金時湯


(四角い行灯の看板)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR名古屋駅 徒歩8分

東京に戻る前に名古屋で一湯。MLで教えて貰った、名駅裏の金時湯へ向かう…前に飯食うか、っつーことで手軽なところで新幹線口地下のエスカへ。さて、何食うかな…あれ?こんなところに矢場とんあったけ?それともひつまぶしか…迷った挙句、超ひさびさに山本屋本店の味噌煮込みうどんへ。いや〜、混んでますねえ、しかしこの値段は…そっか、高いからしばらく敬遠してたんだな、いい商売してるよなあ。次に入るのは5年後か?

さて、腹も一杯になったし、金時湯に向かうか。駅西銀座を直進、この通り、何度か来た記憶があるな。名古屋ギャルと付きあったことあったから、名古屋は結構詳しいのだ。それにしても、なんか昭和臭な商店街だこと。住所を把握してなかったから、場所が分かるかな?と心配したが、銀座が切れる辺りに通りに面して「ゆ」の行灯看板。駅から8分っつーところか。


(名古屋駅西口の銀座)

構えはごく普通の建物っぽいっす。裏に回ると東京に比較すると低めの煙突。入口は2重構造になってて、内側に、多分牛乳石鹸の熊さん暖簾だが…カットして小さめにしたのかな?


(カットして小さめにした感じ)

中に入ると番台のお姉様が…寝てる。あっしが「すみません」と言うと、恥ずかしそうに「ハイハイ」名古屋銭湯料金は380円っす。下足入れは名古屋型の通気性の良い木の下足入れ。脱衣場天井はさほどは高くないっす。フジの旧型マッサージ機が2台、デジタル体重計。真ん中に長いす。番台上部にはTV。ロッカーは名古屋方式の半透明なガラスに番号が書かれたものっす。鍵はどこのメーカーか判明しないが…PATENTとあるならブランド名入れとけよ〜。

で、ここで気になるもの…番台の脇に「定員 男60女60」の表示。名古屋の、特に駅周辺の銭湯にはこの「定員」表示があるんすよねえ。これはいったいどういう意味だろうか…そもそもロッカーは50番までしかないが。長方形の竹の籠もいくつかあるが、これが便利なことにすっぽりとロッカーに入るサイズのものらしいっす。浴室への入口付近は名古屋らしく、広くタイルの床になっており、この銭湯は何と、両側に流しがあるっす。しかも湯のカランと水のみの蛇口まであり。浴室入口上部には、連峰のモザイクタイル絵

さて浴室へ。浴室天井は、古めの銭湯らしく剥き出しのコンクリートっす。桶は花王のオレンジ小型。真ん中に浴槽、あと奥の壁際に3槽、カランは両サイド。カランは赤の丸型レバー湯のみ、手前の3つだけ湯と水の両方があるっす。湯温、湯量ともにOK…シャワーがちょっと細いかな。客はまずまずの入りっす。やっぱり年寄りが多めか。

まずは奥の浴槽から。窓側が何もない浅風呂で42度くらい。奥の壁のタイルが…ミッキーマウスとドナルドダック?の小さなプリントが入ったもの。で、その隣の槽がデンキ風呂、デンキはまずまずの強さでビックンビックンとパルスが来るっす。センター型が1穴のジェットが2機、足元がバイブラ。ジェットの勢いは結構強くて、なかなか気色よいっす。

後はど真ん中の主浴槽、半分くらいは浅い部分。それにしても、全体的に浴槽のタイルがかなり細かくて、微妙にカーブを作っていて角がないっす。この角の無い浴槽って、万一転んだりしたときに安全だからいいっすよね。こっちは温度はやや高くて43度くらいっす。

上がりは…ソフトドリンクはまずまずの品揃え、なぜかここはビンのコーラじゃなくって、ビンのペプシだな。あっしはチェリオのグレープ、80円を賞味。あれ?このドリンクって、炭酸入ってないのか…っつー訳で、そんなに大した設備がある銭湯ではないけど、居心地はなぜかいいかもしれんっすね。ゆっくり汗を流せば、帰りの新幹線は大爆睡状態、あら不思議、あっという間に東京駅っす。乗車前の銭湯はこういう利点もあるんだよな…

(2003年5月)