大黒湯


(いわゆる一つのビル銭湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR小倉駅 徒歩12分

小倉へ。九州でナニがええっちゃ?っつーと、やっぱりJRやね。博多から特急で40分ほど、おまけに割引キップで片道1200円と格安、さらに電車の椅子のシートは座り心地よし。博多からスペースワールドその他を脇に見ながら、あっと言う間に小倉駅到着。この駅がまたなんっつーか、未来的な雰囲気につくってあるっす。


(JR小倉駅、なかなか未来的である)

さて、小倉といえばとりあえず城だろう、と魚町商店街を経由して小倉城に向かう。ちなみにこの街は焼きうどんの発祥地らしいっす。だからどうした、っつー程のものではないが…


(小倉城、どうも最近城マニアも入ってきたような気がする…)

(城近くの橋にあった、オブジェの列…
「チクワ人間」?いや、ナルトか?
説明してほしいぞ!

で、知らなかったが小倉といえば!祇園太鼓らしいっす。何と、小倉のローカルキティも何とバチを持っているっす。そして…全然意識していなかったのだが、今日はちょうど小倉の太鼓の祭りの日!?なんかラッキー。街中に太鼓の山車が沢山練り歩くっす。ギャルも太鼓叩いてるなあ。小倉城に行った後は…やっぱり銭湯。城から比較的近い中島一丁目の大黒湯へ。駅からだと魚町商店街を経由して12分ほどかなあ。


(タイコ御輿が街を練り歩き、右上のオブジェにも注目!)

(商店街も賑わい)

(ギャルも叩いております)

(パチンコ屋前を通過中のパレード、やっぱり軍艦マーチ?
思わずパチンコ屋に目がいく指揮官)

基本的にビル銭湯なんだけど、脇に太くて短い、母屋から見ると大きめの煙突。正面に「軟水風呂」の表示、2Fはアパート「大黒荘」の模様。中に入ると比較的低い番台形式、北九州銭湯料金370円を払う。下足入れは無くって、棚だけ。番台のお姉様は、近辺住民ではない雰囲気のあっしを気遣って、「貴重品があったら鍵かけておいてくださいね」何と、デフォルトは鍵かけないのか?

ビル銭湯なんで、天井はフラットで低いっす。ロッカーは波の入った透明のガラス戸のロッカー、鍵はSSLOCKのもの。この中に丸籠が入っているので、籠を引っ張り出して着衣を入れてまた戻すっす。が、大方の人はそのまんま丸籠を脱衣場に置いてあるっす。日本度量のアナログ体重計。真ん中に長いす。身長計。

さて浴室へ…やあ、混んでるなあ。そっか、年に一度の祭りの夕方、銭湯が混んでるのも当然か。天井はビル銭湯的でさほど高くない、フラットな天井、真ん中に湯気抜き。でもこの銭湯は…やや小型だが、なんか地元的もてなし感を感じられるっす。普通の住宅地の中にある居酒屋って、大した面白くはないけど、たまに「なんか、普通だけどいいよな」って店あるでしょ?あんな感じ。

浴槽はセンターに縦長、最奥部に欧風の山と湖のモザイクタイル絵、そして浴槽奥はわざわざ岩の壁になっているっす。男女の境にも、灯台のとか小さなモザイクタイル絵が2枚。浴槽を挟んで両サイドがカラン、桶と椅子はごくごく普通の普及型っす。カランは宝マークの入った赤青丸型レバー、シャワーはハンド式のもので、正面にハンドルがついていてなかなか使いやすいっす。湯量、湯温OK、ややぬるい気もするが、九州の銭湯って全体的に温度が低いから、これが標準なのかもしれんっす。男女の境上部は擦りガラスなんだけど、造花っつーか造草で飾られているっす。

さて浴槽へ…まずはセンターの主浴槽。軟水風呂らしい…うん〜、一応それっぽいが、ちょっと軟水力は弱いかなあ。やっぱりフィルター替えてしばらく経つのかなあ。温度は42度弱、奥に2穴+底バイブラのジェットが2機、真ん中にデンキ風呂。このデンキがなかなか強いっす。

さらにサウナへ…この銭湯、しっかり無料のスチームサウナがあるっす。人数は5人くらいのサイズ、砂時計が二つ付いているっす。サウナを出たら水風呂、一人くらいしか入れない槽で、冷却もしてないんで20度代半ばくらいかな?でも、男湯の小さな水風呂って、結構無言の気遣いで交代してることが多いっす。小さいながらも適当に順繰りに回転。男湯って、意外と人への気遣いが多いんすよね、気遣いのないのはたいがいデブだな。デブは見かけだけでなく、性格的に図々しいパターンが多いっす。っつーことで、「デブは気遣いがない」のではなく、「図々しい人間がデブになる」という説を唱えたい。

っつーことで、小ぶりながら結構満足感の高い銭湯、ドリンクは番台に置いてあるみたいで、70円のローカルジュースからの揃えの模様っす。上がるときに番台のお姉様、「あら、髪乾かさないでいいの?」結構しゃんと、バランスの取れた感覚のお姉様っすね。それにしても、北九州市は意外に銭湯が多かった…次はゆっくり来ようかな?


(小倉城からの北九州工業地帯)

(回っているのは風力発電用の風車だろうか?)

ところでオマケ、羽田に帰る飛行機はラッキーなことに窓側座席が取れたんだけど、着陸直前に大江戸温泉物語の上空を通過。この間は、あそこの露天で寝そべりながらすぐ上を見てたんだな、とぼんやり思っていたが… あ”〜っ!男湯露天から見えるっつーことは、女湯からも…しまった、双眼鏡持参で来れば良かった!

(2003年7月)