社湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 京福嵐山線蚕ノ社駅(またはJR京都駅よりバス蚕ノ社バス停) 徒歩3分

yellow.gif (192 バイト) 社湯ホームページ

っつーわけで!悲願(?)の社湯に行ってきたっす。のぞみにて夜の京都駅につく。まったくこの駅は立派である。工事中の時のひどさとはとてもかけ離れてるっす。さて、やしろ湯…どやっていくのか?電話帳を開いて地図を見るが、ひょっとしてこれって京都駅からだとかなり不便? となるとバスか・・・なんとなく多分嵐山方面の75系統だろう、と赤ランプの着いているバスに飛び乗る。これがどんぴしゃり。

蚕の杜…これってどう読むの?(-_-; なるほど、やしろ湯の社はここから取ったのか。3条通りを西へ西へ。途中、島津製作所の工場。ここが本社かな?

さて、蚕の杜で降りると、これがなかなか暗い。うろ覚えの電話帳の地図の記憶で… なんとなく…あれは…風呂屋の雰囲気…とこれまたドンぴしゃり。ちょっとシックでモダンな「社湯」の看板。

外観は近代型銭湯。階段を上って2Fが入り口である。牛乳石鹸の大のれん。玄関から真正面がフロントっす。フロントでお姐さまがちゃんと立っておじきして「いらっしゃいませ」。おおっ!この応対はまるでレストランに来たようっす。

サウナ料金あるのかな、ときょろきょろするが、それらしきものがない。とりあえず入浴料340円。安いぞ!あと小シャンプー、リンス、石鹸を買う。男湯の戸を開けると「ごゆっくりどうぞ」の声が後ろから。

さて、脱衣場なのだがこれがまた広い。ロッカーは奥深いタイプであり、旅行カバンと冬服が全部入る。ロッカー2個使う覚悟であったが、これは助かり。 京都の銭湯は雰囲気が違う。みんな実にたらっとくつろいでいる。前を隠す野郎もいない。みんなフル○○でくつろぎであるっす。このせせこましさが無い感じがなんかいいっす。 ロッカーには「盗難に注意」の張り紙。

風呂場に行こうとするが…あれ、入り口は?下に下りる階段があるので降りてみると、これが大浴場。 この風呂は…おおっ!すげーぞ!デカいぞ!

まず入り口から左手にメイン浴槽群と洗い場。洗い場は白タイルで清潔感がある。シャワーとカランをひねってみるが、湯量もたっぷり。

手前奥を見返すと、段の下になっていて…おおっ! 巨大な円形型水風呂と、なんとビーチチェアが数台。 机と椅子もある。サウナならともかく、こんな銭湯見たことないっす。早速その奥のサウナに入ってみる。これが追加料金なし。

サウナ室は余裕で15人くらい入れる大きな部屋である。むろんTVつき。遠赤外線サウナで、それほど熱く感じないのだが 汗がぢわぢわっと染み出てくる。

水風呂は円形水風呂、泳げるくらい広い。片側に打たせ滝が2機。その横に冷水槽もついている。 ビーチチェアからはTVが2機、別々の番組を見れるようになっている。チェアで寝そべってくつろぐ人。こりゃいいや。

乾式サウナの横にはミストサウナ室もあったが、こちらは修理中の模様。立ちシャワーももちろんあり。

メイン浴槽は3槽広めの浴槽が並んでいる。真中が通常浴槽。片側がジェット。もう片方が・・・炭酸ガス風呂? 壁に炭酸ガス風呂の効用と、通常風呂との違いをサーモグラフィで書いてある。こういう能書きに弱いあっしであった。ところどころにプランターがあり、植物が植えてある。東京の風呂では滅多に見ない光景であるっす。で、天井も高い。高いぞー。湯温は42度くらいかな?ゆっくり長く浸かれる温度っす。

さて、さらに奥のドアノブの向こうは薬湯になっている。今日はレモン湯。露天風呂ではないが、ガラスを開けて外気が入るようになってお り、この時期冷たい外気が気持ちいい。こっちの湯温は40度くらいのよう。

よく周りを見てみると、平均年齢がなかなか低い。関西の銭湯はヤングが多いのである。 これは将来も期待できるっす。っつーわけでなかなか素晴らしい銭湯で、しばらく入ったり休んだりゆっくり過ごし たっす。 こりゃ銭湯っつーより「スーパー銭湯」っつー感じっすね。 おかげで今も身体ほかほか。

脱衣場の休憩コーナーも広い。よく見ると、脱衣籠ごとロッカーに入れている。へえ、こうやって使うのか。 ガキが一人、脱衣籠をひっくり返しているが、親父に「こらっ!」と怒られている。 ガキが必死になって服をカゴに戻しているのだが、親父はニコリともせず厳しい顔で 「ちゃんとやれ」と怒っている。 これだよ、これ。やっぱり親父の躾は頑固オヤジでないとなあ。 最近多い、顔と口先だけ優しい、他人にメーワクかけても恥とも思わない フニャ○○親父はヘキエキっす。 銭湯はガキの躾の場でもあるのだ!

脱衣場にはドリンク自販機ももちろんあるが、フロントにはビールも置いてあるっ す。 フロントを出て行くと後ろから「ありがとうございました」の声。 これは素晴らしい銭湯っす。しかも340円! 東京なら1000円でも客が殺到(?)するぞ。 とりあえず今まで行った銭湯の中でも特Aクラス、堂々の二つ星っす。

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(1999年12月)