湯の坪共同温泉


(正面の黄色いポストに入浴料を入れる)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR由布院駅 徒歩15分

憧れの由布院へ。っつーか、町名は湯布院、JRの駅名は由布院、温泉の名前はこれまた由布院温泉、っつー混乱してしまうんだけど…町役場がウケを狙って湯布院に改名したのかな?とか思ってると、なんと「由布院町」と「湯平町」が合併して湯布院町になったっつーこと。なるほど。

行きは大分から…便数ないんだよなあ、各駅停車に乗り込むが、これが1両編成の真っ黄色の可愛いディーゼル車。各停でも1時間ほどっす。大分の比較的なだらかな山を眺めながらゆっくり進む。そのうち由布岳が見えてくると由布院駅。駅も観光名所っぽく作られてるっすね。


(かわいいディーゼル1両車)

(JR由布院駅)

さて湯布院町、中心部は歩いて回れるくらいのミニサイズ。でも時間が勿体ないので、温泉めぐり用に駅前でレンタサイクルを借りる。1時間200円。これは便利だ。それにしてもこの街、なかなか可愛らしい街っつーか、川が流れて田園風景、回りはのどかな山だし、ケバいものは全然ないし、ギャル受けしそうな街だなあ。あと、街中に信号機が全然ないのもびっくりっす。


(由布岳と田園光景)

さてまずは…身体を洗いたかったので、おそらく浴場っぽい湯の坪共同温泉へ。これは地元町内の共同管理の生活湯っす。建物は小さいがなかなか立派、前を見ると記念碑、どれどれ、4500万円で建てたのか。高いのか安いのか良くわからんが…

入り口に200円入れてください、と投入箱。要するに、誰も人がいなくて勝手にカネ入れて入るっつータイプ。ガイドブックには100円とあるから、値上げしたのか…なお、観光客は10時から18時まで。18時から22時までは地元民専用の入浴タイムのようっす。入り口を入ると管理組合の名札がずらりと並ぶっす。まさに共同湯。九州大学分析の泉質表があるが、単純泉とのこと。湧出温度は60度以上あるっす。


(温泉分析書)

さて、男湯に入る。シンプルな脱衣場。棚と、一応観光客用に100円ロッカーが4機設置。まだ誰も入ってないようなので、棚を使う。あと、隅に洗面所が 一つ。

浴室へ。うん〜、これは結構いい感じだなあ。シンプルな浴室だが、天井高い木造建築。真ん中に岩風呂風の綺麗な浴槽が一つ、フチは木になってる っす。ひっきりなしにお湯が注ぎ込まれているようなので、とても綺麗な湯っす。まだ午前中なんで、なんかまぶしい。

共同湯なので、カランが2機ついてて、ちゃんと鏡もあるっす。しめしめ、これが狙いだったのよ…と蛇口を捻ると、なんと何も出てこない!?しまった、蛇口が開くのは共同湯の時間帯になってからなのか?まあいいや、綺麗な湯なので、桶で湯をすくって身体と髪を洗う。ノープロブレムっす。まあ、ここは生活用の湯っつー雰囲気だな。

で、浴槽へ。フチの木の感触がなかなかよろしいっす。湯温は42度くらい。 無色透明の湯だけど、ちらほらと湯の華が。明るい中の温泉はサイコーっす。 浴槽も結構いい浴槽だよなあ。っつーわけで、シンプルそのものだけど、 なかなか綺麗な地元の人の共同湯だったっす。


(ゴージャスでしょう?)

(2002年2月)