神乃湯


(霧島高原の中にある公衆温泉)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR霧島神宮からバス?

桜島から…憧れの霧島へ。やっぱり温泉マニアも名乗るなら、この地は外せまい。が、ちょっと時間が少ないんだよなあ。せいぜい一軒くらいしか入れそうもないっす。っつーことで、県道沿い、霧島町温泉センターの神乃湯へ。やっぱり町営っつーか、町が絡んでるんだろうなあ、それにしても立派な建物っす。税金投入施設であることは間違いないっす。ま、税金投入が悪いとは全然言わんっす、住民の役に立ってるならその方が良かろう。正面に大駐車場。


(霧島高原の牧歌的光景)

それにしても霧島、牧歌的な光景っすねえ。前に湯布院に行ったときも、そんなのどかさを感じたけど…向こうに霧島の連峰が見えるっす。施設の正面では野菜の販売、一個100円で「勝手に投入持っていき」式っす。下足は棚。この辺り、地方のおおらかさを感じるっす。

さて、自販機で券を購入、300円。安いよなあ…入り口入るとかなり広いロビースペース。その奥に座敷の休憩所があるっす。ここは飲食設備なし、その代わりに持ちこみは自由みたいっすね。自販機は各種、アイスもあるっす。立派な施設、福祉入浴設備も併設してるみたいだから、その点でも優遇措置とかあるんだろうなあ。


(広い休憩所)

さて、脱衣場へ。ここは浴室が男女日変わりの模様。ラッキーなことに、今日は男湯はイロモノ豊富なサイドみたいっす。脱衣場は特にヘンテツもない、新しい温泉施設的な脱衣場。鍵付きのロッカーもしっかりあるっす。長椅子。

浴室へ。天井はまずまず高いっす。新しい施設だなあ…半円型を区切ってあるので、全体的に四分円型の浴室。桶と椅子は普及品。まずはかかり湯。カランは温度調整付きのハンドシャワー、むろん湯量、湯温OKっす。

さて、一面がガラスで明るい浴室。太陽の日がさんさんと差し込んでいるっす。霧島高原は太陽に近いんだよなあ…紫外線も強かろう、もしかして冬のこの時期に銭湯で日焼けしちゃうかも!?

壁際に沿った形で浴槽が配置。ちなみに源泉は58度の単純泉、無色透明っす。まずは深風呂から…温度は41度強っつーところだろうか?その向こうに座ジェットが6機、2機はふくらはぎのみ2穴、2機は腰のみ2穴、さらに奥は「椅子型」がない2穴。その隣には寝風呂。タイルが綺麗に傾斜しており、寝ごこち満点。腰下から泡噴出の他、足裏噴出も。これが本当に気色良いっす。その隣がバイブラ。さらにデンキ風呂もあるっす。これはさすがにソフト目になっているかな…

で、おかしなことに、主浴槽の両端に、二つとも薬湯槽があるっす。同じような薬湯、色はあまり派手についていないところを見ると、天然ハーブ系だろうか。こっちは温度が少し高めで42度強っつーところ。

さらにサウナへ。この施設、なんとサウナもあるっす。15人は入れそうなサウナ、温度は70〜80度っつーかなりソフト目のサウナっす。TVはなし、中では演歌が流れているっす。サウナの次は水風呂、この水風呂はかなり広めだなあ。最後はボディシャワー、頭上と横の両方から湯が噴出。

っつーことで、タダの温泉ではなく、日常の風呂として必要な部分は全て備えているっす。値段も安いし、利用しているのは地元の人が圧倒的に多い模様…っつーことになると、やっぱり分類は銭湯か。分類なんぞどうでもいい話なんだけど、あっし的にはやっぱり「ほとんどが観光客」「カラン等、日常的に風呂として使う設備が無い」のは、やっぱり「観光温泉」であって、銭湯のジャンルに入らないんすよねえ…「地元の人の日常の風呂」であってこそ、日々の挨拶とか、地元特有の庶民文化的な雰囲気があるんだよなあ。ま、スーパー銭湯的で味気ない部分もないこともないが、値段、設備、環境の点でばっちりっす。


(帰りに見かけた鳥居、ここが霧島神宮?)

(いくつかの興味深い筋のリンク 1 2 3

(2003年3月)