松乃湯


(地方銭湯らしい小さな煙突)

aqua.gif (191 バイト) 場所 長崎市電 松山町電停 徒歩3分

長崎へ。長崎の銭湯は営業時間が短いんだよなあ。おおむね9時か10時に終わりっす。飲みが入るとなかなか行くのが難しいっす。朝方、グラバー園近くの日栄湯を覗いてみる。雰囲気ありげだが、営業してないのが残念。


(グラバー園近く、大浦天主堂)

(グラバー園より湾内を望む。長崎は三菱の街。)

(グラバー園は修学旅行のガキどもで賑わう)

(こちら市内方向、爆心地は中央やや右手)

(こちら日栄湯)

(なかなか雰囲気の入り口)

さて、ようやく時間が取れたので、浦上地区の松乃湯へ。チンチン電車の松山町電停から徒歩3分ほどっす。長崎は市内を4路線のチンチン電車が走り、料金も均一100円とかなり安いっす。市民の足となっているっす。


(浦上エリアといえば浦上天主堂)

(そしてコレ)

浦上地区、この辺りはまさしく昭和20年8月9日11時2分に原子爆弾が落ちたそのエリア。近くに平和公園、原爆資料館など。ちなみに長崎は修学旅行エリア、街中制服だらけっす。さて松乃湯、その町並みの中に小型の煙突、正面に「酵素風呂」と書いてあるっす。牛乳石鹸のシャワラン暖簾も相当年季が入っている模様。ドアは西日本の古い銭湯っぽく、やや斜めのパタパタと開くタイプのドア。裏手にコインランドリー。


(夜の入り口)

中に入ると下足入れはキングの小さい鍵。番台、長崎銭湯料金300円を払うっす。それにしても300円…沖縄に次いで日本で安いところなんでないの?天井はまあ、低くもなく普通。天井からいろいろと飾りものがぶら下がっているっす。

脱衣ロッカーは例によって戸に大きく番号のついたものっす。鍵はKING、一部おしどりも混じるっす。KAMACHO SCALEのアナログ体重計、旧型のマッサージ機。

さて浴室へ。天井は西日本型の真中に湯気抜きがあるタイプ、センター浴槽で両サイドにカラン。で、なんと、ここは小さめの木桶。西日本って、木桶のサイズすら小型っす。緑椅子。カラン総計12個、カランは宝マーク付きの丸型赤青、シャワーともども湯量、湯温OKっす。

関西タイプの、センターに主浴槽、奥の両サイドに副浴槽っつー配置っす。まずは「橋本7度煎」の看板がかかった薬湯槽へ。この橋本七度煎っつーのは、長崎の銭湯で一般的な入浴剤の模様。やや濁った茶色で、漢方の香りもするが…この温度は?38度くらい。まあ、なんとなくウォーミングアップ。この薬湯槽の隣になんと水風呂。特に冷却はしてないんだけど、水風呂あるだけで全然違うっすよねえ。

もう一方の副浴槽は、やっぱり薬湯、こっちは一般的な入浴剤の「よもぎの湯」になっているっす。で、温度は熱めで43度くらい。うむ〜、このくらいメリハリがあってくれると嬉しいっす。あと、こっちの浴槽には1穴のジェットが2機付き。

主浴槽、これは浴室センターにで〜んと鎮座するんだけど、なんと!ステンレスの浴槽?もともとタイルだったようなんだけど、どうもメンテナンスの関係上、ステンレスに変えたみたいっす。浴室の壁とかのタイルを見る分には、結構古い銭湯のようだが…で、一部バイブラ、あとは1穴のジェットが2機付き。ちなみに客層は完全に地元系っす。

上がりは…ドリンクチェックをするが、ビン牛乳なんかを含めて6種ほど、ささやかな品揃えっす。それにしても、閉店時間が21時なんだけど、20時45分には閉めてしまってたなあ。おおむね客層が決まってて、一通り入るともう来ないっつーのが分かっちゃってるんだろうなあ。TVでは…日本シリーズ、何と巨人がストレート4勝。確かに巨人は強いが…なんか盛り上がりに欠ける日本シリーズだよなあ。っつーわけで、小型の地元の「お風呂やさん」っつー感じの銭湯っす。


(そして市内の眼鏡橋)

(川の水が今一つ少なかったんだよなあ)

(これは新地中華街、ちゃんぽんの本場)

(2002年11月)