長尾湯

（2Fが入り口、暖簾が見える）

場所 西鉄天神駅 バス10分

福岡の車の運転って乱暴だよなあ。バスでさえ暴走。

銭湯めぐりは、まずは遠いところから行くようにしてるっす。近いところは行ける機会が多いけど、遠いところは行けるときに行っとかないと、なかなか行けないもんね。っつーわけで長尾一丁目の長尾湯へ。天神からバスで10分くらいっす。

このエリア、福岡駅から相当離れており、回りに鉄道もないんだけどなぜかぽつぽつと商店街があって栄えているっす。どういう由来があるんだろうか。その中に長尾湯、結構新しいビル銭湯っす。1Fがコインランドリー、階段を上って2Fが入口。下足の鍵はSAKURA-G。東京を遠く離れたところでこの鍵を見るのは珍しい。今や下足鍵作ってるメーカーもほとんどないんだろうな。

完全フロント形式、フロント前には小さなロビーで長いすが「へ」の字に配置されているっす。銭湯料金は370円、サウナ込みだと全部で600円。今日はサウナに入ってみようと600円払うと、リストバンドを貸しだしてくれるっす。バスタオル貸しだしは別途70円。

脱衣場へ。ビル銭湯なんで天井はさほど高くないっす。一角に休憩コーナーとTV、マッサージ機。マッサージ機が50円と中途ハンパな値段なのが気になるっす。で、ここのロッカー、普通の100円形式（ただし硬貨は返却）のロッカーが並んでいるっす。こりゃまた珍しい。中へ入るといきなり総もんもんのお方、またか〜。博多もんもん遭遇率100%だな、2軒だけだけど。

さて浴室へ。比較的新しく綺麗な銭湯。ビル銭湯なんでそんなに天井は高くなく、最奥部に湯気抜きがあるっす。男女の境側にカランが並び、さらにシャワー無しの島カランが1列。窓際に浴槽が並んで奥がサウナ。

花王のビブレのオレンジ小型桶を持ってカランへ。カランは「宝」のマークがある赤青丸型カラン。シャワーともども湯温、湯量OK、シャワーがじゃっかん細いかな？んで、関西風に桶の「置き段」があって、これが結構高い位置にあるっす。出入り口近くにハンドシャワーの立ちシャワーブースが一つ。

さて浴槽めぐり。まず手前の薬湯槽へ。「叡山薬草湯」と能ガキがあるっす。色は黄緑だから結構バスクリン色だなあ。温度はかなりぬるめで40度を切る程度。「薬草湯を掻き出さないでください」と注意書きがあるが、当たり前だよなあ、それでもたまに掻き出すヤツがいるんだよなあ。

続いて隣の寝ジェット、なぜか背後と足裏から一穴づつ。足裏に一穴とはこりゃいかに？と思いながら交互に当てる。これが3機並んでいるっす。さらに隣のデンキ風呂へ。デンキはそこそこ強く、浴槽が深いためにいろいろなところに当てられる。腹筋に当てると腹筋がピクピク、なんかこうやると胃の調子が良くなるような気がするんだよなあ。

さて、ウォーミングアップが終わったらサウナだ。サウナは意外に広く、7,8人入れるかもしんないっす。2段になっており、TV付きはうれしいっす。温度は95度くらい。KENKOブランドの12分計もあり。文句なしっす。って入ってたらまた別の総もんもんのお方が。もんちゃん遭遇率高し！しかしそのスジの人って、サウナ好きだねえ。

サウナの次は水風呂、これが結構冷たい、っつーか相当冷たい。17,8度か？しかも浴槽が深いのでたっぷり身体を冷却できるっす。

締めは広めの主浴槽、角から湯があふれ出ていて、観用植物が置いてあるっす。温度は42度強くらいかなあ。関西的深風呂、センターの底から湯が噴出しているっす。上がりがけ、さらにまた別のもんもん様が。多いな、このエリア。

上がりは…ドリンクを物色しようとしたが、なんとこの銭湯、ドリンクケースがフロント内にあるっす。要するに、脱衣場の小窓からの注文がほとんどなんだろな。みるとビン牛乳、ビンラムネとかがあるっす。

っつーわけで駅から離れた住宅街のニュー銭湯、しかしはるばるここまで足を伸ばしたのは理由があるのだ。風呂上がりは神松寺のロックバーKENS ROCKでビール。これがまた、すんごい駅から離れた場所にあるのに「ド」がつくロックバー、入るといきなりKISSのデトロイトロックシティ。デトロイトは九州でいえば北九州っつーところか。隣の「東京行きたい」ギャルとしばし語る。「明日は頭脳警察のライブ行く」なんて行ってたけど、実は一昨日大阪のBARでたまたま偶然パンタさんはじめ、頭脳警察のメンバーと一緒に飲んでたんだよなあ…そういえばそのとき、「博多でライブやるから来てよ」なんて話があったのを思いだしたっす。西に流れて偶然だなあ。

（2001年9月）