大扇風機が下がるが、これがなかなかオシャレな扇風機。で、ここでびっくり発見。となりで一生懸命書きものをしている人がいるが… どうやら履歴書を必死で書いている模様。脱衣場で履歴書書いてるのも初めてみたぞ!

っつーわけで、繁華街の中だけど、ちょっくら気軽に入れそうな銭湯っす。京都は層が厚いなあ。

(2001年3月)