一本桜温泉センター


(一見健康ランドのようではあるけど、公衆浴場)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR郡元駅 徒歩20分だが坂道きついのでバスがお薦め

鹿児島といえば桜島、桜島の見える温泉に行ってみたいぞ、っつーことで山の上の一本桜温泉センターに向かう。名前はイカにも健康ランド系だけど、公衆浴場。すなわち330円で入れるっす。

紫原っつー住所にあるんだが…例によってケータイで地図を呼び出す。最寄の駅はJRの郡元駅で、ぱっと地図が表示されるが、欠点がひとつ。ケータイの地図からは高低差がわからない…坂をかなり長い距離上に歩くっす。これはエラい大変だなあ。距離はさほどないんだけど、徒歩だと20分くらい。一本桜っつー交差点のそばに、大きめの温泉センターを発見。駐車場も十分にある模様っす。


(でも坂の途中でこういう光景も見れるよ。これは唐橋駅からの坂の途中で。)

入り口には変な置物?解説を読むと、屋久杉で作った西郷隆盛と大久保利通の顔の模様っす。中に入るとかなり広いロビー、コインランドリーコーナーもある模様っす。この辺りは銭湯っす。さて、フロントの自販機にて330円で 券を購入。上のフロアは休憩所みたいなんだけど、この時間は使われていないようっす。予約制?


(なあんか、ポリネシアン系のような…)

特に下足箱はなくって、棚だけっす。気になる人は、脇のビニール袋を持ってロッカーに入れてくれとのこと。さて、浴室の入り口は地下に下りたところ。ここにフロントがあって、入浴券を受け取るようになっているっす。脱衣ロッカーの鍵はSSLOCKのもの。他に四角籠、やっぱり籠を使っている人の方が多い模様。YAMATOのデジタル体重計。基本的にビルなんで、天井は低いっす。

浴室へ。入り口にかけ湯と…なんとかけ水コーナーもあるっす。立ちシャワーはないんだけど、湯と水両方あれば十分だわな。カランは温度調整付き、ハンドシャワーの銭湯としては割と立派なカラン。桶は普及品。

でわ、主浴槽へ。もちろん天然温泉、無色無臭なんだが…これがまあ、弱アルカリの少々ぬるっとした感じのいい湯っす。素敵だ。温度は42度くらいっす。さらに!何がいいかっつーと、主浴槽の向こうがガラス窓になっており、山の上から鹿児島市内を一望できるっす。桜島もしっかり見えるんだが、手前のマンションで半分隠されているのは残念。しかしこれなら、夜景は実にゴージャスだろうなあ。坂を登った甲斐があったっす。


(浴槽からは鹿児島市内と錦江湾が一望)

浴槽一部は岩になってて、ここから熱めの湯が出てるっす。壁際に2穴のジェットが2機。さらにデンキ風呂、デンキはかなり強いっす。これまた電極の間が広いので、あちこちにデンキを当てることが出来るっす。首まですっぽり入って、肩にデンキをあてる。アゴまで入ると、アゴもシビれるんだなあ。隅に隠れた部分に打たせ湯コーナー。隠れてるんで、湯ハネを気にせず思いっきり湯に打たれることが出来てうれしいんだが…この打たせ湯が湯量、勢いとものすざまじい!ボタンを押すと、ドボドボと超重量級の湯が落ちてくるっす。これは効き目あるぞ!主浴槽脇には、チェアが二つあって、ここに座りながら窓の外の景色を眺めてぼーっとしている親父など。

そしてここにも無料の乾式サウナあり。びっくりしたことに、これが広いっす!20人くらい入れそうな、3段式。しかもTVも置いてあるぞ。浴室入り口に沢山マットがあったが、どうも地元の人が「マイマット」を置いてある模様っす。12分計。

さらに!水風呂がかなり広いっす。広いだけではない!ライオン口が二つもついてて、ここから水がドバドバ落ちてるっす。その脇にコップが置いてあるっつーことは…飲用可!?すなわち、循環していない水っつーことっす。水がどんどん溢れて、下に流されてる。素晴らしい。鹿児島って、結構水を惜しみなく使っている銭湯多いけど、水量が豊富なのかなあ…?甲突川っつーのが市内へ流れてるけど。クリーンな水風呂で極楽極楽。これだけ充実の銭湯なら、とたっぷり一時間以上かけてバスタイム。なにしろお湯がよろしいっす。

上がりはロビーで野菜ジュースで一服。このロビーからも市内を一望できるっす。自販機も5機くらいあって、タバコの販売機も。むろん、ビールも置いてあるっす。他に新型マッサージ機が3台。TVでは北朝鮮の工作船引き上げのニュースをやってて、地元のみんな黙ってTVを見てる。そうか、鹿児島に揚げられたのか。鹿児島だと近いし、当事者感覚も強いんだろうなあ。


(このまたまったりとした休憩ロビー)

っつー訳で、お湯良し!設備良し!眺望良し!素晴らしい!値段も330円で、しかも朝4:30から深夜2時まで営業と来たもんだ!星二つつけておくっす。


(鹿児島県旗
桜島に島津マーク?)

鹿児島県庁の方よりご指摘、
県ではなくて市章だそうな


(鹿児島県庁
やはり、ここは今も島津藩だったのか…)

これも市役所とのことっす


(「キミのためなら死ねる!」
岩清水君も
言ったとか言わないとか)

(2002年10月)